三   義



...<総合評価>     ★ ★ ★
  
● 発生数   
★ ★ ★ ★ (6月中旬)
★ ★ (8月上旬)
● 種類数
★ ★ ★ (6月中旬)
★ ★ (8月中旬)
● 行程の容易さ★ ★ (楽,三義に行くまでが不便)
● 行程の安全性   
★ ★ ★ ★ (大きな道路では車には注意)
● 目的地までの経費 
★ ★ ★ ★ ★ (徒歩=0元)
● 人の多さ  
★ ★ ★ ★ (少ない)


  6月の三義の山は,アゲハチョウ類のパラダイスで,膨大な数のオオルリモンアゲハが発
 生しており,ジャコウアゲハ,オナシアゲハなど,他の場所ではかなかな見られないチョウが
 たくさんミズキの花に集まっていた。だたし,6月以外の月については,不明。特に,ミズキ
 の花が咲いていない時期は,チョウがどの花に集まって来るか分からず,情報不足である。
  8月は,あまりよくなかったという情報が入ってきている。

...<標   高>   365m (駅) 〜 437m (ポイントG) 

...<採集の可不可>
  昆虫採集は,注意された方もあり,不明である。

...<宿泊地までの交通手段>
  列車の三義駅から近い宿を拠点とし,周辺の山を歩いて探索する。
...
...<宿   泊>
  三義駅の周辺には,いくつかのホテルや民宿がある。
...
...<目的地までの交通手段>
  徒歩で十分ある。
...
...<昼   食>
  コンビニが2店あるので,朝,買っていく。
...
...<ト イ レ>
  なし

...<特筆すべき蝶と撮影ポイント>
   ・ オオルリモンアゲハ   ポイントABEFG
   オナシアゲハ   ポイントAJ
   ジャコウアゲハ  ポイントB
   タイワンジャコウアゲハベニモンアゲハ  ポイントBF
   ウラキマダラヒカゲ   ポイントC
   キタテハクラルシジミ   ポイントD
   アゲハチョウ   ポイントAEG
   クロマダラソテツシジミ   ポイントH
   トガリワモン   ポイントIJ
   ムラサキイチモンジ   ポイントJ
   ヒメミツオシジミ   ポイントJ
   ヒメフタオチョウ   ポイントK

. <撮影ポイントの案内>
  宿を出て南に下り,川にかかっている橋の手前ポイントAには,ランタナの花が植えてあり,
 オナシアゲハが吸蜜に来ていた。そして,橋を渡ると道路の右下に荒れ地ポイントBがあり,
 たくさんのミズキの花が咲いていた。そこで近づいてみると,何と,100頭以上のオオルリモ
 ンアゲハカラスアゲハアオスジアゲハナガサキアゲハタイワンモンキアゲハが吸
 蜜に来ているではないか! こんな光景は,これまでに見たことがない! さらによく見てみる
 と,ジャコウアゲハがいるではないか! アゲハチョウタイワンジャコウアゲハベニモン
 アゲハもいて,アゲハチョウ類の桃源郷であった。(この7年間の台湾探索で,ジャコウアゲ
 は,ここでしかいなかった)
  川沿いの道を北上すると,荒れ地の中にミカンの木ポイントCがあり,そこにオナシアゲハ
 が産卵に来ていた。草の中にも平気で入っていって産卵する様子は,他のアゲハ類とは少し
 違う感じがした。ウラキマダラヒカゲタイワンホシミスジが木の花に集まっていた。
  山に入る入口ポイントDでは,やはりミズキの花に集まるオオルリモンアゲハの集団が見ら
 れた。キタテハクラルシジミもいた。一体,この山には,何千頭のオオルリモンアゲハがい
 るのだろうと考えてしまう。
  所々にあるセンダングサの群落ポイントEFGには,ルリモンアゲハホリシャアカセセ
 タイワンキマダラセセリアトムモンセセリが多く,タイワンジャコウアゲハベニモン
 アゲハアゲハチョウなども吸蜜に来ていた。ポイントGには,シロスジマダラがいた。
  途中の村に続く道の脇の木ポイントHには,小さなウラナミシジミ類が飛び回っているのが
 見えた。早速,撮影して確認すると,何と,クロマダラソテツシジミであった。
  ポイントIでは,トガリワモンがいて,ポイントJでは,ヒメミツオシジミ,ポイントKでは,ヒメ
 フタオチョウを見つけることができた。
 
<下の写真をクリックすると,大きな画像を見ることができます>

三義周辺の地図



ポイントB



ポイントD



ポイントK




台湾の蝶
「蝶の生態写真集」
「蝶の研究」
杉坂美典」のトップページ
E−mail