...<総合評価> ★ ★ ★ ★ ★
陽明山総站からバスで二子坪站まで行く。
二子坪は,池が2つあり,観光客が多い。そこから先の向天池までは,薄暗い樹林となり, チョウは,ほとんどいない。 バス停・七星山方面は,バス路線を歩くので,帰路は楽である。 大屯自然公園へは,二子坪から歩いて15分ほどである。 ...<標 高> 835m (二子坪バス停) 〜 860m (ポイントF) ...<採集の可不可> 陽明山国家公園内 昆虫採集は,禁止されている。 ....<宿 泊> 交通の要所となっている台北を基地にして,北部一帯のポイントへ出かけるのが便利であ る。 ...<目的地までの交通手段> 台北からは,バスを使うのが便利である。陽明山まで,片道30元。陽明山の周遊バスは, 15元である。 ...<日 程> 台北を朝出て,ゆっくりと陽明山周辺を探索するとよい。 ...<昼 食> 食堂は,ほとんどないので,弁当を持っていく方が安全である。 ...<ト イ レ> バス停の終点にある。 ...<特筆すべき蝶と撮影ポイント> ・ コノハチョウ 二子坪
地面に降りて吸水している個体を撮影することができた。 ・ ナカグロミスジ 二子坪 地面に降りて吸水している個体を撮影することができた。 ・ キタテハ 二子坪 地面に降りて吸水している個体を撮影することができた。 ・ トガリオオチャバネセセリ 二子坪 地面に降りて吸水している個体を撮影することができた。 ・ コジャノメ 二子坪 地面に降りて吸水している個体を撮影することができた。 ・ タイワンウラナミジャノメ 二子坪 地面に降りて吸水している個体を撮影することができた。 ・ タイワンルリシジミ 二子坪 地面に降りて吸水している個体を撮影することができた。 ・ フタオチョウ 二子坪 地面に降りて吸水している個体を撮影することができた。 ・ ワイルマンクロヒカゲ 二子坪 地面に降りて吸水している個体を撮影することができた。 ・ オオルリモンアゲハ 鞍部站 樹上を飛んでいる個体を見ることができた。 ・ シジミタテハ 大屯自然公園 樹林の上で止まっている個体を見つけることができた。 ・ カバシタアゲハ・キボシアゲハ 大屯自然公園 桜の花に吸蜜に来ている個体を見つけることができた。 <撮影ポイントの案内>
陽明山の北西にある大屯自然公園の二子坪林道に行った。観光地化されていて,山
に歩きに来ている人が多く,驚いた。ここを訪れた目的は,カルミモンシロチョウであった が,いろいろな小道を歩いて探索したが,見つからない。そこで,仕方なく二子坪林道を奥 まで歩いて,池まで行ってみることにした。林道ポイントEはかなり薄暗く,所々にある陽だ まりでは,コノハチョウが占有行動をしており,調度,発生の盛期に当たっていたため,個 体数は多かった。かなり進んだ所の陽だまりでナカグロミスジを撮影することができた。そ して,二子坪の池ポイントFに出た。そこは,明るい草原もあり、キタテハ,トガリオオチャ バネセセリなどが花に飛来していた。 その道の奥には,池があるということなので,時間があったので行ってみることにした。と ころが,その道が厳しく,池に着いた時には,かなりばててしまった。池の周りは,やはり明 るくなっており,コジャノメ,タイワンウラナミジャノメを撮影することができた。帰り道では, タイワンルリシジミを撮影できただけであった。 二子坪ポイントFに戻ってみると,何と,フタオチョウが観光客の間を飛び回り,獣糞に飛 来したり,路上で吸水したりし,たくさんの写真を撮影することができた。 二子坪から,東の林道を歩いてみた。すると,400m程歩いた場所に駐車所があり,その 隅から山に入る小道があった。そこで,その道を降りてみると,川の源流部があることが分 かった。さらに進んでいくと,ポイントDの川に出た。昼食をとろうと座ったところ,クロセセリ が現れた。 鞍部站付近では,オオルリモンアゲハを見ることができた。 |
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