キマダラセセリ



・キマダラセセリ     Potanthus flavus flavus (Murray, 1875)    名義タイプ亜種


写真数: 38枚 


出現頻度
★★☆☆☆
【特  徴】 小型の褐色のセセリチョウである。雑木林の周辺に多く見られ,非常に速く飛ぶが,各種の花によく集まる。
【雌  雄】 ♀は,若干,翅形が丸くなるが,ほぼ雌雄同型なので,雌雄を区別するのは難しい。
【食  草】 ススキ・ノガリヤス・ジュズダマ・チガヤ・オヒシバ・メヒシバ・ノビエ・エノコログサ・チヂミザサ・アシボソ(イネ科),ミヤコザサ・ゼザサ(タケ科)
【発生期】  暖地では,年3回,発生し,5月上旬〜下旬,6月中旬〜7月中旬,8月下旬〜9月下旬にかけて見られる。
 寒冷地では,年1回,発生し,7月〜8月にかけて見られる。
【発生地】  北海道から九州にかけて分布している。
 愛知県内では,各所で見られる。新城市作手では,各所で見られた。
【分  布】  種としては,日本以外では,インド北部,ビルマ,マレー半島,中国,アムール,朝鮮半島,フィリピンのミンダナオ島に分布している。
 中国では,遼寧省,河北省,陳西省,湖北省,江西省,福建省,浙江省,西蔵區,四川省,広東省,雲南省に分布している。
【近似種】 ヒメキマダラセセリに似るが,黄色斑の形で区別することができる。
発生期

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
暖  地



































寒冷地



































記録
1976.7.4,愛知県岡崎市保母町,2♀♀
1978.7.12,愛知県岡崎市下青野町,1♂1♀
1979.8.29,愛知県岡崎市坂左右町,1♂
1980.5.18,愛知県岡崎市須渕町,1♂1♀
1980.6.13,愛知県岡崎市中園町,2♂♂,村田文彦
1980.6.14,愛知県岡崎市中園町,3♂♂,村田文彦
1980.6.18,愛知県岡崎市中園町,1♂,村田文彦
1981.6.21,愛知県岡崎市大幡町,1♂
1991.6.30,愛知県岡崎市本宿町,1♀,松井直人
1991.9.4,愛知県岡崎市本宿町,1♂,松井直人
1993.9.7,愛知県岡崎市本宿町,1♂,松井直人
1993.9.13,愛知県岡崎市本宿町,1♀,松井直人
1997.9.16,愛知県岡崎市本宿町,1♀,松井直人
2003.9.9,愛知県岡崎市高隆寺町,2exs,柵木宗孝
2004.9.16,愛知県岡崎市戸崎町,4♂♂2♀♀
2004.9.21,愛知県岡崎市戸崎町,3♂♂
2005.9.15,愛知県岡崎市戸崎町,6♂♂1♀
2012.7.7,愛知県岡崎市日名南町,1♀
2013.6.23,愛知県新城市作手長ノ山湿原,3exs
2016.8.29,愛知県岡崎市小呂湿地,1♂
2017.6.23,愛知県岡崎市奥殿町,1♂
2017.9.27,愛知県岡崎市小呂湿地,1♂
2018.7.24,長野県下伊那郡売木村,1♀
2018.9.5,愛知県豊橋市豊川堤防,1♂
2019.9.3,愛知県岡崎市小呂,1♀





 

 どうしても見つからなかったら,写真を下記まで送ってください。

E−mail

名前を調べるためのヒントをお知らせします! 
  



「チョウの名前調べ」
「日本の蝶」
「蝶の生態写真集」
「蝶の研究」
杉坂美典」のトップページ
E−mail