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..<総合評価> ★ ★ ★ ★ ★
合歓山のバス停・松雪楼は,埔里から行ける最も高い標高3100mを超えるバス停であ る。2018年からは,堀里の総停から,毎日,7:10に直通のバスが出るようになり,簡単に 行けるようになった。 ...<標 高> 3158m (合歓山バス停) 〜 3389m (合歓山東峰) ...<採集の可不可> 太魯閣国家公園内 昆虫採集は,禁止されている。 ...<宿泊地までの交通手段> 台中から埔里までの高速バスがある。その埔里を基地として,バスを使って山岳地帯の ポイントへ出かけるとよい。 ...<宿 泊> 埔里には,大きな町で,たくさんのホテルがある。さらに,バスのターミナルがあり,山岳 地帯への便も良い。さらに,バス代が安いのもありがたい。 ...<日 程> 埔里を翠峰行きのバスが7時10分に出る。 帰りのバスは,12:15 と 15:35 があるので,2時間半,もしくは6時間の探索ができる。 観光客は非常に多い。 ...<昼 食> 観光地なので店はあるが,時間の関係で,埔里の町で昼食を買っていく方が便利である。 ...<ト イ レ> 各所にある。 ...<特筆すべき蝶と撮影ポイント> 松雪楼の近くで数回,姿を現したが,撮影はできなかった。 ・ イワヤマヒカゲ 松雪楼の近くの東峰歩道で,かなりの数の個体を確認できた。 ・ ナガサワジャノメ 東峰の山頂近くのニイタカヤダケの群落で,十数頭の個体を見ることができた。
. <撮影ポイントの案内> 5月,バスを降りると標高が3100mを超えているので,さすがにひんやりとした空気が漂 っていた。山一帯は、背丈の低い竹で覆われ,チョウがいそうもない雰囲気であった。日曜 日であったので,車の数が非常に多く。なるべく人のいない場所を探したが,どこもかしこも 人だらけで,環境としてはかなり厳しい場所であった。しかし,ポイントA付近では,風に乗っ てアサギマダラ,テングチョウ,ウスキシロチョウ,シータテハ,ルリシジミの仲間,アリサ ンキマダラヒカゲが姿を現したが,止まる様子はなく,運よくアサギマダラ,テングチョウ, ウスキシロチョウを撮影できただけであった。 松雪楼から南東に伸びる林道を探索したが,樹林が深くて日差しが届かない場所が多く, チョウを見ることはできなかった。 午後は,国道を北に進んた一体を探索した。すると大きな谷があり,川の源流にあたる場 所ポイントBが見つかった。斜面はかなりきついが,人は全くいない。水があるので,植物の 種類も多かった。しかし,チョウはいなかった。下りに30分、登りに1時間を要した。だが, 6月〜7月であれば,ここにチョウが集まる可能性が高いと感じた。 ポイントAの南西にある合歓山東峰山頂のポイントCには,8月中旬から9月上旬にかけて, ナガサワジャノメがかなりの数,発生していることが分かった。しかし,なかなか止まらない ので,撮影は難しかった。ポイントAでは,かなりの数のイワヤマヒカゲが群生する花に吸蜜 に飛来するのを観察することができた。 |
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