...<総合評価> ★ ★ ★ ★ ★
陽明山国家公園の一角で,最も南にある観光地である。瀑布の横を流れる内雙渓は,足
を濡らさないで沢登りができ,やや危険な場所もあるが,いろいろなチョウが顔を出した。 ...<標 高> 250m (聖人瀑布站) 〜 310m ((ポイントF) ...<採集の可不可> 陽明山国家公園内 昆虫採集は,禁止されている。 ....<宿 泊> 交通の要所となっている台北を基地にして,北部一帯のポイントへ出かけるのが便利であ る。 ...<日 程> 台北站からMRTで士林まで行き,駅前の道のもう一本奥の道にバス停がある。近くには,い くつかのバス停があるので,どの番線なのか,調べておく必要がある。本数は,30分に1本は 出ているのでありがたい。終点で降りでばよい。 帰りのバスも,たくさんあるので,時間を気にしないで行動できる。 ...<昼 食> 食堂は,ほとんどないので,弁当を持っていく方が安全である。 ...<ト イ レ> バス停付近に簡易トイレがある。 ...<特筆すべき蝶と撮影ポイント> ・ ムラサキイチモンジ A,D
地面に降りて吸水している個体,花に来ている個体を撮影することができた。 ・ ヤエヤマイチモンジ A 吸水に来ている個体を撮影することができた。 ・ タイワンイチモンジ B 吸水に来ている個体を撮影することができた。 ・ シロオビヒカゲ C 沢登りのと中で見つけることができた。 ・ オオウラナミジャノメ C,E 道路の横の側溝を行ったり来たりしていた。 <撮影ポイントの案内>
聖人瀑布は、観光地で、人がかなり多かった。しかし、滝を見る場所から川には降りられな いった。しかし、下りている人がいたので、どこからか降りられる場所があるはずで、探してい ると、入口の左に小道があった。そこで、その道に入って行くと、やはり川に降りることができ た。 川は大きな岩石が続くような環境になっており、歩いて上流に楽に上がれる状態であった。 そこで、上流に進んで行くと、ポイントB付近では,ツマベニチョウ、ナガサキアゲハ、ムラサ キイチモンジ、ホリシャミスジを撮影することができた。さらに上流へ行くと、だんだん渓流が 狭くなり、岩渡りのルートを見つけるのに苦労したが、奥へと進むことができた。すると、ポイン トC付近では,ウラキマダラヒカゲ、シロオビヒカゲが現れた。さらに、オオウラナミジャノメ、 ウラギンシジミ、ムラサキシジミなども撮影できた。そして、岩の大きさが上流へは上がれな い状況になったので下ることにした。 聖人瀑布のバス停に戻り、そこからは、舗装された道を歩いて、山に入ることにした。 左側の道を進むと、日当たりのよい場所に、タイワンホシミスジが占有行動をしていた。さ らに進むと、山際の日陰には、オオウラナミジャノメ、コウラナミジャノメ、タイワンウラナミ ジャノメの3種が同じ場所で見ることができた。そして、ポイントE付近まで登ったが、同じよう な環境なので、戻ることにした。すると、最初の分岐点のポイントDでは、ムラサキイチモンジ が吸蜜しており、その場を離れないので、たくさんの写真を撮ることができた。 分岐点の右側の道を登ってみたが、環境が開けすぎていて、ポイントF付近では,モンシロ チョウ、タイワンモンシロチョウ、タイワンイチモンジがいただけであった。そこで、聖人瀑 布の下流の道を進んで見ることにした。ポイントG付近では,テングチョウ、ヤエヤマイチモ ンジ、タイワンイチモンジ、タイワンアサギマダラなどがいたが、大したことはなく、観光客 が多く、午後2時を過ぎたので、台北に戻ることにした。 |
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