八 仙 山



...<総合評価>     ★ ★ 
  
● 発生数        
★ ★ ★ ★ ★ (7月下旬)
● 種類数
★ ★ ★ ★ ★ (7月下旬)
● 行程の容易さ★ ★ ★ ★ (距離が長い)
● 行程の安全性   
★ ★ ★ (車がやや多い)
● 目的地までの経費 
★ ★ ★ ★ (タクシー)
● 人の多さ   
★ ★ (かなり多い)

  台湾の山岳地帯にある温泉地に隣接する森林遊楽区で,珍蝶のイナズマチョウの発生地
 である。

...<標   高>  954m

...<採集の可不可>    八仙山国家森林遊楽區内
  昆虫採集は,禁止されている。

...<目的地までの交通手段>
  谷関までは,台中市からタクシーで行く。谷関温泉を宿とし,そこからは徒歩。ただし,土日
 のみ,谷関から八仙山森林遊楽区まで,1日数本のバスがある

...<日   程>
  谷関温泉を宿とし,そこからは徒歩。ただし,土日のみ,谷関から八仙山森林遊楽区まで,
 1日数本のバスがある

...<昼   食>
  食べ物,飲み物は,買っておく必要がある。

...<ト イ レ>
  トイレは,八仙山森林遊楽区にある。

...<特筆すべき蝶と撮影ポイント>  
  ・ イナズマチョウ    八仙山森林遊楽区で見られた。

. <撮影ポイントの案内>  
  8時に宿を出て、川向こうの北の谷に入ってみた。しかし、谷全体が日陰になっており、何
 もいない状態であった。そこで、八仙山森林遊楽区に行くことにした。宿からの距離は4.5km
 ほどで、道は緩い登りである。川沿いの道なので、何かいるはずと探しながら歩いたが、ほと
 んど何もいない。
  1時間ほど進んだ所に、川を渡る橋があり、その両岸に上流へ続く小道があった。そこで,
 行き止まりになる場所Aまで行ったが、ウラナミシジミがいただけであった。
  そこで、元の道に戻り,その道を進むと、車は進入禁止になっている脇道があった。そこで、
 その道に入ってみると、ホリシャミスジが現れ、Bでは,オスアカミスジの♂の写真を撮ること
 ができた。しかし、他にはほとんどチョウはいない。
  仕方なしに、また元の道に戻り、八仙山森林遊楽区の登山口まで行った。午後1時になって
 いた。バス停があり、土日のみの運行で、1日に2往復しかないが、バスで来ることができるこ
 とが分かった。バスが来るのは、午後2時35分なので、それまでの時間は、八仙山への道を
 探索することにした。
  マダラチョウ類が花に集まっており、ムラサキツバメもいたが、痛んでいたので撮影しなかっ
 た。タイワンコムラサキもいた。バス停に戻る時間になったので、登った道とは違う道で降りる
 ことにした。レンガが敷き詰めてある場所に出た。すると、何か黒いチョウが飛んでいる。近寄
 ってみると、何と、イナズマチョウではないか! 新鮮な個体で、レンガの間の水分を吸ってい
 る。少し飛んでは歩き回るのを繰り返していたので、100枚を超える写真を撮影することがで
 きた。時間にして数分間であるが、最高の時間を過ごすことができた。その後、イナズマチョウ
 は、山の方へ飛び立っていった。帰りは,八仙山森林遊楽区からバスで谷関温泉まで戻ること
 ができた。
      ...
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八仙山の地図


八仙山のポイント



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