子 溪 (仁愛橋)



...<総合評価>     ★ ★

● 発生数        
★ ★ (3月〜4月)
★ ★ (5月)
★ ★ (6月〜7月)
● 種類数
★ ★ (3月〜4月)
★ ★ (5月)
★ ★ (6月〜7月)
● 行程の容易さ★ ★ ★ ★ (かなり楽)
● 行程の安全性   
★ ★ ★ (安全)
● 目的地までの経費 
★ ★ (列車・タクシー・バス=300元)
● 人の多さ  
★ ★ ★ (ほとんどいない)


...<標   高>   184m (バス停) 〜 350m (東山路の奥)

...<採集の可不可>
  昆虫採集は,観光客がやや多く,不明である。

....<宿   泊>
  交通の要所となっている台北を基地にして,北部一帯のポイントへ出かけるのが便利であ
 る。
...
...<目的地までの交通手段>
  子溪への移動は,行きは,潮止站からタクシーを使う。タクシー代は,250元である。
 帰りは,無料のバスが使え,潮止站まで行ける。
...
...<昼   食>
  台北の町で買っていく方が安全である。
...
...<ト イ レ>
  ない。

...<特筆すべき蝶と撮影ポイント>  
   ・ カルミモンシロチョウ  汐平路
      なかなか止まらないので,写真撮影は難しかった。
       
 <撮影ポイントの案内>
  石子渓は,感じの良さそうな渓谷とヤマ勘で行ってみた。
  バス停・仁愛橋から小道が上流に続いており,道沿いには,センダングサの花が咲いて
 いて,何かいそうな感じであった。しばらく進むと,ポイントには,3段ほどの石段があり,
 バーベキューを行った跡が残っていた。その炭には,タイワンシロチョウカラスアゲハ
 ミカドアゲハヤエヤマイチモンジタイワンイチモンジなどが飛来していた。すると,そ
 こへ大型のシロチョウがれた。その瞬間,目を疑った。何と,カルミモンシロチョウではない
 か! しかも,その吸水集団の周りを飛び回っている。「止まってくれ!」 と心の中で叫んだ。
 すると,すぐそばの草に止まったではないか! 望遠レンズで,数枚の写真を撮影すること
 ができた。しかし,非常に敏感で,マクロで撮ろうとするとすぐに飛び立ってしまう。後を追う
 と,また,近くの草に止まった。望遠レンズで連射をした。その後,対岸に飛び去り,姿を消
 した。
  仕方なく,上流へ進むことにした。しかし,しばらく進むと小道はなくなり,対岸にも道はな
 かった。おそらく,沢登りをするための道なのだろう。そこで,先ほどのカルミモンシロチョ
 がいたポイントに戻ることにした。
  戻ってみると,タイワンシロチョウの吸水群に交じって,カルミモンシロチョウがいるで
 はないか!さっそく,撮影をした。しかし,気配に気づくと飛び上がり,近くの草に止まった
 後,奥の草むらに隠れ,さらに樹上高く飛び上がり,姿を消した。
  その後,1時間ほど,その周辺を探索したが,2度と姿を現すことはなかった。その後は,
 山側の道を登ったが,何もいない状態であった。
  9ヶ月後の4月,再度,このポイントに行ってみた。最初に現れたのは,何と,カルミモ
 ンシロチョウであった。しかし,1頭しかいなかった。
  さらに2ヶ月後の6月,再度,この地を訪れたが,カルミモンシロチョウはいなかった。林
 道を進んだポイントでは,フタオチョウを撮影することができた。
<下の写真をクリックすると,大きな画像を見ることができます>

台北市周辺の地図


子溪山の地図


子溪の仁愛橋の入口



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