<岡崎市内では絶滅した可能性が高い蝶>       


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セセリチョウ科

・ギンイチモンジセセリ (準絶滅危惧)    Leptalina unicolor (Bremer et Grey, 1852)



写真数: 1枚

記録地点
【特  徴】 矢作川の堤防や荒地に生息していた。2011年の夏,豪雨によって発生地の矢作川の堤防が長時間にわたって浸水し,2012年以降,毎年調査しているが,見つかっていない。
【雌  雄】 ♂は,前翅翅頂が丸みを帯び,♀は,雄より大型で,翅形が尖るので,雌雄を区別することができる。
【発生期】 年3回発生しており,5月上旬から下旬,7月上旬から下旬,8月下旬から9月中旬に見られた。
【近似種】 なし
記録
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月




































記録年
月日,場所,個体数,記録者
197927-Z,上青野町,1♀,太田達之
19808-Z,上青野町,3♂♂1♀,太田達之13-Z,上青野町,5♂♂1♀,太田達之・鳥居彰
19995-\,天白町,1♂,杉坂美典
201010-Z,上青野町,1♂,杉坂美典
201114-X,上青野町,1♂1♀,杉坂美典
2012これまでの発生地,およびその周辺では,記録なし
2013これまでの発生地,およびその周辺では,記録なし
2014これまでの発生地,およびその周辺では,記録なし
2015これまでの発生地,およびその周辺では,記録なし
2016これまでの発生地,およびその周辺では,記録なし
2017これまでの発生地,およびその周辺では,記録なし
2018これまでの発生地,およびその周辺では,記録なし
2019これまでの発生地,およびその周辺では,記録なし
2020これまでの発生地,およびその周辺では,記録なし
2021これまでの発生地,およびその周辺では,記録なし
2022これまでの発生地,およびその周辺では,記録なし
2023これまでの発生地,およびその周辺では,記録なし


タテハチョウ科

・ウラギンスジヒョウモン (絶滅危惧)    Argyronome laodice japonica (Menetries, 1857)

♂ 表


♂ 裏

写真数: 2枚

記録地点
赤点は,過去の産地)

【特  徴】 丘陵地の水田の横などに咲くアザミなどの花によく集まっていた。1981年以降は,記録がない。
【雌  雄】 ♀は,前翅翅頂に白点が現れ,翅形が丸くなるので,雌雄を区別することができる。
【発生期】 年1回発生し,6月から10月に見られた。
【近似種】 オオウラギンスジヒョウモンに似るが,本種は翅形が丸くなるので,区別することができる。
記録
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月




































記録年
月日,場所,個体数,記録者
19764-Z,大幡町,1♂,杉坂美典
197910-Y,池金町,1♂,杉坂美典
198015-Y,竜泉寺町,1♂,杉坂美典22-Y,本宿町,1♂,松井直人

・イチモンジチョウ    Limenitis camilla japonica Menetries, 1857



写真数: 1枚

記録地点

【特  徴】 川沿いの林道や荒地などで,かなり飛びまわる空間が広い場所に生息する。1982年以降は記録がない。
【雌  雄】 ♀は,翅形が丸くなり,翅表の白斑が大きくなるので,雌雄を区別することができる。
【発生期】
 年2回発生し,5月下旬から9月にかけて見られる
【近似種】 アサマイチモンジに似るが,後翅裏面中室の黒斑が本種は平行になるが,アサマイチモンジはV字型になるので,区別することができる。
記録
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月




































記録年
月日,場所,個体数,記録者
197429-Y,須渕町,3♂♂1♀,杉坂美典

198131-X,須渕町,1♂,杉坂美典31-X,茅原沢町,1♂,杉坂美典3-Y,池金町,4♂♂1♀,杉坂美典
7-Y,蓬生町,1♂2♀♀,杉坂美典7-Y,蓬生町,1♂1♀,杉坂美典

・オオミスジ (絶滅危惧)    Neptis alwina (Bremer et Grey, 1852)






写真数: 3枚

記録地点
赤点は,過去の産地)

【特  徴】 植林されたウメの林に生息している。岡崎市産の日本における本種の分布の南限であった。
【雌  雄】 ♀は,翅形が丸くなるので,雌雄を区別することができる。
【発生期】 年1回発生し,7月上旬から8月に見られた。
【近似種】 ミスジチョウに似るが,本種は大型で,前翅翅表の中室の白斑の形がギザギザになるので,区別することができる。
記録
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月




































記録年
月日,場所,個体数,記録者
198312-Z,田口町,1♀,三浦重光
199821-Z,石原町,1♀,杉坂美典9-[,石原町,1♀,杉坂美典
詳細な解説があります

・クロヒカゲモドキ    Lethe marginalis (Motschulsky, [1861])






写真数: 9枚

記録地点

【特  徴】  県内でも珍しい蝶である。♂は夕方になると占有行動をする。
 愛知県岡崎市では,2017年以降,全く記録がなく,既知の生息地の環境は変化していないように見えるが発生しておらず,採集圧が酷かったため,絶えたかもしれない。
【雌  雄】 ♀は,翅表の色が薄くなり,翅形が丸くなるので,雌雄を区別することができる。
【発生期】
 年1回発生し,7月中旬から8月かけて見られる。
【近似種】 (クロヒカゲの欄を参照)
記録
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月




































記録年
月日,場所,個体数,記録者
198228-Z,非公開,1♂,杉坂美典
19933-[,非公開,1♂,杉坂美典
19975-[,非公開,2♂♂,杉坂美典
200812-Z,非公開,1♂,伊藤啓司2-[,非公開,1♂,伊藤啓司
20134-[,非公開,1♂,足立幸子
201412-Z,非公開,1♀,関戸裕靖
201618-Z,非公開,1♂2♀♀,原 廣司




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