...<総合評価> ★ ★ ★ ★ ★
烏来からタクシーで行くしかない。一番奥に着くには,40分かかるが,通行止めの場所
・ ツシマウラボシシジミで降ろされてしまう場合もある。往復で1600元(2018年)である。モクセイアゲハの発生地 として知られている。中州に渡るには,川渡りをするため,カメラ等を入れる防水袋,杖2本 (現地で枝を調達)が必要である。 ...<標 高> 458m (車止め) 〜 475m (渓流の二股) ...<採集の可不可> 林道の入口に検問所があって,バーが下りているが,タクシーを使えば通過はできたが, 2024年は,タクシーでも通れなかった。 昆虫採集は,禁止されている。 ....<宿 泊> 交通の要所となっている台北を基地にして,北部一帯のポイントへ出かけるのが便利であ る。 ..<日 程> 台北を朝6時00分頃に出て,MRTで西門へ行き,乗り換えて新店まで行く。改札口を出たら 右前方向に烏来行きのバス停がある。6時29分頃にバスが来るので,それを利用するとよい。 ただし,土日は,観光客が多く,このバスが混むので,できれば土日は避けた方がよい。 帰りは,烏来から,同じコースを帰ってもよいし,台北総站までバスで直接行くこともできる。 烏来温泉街から桶後林道の車止めまでは,タクシーを使うしかない。 帰りは,タクシーに車止めまで迎えに来てくれるように頼む。 この周辺は,ポイントが多く,車止めから先には,歩いていくことができる。しかし,ところどこ ろ,道が崩れている場所があるので,注意が必要である。 車止めから30分ほど歩くと,川が二股に分かれている場所があり,絶好のポイントとなってい る。 帰りは,タクシーで,烏来温泉のバス停まで送ってもらい,そこからは,バスで新店まで行くか, そのまま乗って,台北駅まで行くかである。新店で降りた方が時間は短くてすむ。 ...<昼 食> 台北で買っていく。 ...<ト イ レ> ない。 ...<特筆すべき蝶と撮影ポイント> なかなか止まらないので,写真撮影は難しい。 ・ カバシタアゲハ 吸水,桜の花に集まる。 ・ キボシアゲハ 桜の花,センダングサなどに集まる。 ・ モクセイアゲハ 二股や途中の河原で記録がある。 ・ シジミタテハ 林道沿いで見ることができた。 <撮影ポイントの案内>
烏来のバスの終点で降り,そこでタクシーを拾う必要がある。車止めでタクシーを降りると,車止めの横には,川沿いに進む小道がある。その道沿いには, センダングサがたくさん生えており,カバシタアゲハやキボシアゲハが吸蜜に来ていた。また, 山の斜面の樹林間に,時々,ツシマウラボシシジミが現れるが,止まらないので,撮影は非常 に困難であった。 ツツジの花が咲ている場所では,カバシタアゲハやキボシアゲハが吸蜜に来ており,沢山の 写真を撮ることができた。また,カラスアゲハ,クロアゲハも時々,姿を現した。 この渓流沿いの道は,ところどころ,台風の豪雨の影響で崩壊しており,歩くのが厄介な場所 が2か所あったが,何とか先に進むことができた。特に,最初に崩壊している場所では,川に降 りることができたので,川渡りをした。中州に渡って,トラップを仕掛け,モクセイアゲハを待った が,全く見ることはできなかった。しかし,この付近で,いくつかの記録が出ており,条件がそろえ ば,姿を現すものと思われる。 再び,川渡りをして元の道に戻り,先に進むと,川が二股になっている場所に出た。川を渡れる ように,大きなコンクリートの筒がいくつか置いてあり,安全に川渡りをすることができた。 中州は,絶好の場所であったが,残念ながら,モクセイアゲハ,アサクラアゲハは,現れなか った。 仕方がないので,車止めまで戻ることにした。途中,ヒメキミスジ,クロセセリ,シロシタセセリ などが現れ,シジミタテハも記録することができた。シジミタテハは,なかなか飛ばないので,発 生地を訪れても,飛びたつ様子を偶然に見ることがないと,見過ごしてしまうと感じた。 車止めの下流には,キャンプ場があり,その周辺も絶好のポイントになっていたが,今回は,時 間の関係で探索はしなかった。次回,ぜひ,調べてみたいと思った。 |
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