翠    峰


...
..<総合評価>     ★ ★

● 発生数        
(3月〜4月)
★ ★ (5月)
★ ★ ★ ★ ★ (6月〜7月)
● 種類数
(3月〜4月)
★ ★ (5月)
★ ★ ★ ★ ★ (6月〜7月)
● 行程の容易さ★ ★ ★ (行きは下り道)
● 行程の安全性   
★ ★ ★ (安全)
● 目的地までの経費 
★ ★ ★ ★ (往復バス=300元)
● 人の多さ 
★ ★ ★ (ほとんどいない)

   
  翠峰は,埔里から行ける標高2200mを超える山岳地帯である。しかし,周辺は,やは
 り牧草地と別荘になっており,周辺を探索したが,あまり良い場所は無かったが,松崗へ
 向かう途中に,三角峰古道があり,高山蝶を見ることができる。

...<標   高>   2289m (翠峰バス停) 〜 1856m (カ行産業道路分岐点)

...<採集の可不可>    風景特定區内
  昆虫採集は,禁止されている。駐在所がバス停の近くにあり,採集用具を持っていると,
 警察官に指導を受ける。

...<宿泊地までの交通手段>
  台中から埔里までの高速バスがある。その埔里を基地として,バスを使って山岳地帯の
 ポイントへ出かけるとよい。

...<宿   泊>
  埔里には,大きな町で,たくさんのホテルがある。さらに,バスのターミナルがあり,山岳
 地帯への便も良い。さらに,バス代が安いのもありがたい。

...<目的地までの交通手段>
  埔里から翠峰行きのバスは,1日に3本あるだけで,1便を使って行った場合,翠峰周辺
 で50分間探索して,同じバスに乗って山を下るか,松崗まで歩いて戻るしかない。

...<日   程>
  埔里を翠峰行きのバスが7時10分に出るので,それに乗って終点の翠峰まで行くと,8時
 40分に着く。そこで,50分ほど探索してから9時35分発のバスに乗り,10分間乗って,松
 崗まで行き,1時間ほど探索後,南山溪や本部溪に行く方法もある。翠峰発12時50分のバ
 スで帰れば,4時間の探索ができる。

...<昼   食>
  観光地なので店はあるが,時間の関係で,埔里の町で昼食を買っていく方が便利である。

...<ト イ レ>
  ない。

...<特筆すべき蝶と撮影ポイント>  
  ・ アケボノアゲハ   バス停
     トイレ裏のミズキの花にたくさん飛来していた。
  ・ オジロクロヒカゲ   バス停
     道路やその周辺の雑木林で,数頭を確認できた。
  ・ ワイルマンシロチョウ   派出所の北
     警察の派出所から北側に山を下りる道があり,林道沿いで数頭を確認できた。
  ・ タカムクシロチョウ    三角峰古道
     三角峰古道で数頭を確認することができた。
  ・ タイワンコヤマキチョウ    三角峰古道
     三角峰古道や松崗への道路沿いの雑木林で,数頭を確認できた。
  ・ ホッポアゲハ   松崗への道路沿い
     トイレ裏のミズキの花に飛来していた。

 ...
<埔里を起点とするバスの時刻表> (20184


. <撮影ポイントの案内>
   埔里からバスを使っていくことができる標高2,309mの場所である。自然は残っているが,
  春は寒さのせいか,あまり昆虫はいなかった。
   バス停を降りた周辺の道路には,オジロクロヒカゲが数頭,止まっており,車にも引かれ
  ていた。しかし,他には,全く昆虫は見られなかった。そこで,北東に進む道を探索した。道
  は,下り道が延々と続き,道の周りには,蝶が集まる木が花をつけていたが,やはり何もい
  なかった。
   警察局の派出所から北西へ続くカ行産業道路には,ワイルマンシロチョウタカムクシ
  ロチョウが木々の上を飛翔していたが,ほとんど止まらないので,撮影は難しかった。
   松崗から東へ降りる道は,果樹園に続く道で,開発されていてあまりチョウはいなかった。
   国道を松崗に向って下っていくと,途中で東側に降りられる場所があり,三角峰古道へと
  つながっていた。ここでは,タカムクシロチョウが足元を飛んでくれたので,たくさんの写真を
  撮ることができた。高山蝶のタカムクウラナミジャノメも撮影することができた。
   国道を下って行き,松崗に近づいた頃,道路の東側にノリウツギが咲くポイントがあり,
  イワンコヤマキチョウが飛来していた。さらに,ホッポアゲハの♀も飛来し,写真を撮るこ
  とができた。
<下の写真をクリックすると,大きな画像を見ることができます>

埔里を基地とする周辺の地図


バス停終点・翠峰周辺の地図


バス停・翠峰付近の様子



三角峰古道への入口



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