合歓山  東 峰 歩 道


...
..<総合評価>     ★ ★ 

● 発生数        
(5月)
★ ★ ★ ★ ★ (6月〜7月)
● 種類数
(5月)
★ ★ ★ ★ ★ (6月〜7月)
● 行程の容易さ (上り下りがきつい)
● 行程の安全性   
★ ★ ★ (安全)
● 目的地までの経費 
★ ★ ★ ★ (往復バス=400元)
● 人の多さ 
(非常に多い)

   
  合歓山のバス停・松雪楼は,埔里から行ける最も高い標高3100mを超えるバス停であ
 る。2018年からは,堀里の総停から,毎日,7:10に直通のバスが出るようになり,簡単に
 行けるようになった。

...<標   高>   3158m (合歓山バス停) 〜 3389m (合歓山東峰)

...<採集の可不可>    太魯閣国家公園内
  昆虫採集は,禁止されている。

...<宿泊地までの交通手段>
  台中から埔里までの高速バスがある。その埔里を基地として,バスを使って山岳地帯の
 ポイントへ出かけるとよい。

...<宿   泊>
  埔里には,大きな町で,たくさんのホテルがある。さらに,バスのターミナルがあり,山岳
 地帯への便も良い。さらに,バス代が安いのもありがたい。

...<日   程>
  埔里を翠峰行きのバスが7時10分に出る。
  帰りのバスは,12:15 と 15:35 があるので,2時間半,もしくは6時間の探索ができる。
  観光客は非常に多い。

...<昼   食>
  観光地なので店はあるが,時間の関係で,埔里の町で昼食を買っていく方が便利である。

...<ト イ レ>
  各所にある。

...<特筆すべき蝶と撮影ポイント>  
  ・ アリサンキマダラヒカゲ 
    松雪楼の近くで数回,姿を現したが,撮影はできなかった。
  ・ イワヤマヒカゲ
    松雪楼の近くの東峰歩道で,かなりの数の個体を確認できた。
  ・ ナガサワジャノメ
    東峰の山頂近くのニイタカヤダケの群落で,十数頭の個体を見ることができた。

. <撮影ポイントの案内>
  5月,バスを降りると標高が3100mを超えているので,さすがにひんやりとした空気が漂
 っていた。山一帯は、背丈の低い竹で覆われ,チョウがいそうもない雰囲気であった。日曜
 日であったので,車の数が非常に多く。なるべく人のいない場所を探したが,どこもかしこも
 人だらけで,環境としてはかなり厳しい場所であった。しかし,ポイントA付近では,風に乗っ
 てアサギマダラテングチョウウスキシロチョウシータテハ,ルリシジミの仲間,アリサ
 ンキマダラヒカゲが姿を現したが,止まる様子はなく,運よくアサギマダラテングチョウ
 ウスキシロチョウを撮影できただけであった。
  松雪楼から南東に伸びる林道を探索したが,樹林が深くて日差しが届かない場所が多く,
 チョウを見ることはできなかった。
  午後は,国道を北に進んた一体を探索した。すると大きな谷があり,川の源流にあたる場
 所ポイントBが見つかった。斜面はかなりきついが,人は全くいない。水があるので,植物の
 種類も多かった。しかし,チョウはいなかった。下りに30分、登りに1時間を要した。だが,
 6月〜7月であれば,ここにチョウが集まる可能性が高いと感じた。
  ポイントAの南西にある合歓山東峰山頂のポイントCには,8月中旬から9月上旬にかけて,
 ナガサワジャノメがかなりの数,発生していることが分かった。しかし,なかなか止まらない
 ので,撮影は難しかった。ポイントAでは,かなりの数のイワヤマヒカゲが群生する花に吸蜜
 に飛来するのを観察することができた。
<下の写真をクリックすると,大きな画像を見ることができます>

埔里を基地とする周辺の地図



バス停・合歓山松雪楼の周辺の地図



合歓山の様子




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