...<総合評価> ★ ★ ★ ★ ★
...<標 高> 184m (バス停) 〜 350m (東山路の奥) ...<採集の可不可> 昆虫採集は,観光客がやや多く,通報される可能性がある。 ....<宿 泊> 交通の要所となっている台北を基地にして,北部一帯のポイントへ出かけるのが便利であ る。 ... ...<目的地までの交通手段> 石子溪への移動は,行きは,潮止站からタクシーを使う。タクシー代は,250元である。 帰りは,無料のバスが使え,潮止站まで行ける。 ... ...<昼 食> 台北の町で買っていく方が安全である。 ... ...<ト イ レ> ない。 ...<特筆すべき蝶と撮影ポイント> なかなか止まらないので,写真撮影は難しかった。 <撮影ポイントの案内>
石子渓は,感じの良さそうな渓谷とヤマ勘で行ってみた。 バス停・仁愛橋から小道が上流に続いており,道沿いには,センダングサの花が咲いて いて,何かいそうな感じであった。しばらく進むと,ポイントAには,3段ほどの石段があり, バーベキューを行った跡が残っていた。その炭には,タイワンシロチョウ,カラスアゲハ, ミカドアゲハ,ヤエヤマイチモンジ,タイワンイチモンジなどが飛来していた。すると,そ こへ大型のシロチョウがれた。その瞬間,目を疑った。何と,カルミモンシロチョウではない か! しかも,その吸水集団の周りを飛び回っている。「止まってくれ!」 と心の中で叫んだ。 すると,すぐそばの草に止まったではないか! 望遠レンズで,数枚の写真を撮影すること ができた。しかし,非常に敏感で,マクロで撮ろうとするとすぐに飛び立ってしまう。後を追う と,また,近くの草に止まった。望遠レンズで連射をした。その後,対岸に飛び去り,姿を消 した。 仕方なく,上流へ進むことにした。しかし,しばらく進むと小道はなくなり,対岸にも道はな かった。おそらく,沢登りをするための道なのだろう。そこで,先ほどのカルミモンシロチョ ウがいたポイントAに戻ることにした。 戻ってみると,タイワンシロチョウの吸水群に交じって,カルミモンシロチョウがいるで はないか!さっそく,撮影をした。しかし,気配に気づくと飛び上がり,近くの草に止まった 後,奥の草むらに隠れ,さらに樹上高く飛び上がり,姿を消した。 その後,1時間ほど,その周辺を探索したが,2度と姿を現すことはなかった。その後は, 山側の道を登ったが,何もいない状態であった。 9ヶ月後の4月,再度,このポイントAに行ってみた。最初に現れたのは,何と,カルミモ ンシロチョウであった。しかし,1頭しかいなかった。 さらに2ヶ月後の6月,再度,この地を訪れたが,カルミモンシロチョウはいなかった。林 道を進んだポイントBでは,フタオチョウを撮影することができた。 |
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