高 中 林 道



...<総合評価>     ★ ★ ★  
  
● 発生数        
★ ★ ★ (6月上旬)
● 種類数
★ ★ ★ (6月上旬)
● 行程の容易さ★ ★ ★ (普通)
● 行程の安全性   
★ ★ ★ (かなり安全)
● 目的地までの経費 
★ ★ ★ (往復バス=30元)
● 人の多さ  
★ ★ ★ (皆無)


...<標   高>  563m (バス停) 〜 746m (ポイントC)

...<採集の可不可>    茂林国家風景區内
  昆虫採集は,禁止されている。

...<宿泊地までの交通手段>
  拠点の宝来へは,新幹線の終点駅である新左営駅からタクシーで行くしかない。2時間弱か
 かり,タクシー台は2000元である。
  宝来の7-11の前は,バス停になっており,北の桃源,玉山方面や南の直瀬溪へバスで行く
 ことができる。
  宝来から新幹線の新左営駅や高雄駅へは,バスで行くことができる。ただし,1本しかなく,
 宝来7-11停を11:30に出て,終点の六亀駅まで行き,そこでバスを乗り換えて,新左営駅や
 高雄駅へ行くことができる。
 
...<宿   泊>
  宝来の町には,5軒のホテルがあり,町の通りには食堂は10件ほどある。コンビニは,7-11
 が1店のみで,その店の前がバス停で,各方面へバスで移動する際の総停となっている。

...<目的地までの交通手段>
  宝来7-11停からバスで,高中林道停まで行く。行きは,宝来7-11停を9時5分のバスしかな
 い。約15分で高中林道停に着く。ところが,バス停の看板は立っているが,表示が消えてい
 て読めない。仕方がないので,近くに住んでいる人に聞いたが,分からないと言う。バスを使
 うことがないからだそうである。仕方がないので,宝来から桃源へのバスが12時30分にあり,
 桃源までが約30分なので,13時に桃源停に着いて,すぐに折り返したとして,13時15分に
 高中林道停に着くものと考えた。そこで,午後1時にこのバス停へ戻ってこれば,宝来へ帰る
 ことができると考えた。 ※ 実際は,13時10分にバスが来た。
  バスは,早く来ることもあり,遅れてくることもあるので,時刻表の時間の15分前にはバス停
 にいた方が安全である。つまり,実際に高中林道を探索できる時間は,3時間30分ほどであ
 る。

...<昼   食>
  食べ物,飲み物は,宝来の7−11で買っておく必要がある。

...<ト イ レ>
  ない。

...<特筆すべき蝶と撮影ポイント>
  ・ ホシボシキチョウ
     ポイントAのがけ崩れの後の荒れ地に生息している。
  ・ カバシタアゲハ
     ポイントCの河原で見られるが,現在は河川工事を行っている。

. <撮影ポイントの案内>  
  高中林道の入口は,看板があり,分かりやすかった。道は,ずっと登りであるが歩きやすか
 った。所々に山からの湧水が道に流れており,膨大な数のヒメウラナミシジミが集まっていた。
 ポイントAは,かけ崩れがあった場所で,荒れ地にはマメ科のネムノキ類の幼木があり,それ
 にホシボシキチョウが産卵をしていた。
  ポイントBは,樹林が道を覆っている場所で,薄暗く,ジャノメチョウ類が多かった。
  ポイントCは,林道が川を渡る場所で,河原に降りることができる。春であれば,カバシタア
 ゲハが見られる場所であるが,現在は,大規模な河川工事を行っており,当分の間はだめで
 あろう。タイワンコムラサキが,吸水するために地上に降りている様子を撮影することができ
 た。
<下の地図をクリックすると,大きな画像を見ることができます>

高中林道の地図


宝来から梅山口方面へのバスの時刻表

※ バスは,梅山口の手前の道路が工事中のため,桃源停で折り返している
この工事は,高架橋をいくつも作る大工事で,完了するまで数年はかかると思われる



高中林道の入口


高中林道の様子




台湾の蝶
「蝶の生態写真集」
「蝶の研究」
杉坂美典」のトップページ
E−mail