1.キシタウスキシロチョウ
本種は,最近,日本でも記録され,台湾でも発生するようになった。今回は,5月29日に台湾南部の墾丁国家公園の隣にある社頂公園で撮影 することができた。個体は1♂で,道端の荒れ地に咲いていたセンダングサの仲間の花で吸蜜していた。10分間程,飛び回っていた ので,数多くの写真を撮影することができた。
<撮影データ> 種名:キシタウスキシロチョウ 1♂ 撮影日:2014年5月29日 撮影場所:台湾 屏東県 恆春鎮墾丁 社頂公園 撮影者:杉坂美典
2.トガリワモン
本種は,東南アジアに広く分布する種で,近年,台湾の北部から中部にかけて確認されるようになった。 6月11日に台湾中部の本部渓に出かけ,渓流沿いの道端で本種を記録することができた。40年程前,マレーシアに採集に出かけ たとき,ジャングルで見かけた蝶が,台湾の中部の山地で見ることができるとは,とても驚かされた。飛翔は地面を這うように飛ぶが, すぐに止まったので,撮影は容易であった。
<撮影データ> 種名:トガリワモン 1♂ 撮影日:2014年6月11日 撮影場所:台湾 南投県 埔里鎮 本部渓 撮影者:杉坂美典