...<総合評価> ★ ★ ★ ★ ★
知本溪の奥とは,比較にならないほど,果樹園や畑として開発されているが,ところどころ
に残る自然が,かっての豊かな自然を彷彿させてくれる場所である。 ホテル街の白玉瀑布のバス停から南の楽山に登るルートである。道は,車が通る道なの で,それほどきつくないが,すっと上りになるので,覚悟が必要である。尾根Fまで行って戻り, さらに,Gまで行って戻ってくると,約7時間かかる。尾根から見た台湾の東部の海岸は絶景 で,台東市が一望でき,遠くには,離島・蘭嶼が見える。 ...<標 高> 81m (バス停) 〜 514m (ポイントE) ...<採集の可不可> 昆虫採集は可能である。 ...<宿泊地までの交通手段> 左営から電車で知本火車站まで行くか,左営からタクシーで知本温泉へ行く。電車は本 数が少ないので,左営で時刻表を確認することが大切である。 知本火車站からバス,もしくはタクシーで,知本温泉へ行く。20分ほどで着く。 ...<宿 泊> 温泉街には,数件の大型ホテルがあり,食堂街もある。コンビニは2つあり,便利である。 中国からの旅行者が多く,ホテルの近くには,大型バスが何台も駐車している。 ...<目的地までの交通手段> 知本温泉街から南の山をひたすら上る。地図がないと分岐点が分からないので,必需品 である。グーグルのマップを印刷して持っていくとよい。 ...<日 程> 8時に白玉瀑布のバス停を出発して,尾根までは,約3時間である。尾根を1時間ほど探 索して,帰りは下りになるので,2時間ほどで宿近くの分岐点まで帰ることができ,さらにG まで行って宿に着くと,午後4時ころである。 万歩計は,23,000歩であった。 ...<昼 食> 朝,温泉街のコンビニで購入し,尾根で絶景を見ながら食べるのが最高である。 ...<ト イ レ> トイレはない。 ...<特筆すべき蝶と撮影ポイント> ・ タッパンウラナミジャノメ 最近は,この知本溪でしか見られない珍しい蝶で,地図のC,Dで,ススキのような草 が生えている場所に生息していた。 ・ リュウキュウウラボシシジミ この知本・楽山でしか見られなかった。 ・ アカネシロチョウ 尾根のEには,多産していた。 . <撮影ポイントの案内>
知本温泉街に宿泊し,徒歩で南の楽山への登山となる。バス停からは,100mほどの上りは,かなりきつい。しかし,川沿いであるので,アカタテ ハがよく見られ,ウスキシロチョウが多い。 温泉の源泉がある場所を過ぎると,そこからの上りはあまりきつくない。ゆっくりと登って いけば,負担も少ない。このCの辺りは,町から近いものの,珍しいチョウが現れ,タッパ ンウラナミジャノメ,リュウキュウウラボシシジミ を見つけることができた。センダングサ には,ホソバセセリ,タイワンキマダラセセリ,タケアカセセリ,ホリシャアカセセリなど が吸蜜していた。 さらに登っていくと,タイワンモンシロチョウ,モンシロチョウが飛び交う畑が現れ,荒れ 地には,タテハモドキが飛んでいた。 Dでは,タッパンウラナミジャノメがいて,ウラフチベニシジミ,ヒメジャノメが数多く見ら れた。 尾根まで出ると,センダングサで吸蜜しているアカネシロチョウが多かった。 Fから先は,軍事基地になっていて,進むことはできない。 帰り道では,リュウキュウウラボシシジミ,クロボシセセリ,クロキマダラセセリを見つ けることができた。 Gへは,1時間ほどで行けるるが,クロコノマチョウ,コヒトツメジャノメがいたくらいであ った。 ... |
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