シノニムとは

Wikipedia より
 
生物の分類でのシノニム例

 ある同一と見なされた生物の分類群に付けられた学名が複数あるとき、これらはシノニムであるという。

 シノニムを和訳した「異名」(旧訳では同物異名)という語が使われることもある。例えば、アサガオの学名にはIpomoea nilやPharbitis nilがあり、これらはアサガオという1種を指す二つの名、すなわち片方はもう片方の別名であり、相互にシノニムの関係にある。しかし有効な学名は1つしか認められないので、基本的に先につけられた名(古参異名・先行異名/古参シノニム・先行シノニム)が有効になり、後からつけられた名(新参異名・後行異名/新参シノニム・後行シノニム)は無効となる。しかし実際にはこのような単純な例ばかりではなく、複数の学名が指すものが本当に同一種であるかどうかといった分類学的な意見の相違などもあり、どのシノニムが有効か研究者によって意見が異なる場合もある。





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