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..<総合評価> ★ ★ ★ ★ ★
以前は,台湾の珍蝶の宝庫であったが,環境が激変し,蝶がほとんどいなくなった。 南投縣の埔里からタクシーで2時間半かかり,タクシー代が4500元である。日帰りでも 行けないことがないが,3000m級の合歓山越えをする必要があり,夕方になると霧が出 るため,車が通れなくなるので,昼過ぎには撤収となり,夕方のゼフィルスを見ることがで きない。 台湾の東側か入ることもでき,花蓮站,新城站を経て,タクシーで入ることも可能。タクシ ー代は,片道1800元で済む。しかし,台北から花蓮站,新城站へ行く列車の切符は,事前 に購入してかないと入手は難しい。 宿泊は,何南果樹という果樹園が民宿をやっているので,可能である。食事も美 味くい。部屋は,それなりにきれいで,3食付きで1日700元(650元の時もある)で,宿の 人たちもいい人ばかりであった。 ちなみに,何南果樹に頼めば,白タクをチャーターできるが,新城站まで片道2000元で ある。 宿からポイントまでは,5kmあり,歩くと2時間はかかる。しかし,ヒッチハイクをすれば, 成功率100%であり,パトカーにも2回,乗せてもらった。 ...<標 高> 1950m (何南果樹) 〜 2150m (碧緑神木) ...<採集の可不可> 太魯閣国家公園内 昆虫採集は,禁止されている。 ...<宿泊地までの交通手段> 台中から埔里までの高速バスがある。その埔里を経由として,タクシーを使って,民宿 (何南果樹)へ行くしかない。帰りは,乗ってきたタクシーに迎えに来てもらうか,宿でタク シーを読んでもらう。 台湾へ着いて,台中から埔里に行くと夕方になっているので,その日の内に碧緑へ行 くことはできない。したがって埔里で1泊し,早朝に碧緑へ向かうことになる。途中で工事 をしていなければ,タクシーで2時間半の行程である。 ...<宿 泊> 碧緑には,何南果樹という民宿が1軒しかない。登山者や自転車乗りがよく使うので, 事前に予約を取っておく必要がある。 ...<日 程> 早朝5時に宿を出て,碧緑神木まで歩くと,着くのは7時になる。この時間帯からゼフィ ルスが飛び出すので,朝7時までには着いていたい。しかし,歩くのもよいが,ヒッチハイ クが楽で,手を挙げれば,100%止まってくれ,目的地を言うと,乗せて行ってくれた。中 国語が話せない場合は,簡単なプラカードを作って,掲げれば大丈夫である。私は,碧緑 神木へ行く最終日は,体調が悪かったので,初めてA4の紙に,神木,何南果樹と書いた 紙を掲げてヒッチハイクをしたが,やはり止まってくれ,本当に助かった。 神木に着いてからは,ポイントまでは10分の歩きである。ポイントは,尾根にある広場に なっていて,たくさんの蝶が飛来してくる。そこには,キャベツ畑があり,早朝には,ゼフィル スが吸水のために降りてきている。周りの樹木には,朝日を浴びるために,珍蝶が飛来し てくるので,広場を歩き回っていると,次々に珍蝶が現れてくる。 ...<昼 食> 神木には,カフェがあるので,食事ができるし,民宿でおにぎりを作ってくれる。 ...<ト イ レ> 神木には,カフェの横にきれいなトイレがあり,ポイントの奥にも簡易トイレがある。 ...<特筆すべき蝶と撮影ポイント> ウラクロシジミ,ニイタカアカシジミ キャベツ畑,周辺の樹林で,たくさんの個体を見ることができた。パイナップルビール に黒砂糖を溶かした液に集まるので,撮影は容易であった。 ・ タイワンイチモンジシジミ,タイワンウラミスジシジミ 周辺の樹林やキャベツ畑で見ることができたが,非常に少なかった。 ・ タイワンサザナミシジミ 夕方の3時半ころから現れ,4時半まで,夕陽を浴びながら追飛行動をしていた。
・ バンダイホシチャバネセセリ,タケウチセセリ,カノクロヒカゲ,ミヤマヒカゲ 草むらに現れたが,直ぐに姿を消してしまい,撮影が難しかった。
・ ルーミスシジミ 夕方,草むらに一瞬だけ現れたが,9日間で1頭,見れただけであった。
・ タカサゴミヤマシロチョウ 栽培されている花に現れたが,すぐに飛び去ってしまい,撮影が難しかった。
・ アリサンルリシジミ 神木に着くまでの国道沿いの空き地で,吸水に来ている数多くの個体を撮影するこ
・ ヒオドシチョウ,シータテハ,ウラキマダラミスジとができた。 パイナップルビールに黒砂糖を溶かした液に集まるので,撮影は容易であった。
・ シジミタテハ,ミドリヒョウモン 空地の地面に止まって吸水していたので,撮影は容易であった。
・ ウラジロカラスシジミミズキの花に飛来した個体を撮影することができた。 |
埔里から碧緑神木までの地図 何南果樹から碧緑神木のルートと,神木のポイント 珍蝶が集まる樹木 珍蝶が集まる樹木 ゼフィルスが集まるキャベツ畑 珍蝶が集まる樹木 |
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