『 第21回 中国・桂林撮影旅行記 』
2019年3月13日〜3月17日
..・・・・・ 春の中国・桂林の旅 ・・・・・..
杉 坂 美 典..........
● プロローグ
今回は,高校時代の同級生2人とその家族と一緒に,中国の桂林を訪れ,私は,チョウの撮影を中心に動こうと考えている。さて,どうなるであろうか。
● 3月13日 セントレア→桂林 曇り
9時15分の飛行機でセントレアを出発し,上海経由で,広州空港まで6時間,飛行機に乗った。さらに桂林までは,新幹線で2時間。ホテルに着いたのは,深夜の11時30分であった。翌日は,6時起床なので,風呂に入ってすぐに寝ることにした。
● 3月14日 桂林 曇り 一時 晴れ
桂林の棚田がある場所に行った。しかし,曇りで気温が13度と低く,チョウがいそうな場所はいくつかあったが,全くいなかった。
午後3時になり,桂林の町中に戻ってきた。途中の道路わきを観察し続けたが,チョウの姿は全くなかった。今日は,チョウを見るのは無理だと感じた。ところが,しばらくすると,太陽が顔を出した。そこで,休憩所の近くの雑木林を探索してみると,何とタイワンモンシロチョウ♀が現れたではないか。走って後を追いかけた。ところが,人家の庭に入ってしまった。そこで,インターホンを押し,家の人が現れるのを待った。しばらくすると,おじいさんが出てきてくれた。そこで,チョウの写真を撮らせてほしいことを告げると,快く庭に入れてくれた。チョウを探すと,ナタネのような植物に止まっていた。たくさんの写真を撮ることができた。その後,産卵行動もしたので,撮影することができた。写真は十分に撮れたので,お礼を言って庭を出た。本当にありがたかった。その後は,周辺を探したが,何もいなかったし,七星公園も探索したが,曇ってきて,何もいなかった。明日は,川沿いを探索する予定である。
● 3月15日 桂林 曇り
桂林で川下りをした。景色はとてもよかったが,気温が低く,チョウは全く見られなかった。午後3時から2時間の自由時間があったので,宿の周辺を探索した。湿地が多く,環境としては面白い場所であったが,やはり何もいなかった。明日も桂林の周辺を探索する予定である。
● 3月16日 桂林 曇り
桂林の鍾乳洞を探索したり,自然公園の探索をしたりした。2時間近く探索したが,気温が低く,全くいなかった。明日は,帰国である。
● 3月17日 桂林 曇り
桂林のホテルを6時20分に出発し,バスで新幹線の桂林駅に向かった。早朝に出発し渋滞を避けたため,予定時間より20分間,早く着くことができた。そして新幹線で広州駅に着くことができた。そこからは,バスで広州空港へ向かった。今日は,気温が高く,タイワンモンシロチョウ2頭,ウスムラサキシロチョウ1頭を見ることができた。そして,予定通りに広州空港に着き,飛行機に乗ることができた。上海空港までの飛行時間は2時間半である。飛行時間が1時間半近くになった頃,突然,飛行機がガタガタと揺れだした。乱気流かなと思った。そして,到着時間が少し遅れ,機内のアナウンスが,やけに何度も繰り返された。何かあったのかなと思ったが,無事,空港に着陸することができた。すると,何と着陸したのは,広州空港であった。機内のアナウンスでは,機体に故障が見つかったので,機体を取り換えるので,数時間,広州空港で待機するとのことであった。上海空港に行かなかったのは,取り換える機体が広州にあるからで,墜落しなくて本当によかった! と思った。しかし,この状態では,今日中に上海空港から飛び立つか分からないし,セントレアについても,帰る電車がないので,セントレア泊になることは間違えなかった。
結局,飛行機は,4時間遅れで上海空港を飛び立ち,セントレアに無事着いたが,予想通り,空港近くのホテルに泊まりとなった。ホテル代は,中南航空が負担したので無料であったが,18日の早朝に帰宅となった。
● エピローグ
仲間と観光が目的の旅行であったので,成果はあまり期待していなかったが,ここまで天候に恵まれない旅行は初めてであり,飛行機のトラブルというオマケまで付いて,思い出に残る旅行となった。これまで,数十回,飛行機に乗っているが,こんな体験は初めてあり,二度としたくないものである。
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