五   堵



...<総合評価>     ★ ★ ★

● 発生数      
★ ★ ★ ★ ★ (6月〜7月)
● 種類数★ ★ ★ ★ (6月〜7月)
● 行程の容易さ★ ★ ★ ★ (登りがきつい)
● 行程の安全性   
★ ★ ★ (安全)
● 目的地までの経費 
★ ★ (往復列車=70元)
● 人の多さ 
★ ★ ★ (ほとんどいない)

   半日ほどの時間がある時に行ってみるとよい場所で,シラホシヒメワモンがいた。

...<標   高>   17m (五堵駅) 〜 59m (ポイントD)

...<採集の可不可>
  昆虫採集は,私有地が多く,立ち入りが禁止され,公園が広く,公園内は採集が禁止
 されている。

....<宿   泊>
  交通の要所となっている台北を基地にして,北部一帯のポイントへ出かけるのが便利
 である。

...<目的地までの交通手段>
  台北からは,列車を使っていくことができる。安価で速い。

...<日   程>
  半日ほど時間の余裕ができたとき,簡単に行くことができる。五堵火車站まで行き,後
 は,歩く。

...<昼   食>
  駅前には,店があるが,山にはないので,買っていく。

...<ト イ レ>
  駅にしかない。

...<特筆すべき蝶と撮影ポイント>
  ・ シラホシヒメワモン
     畑の道に現れた。

 <撮影ポイントの案内>
  駅を降りると,北側に大きな川が流れていた。そこで,川沿いに歩いて,吊り橋を渡る
 ことにした。するとその橋の袂の側溝ポイントで飛び回る大型のジャノメチョウを見つ
 けた。近づいて撮影してみると,何と,ウスイロコノマチョウであった。しかも2頭,いる
 ではないか!これまで,何百頭もクロコノマチョウを見つけても,たった1頭しか見つか
 らなかったウスイロコノマチョウを2頭も見つけることができたのである。不思議なもの
 である。
  その後,大きな道路の下をくぐって,山際にたどり着くことができた。山の谷に続く小道
 があったので入ってみると,ポイントには,タテハモドキがいた。しかし,あまり奥へは
 入れないので戻ることにした。すると,ポイントの10mほど先に翅の先の部分がオレン
 ジ色をした見たことのないチョウが現れた。そして止まった! シラホシヒメワモンだ!
 近年,中国からの迷蝶が定着したものである。台湾の北部にしか生息していない。つい
 に撮影することができた。今日は,本当に運が良いと感じた。その後,山に流れる渓流
 の周辺ポイントを探索し,ダイミョウセセリタイワンホシミスジチャバネセセリ
 見つけることができた。
  帰りは,ポイントに入ってみたが,タイワンウラナミジャノメがいたくらいであった。
<下の写真をクリックすると,大きな画像を見ることができます>

台北市周辺の地図


五堵の地図



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