桃  源



...<総合評価>     ★ ★ ★  
  
● 発生数        
★ ★ ★ ★ (5月上旬)
● 種類数
★ ★ (5月上旬)
● 行程の容易さ★ ★ ★ (楽)
● 行程の安全性   
★ ★ ★ (安全)
● 目的地までの経費 
★ ★ ★ (往復バス=50元)
● 人の多さ  
★ ★ ★ (少ない)


...<標   高>  606m (桃源バス停) 〜 641m (ポイントA)

...<採集の可不可>    茂林国家風景區内
  昆虫採集は,禁止されている。

...<宿泊地までの交通手段>
  拠点の宝来へは,新幹線の終点駅である新左営駅からタクシーで行くしかない。2時間弱か
 かり,タクシー台は2000元である。
  宝来の7-11の前は,バス停になっており,北の桃源,玉山方面や南の直瀬溪へバスで行く
 ことができる。
  宝来から新幹線の新左営駅や高雄駅へは,バスで行くことができる。ただし,1本しかなく,
 宝来7-11停を11:30に出て,終点の六亀駅まで行き,そこでバスを乗り換えて,新左営駅や
 高雄駅へ行くことができる。
 
...<宿   泊>
  宝来の町には,5軒のホテルがあり,町の通りには食堂は10件ほどある。コンビニは,7-11
 が1店のみで,その店の前がバス停で,各方面へバスで移動する際の総停となっている。

...<目的地までの交通手段>
  宝来7-11停からバスで,桃源停まで行く。行きは,宝来7-11停を9時5分のバスしかない。約
 30分で桃源停に着く。帰りは,13時のバスがある。
  バスは,早く来ることもあり,遅れてくることもあるので,時刻表の時間の15分前にはバス停
 にいた方が安全である。実際に桃源を探索できる時間は,3時間ほどである。

...<昼   食>
  食べ物,飲み物は,宝来の7−11で買っておく必要がある。

...<ト イ レ>
  ない。

...<特筆すべき蝶と撮影ポイント>
  ・ ベニモンシロチョウ
     ポイントAには,大きな木があり,5月上旬には,数頭が吸蜜に来ていた。

. <撮影ポイントの案内>  
  探索時間が3時間しかないので,まず,桃園の町から北の山へ登ってみた。道は舗装されて
 いて歩きやすいが,その分,チョウ類も少なく,コシロウラナミシジミがいたものの,他は普通
 種ばかりであった。そこで,北の山を諦め,南の山に行ってみることにした。
  渓谷には,大きな吊り橋がかかっているのが町から見えた。そしてその手前にある樹林まで
 行ってみると,珍チョウのベニモンシロチョウが数頭,飛んでいるではないか。しかも,大きな
 木の花に時々,吸蜜に来ていることも分かった。しかし,撮影は容易ではなかった。殆ど,止ま
 らないからである。そこで,このポイントBでの撮影は,明日と決め,さらに,南の山に登った。
  南の山は,道の両側には多くの種類の木々が繁茂し,オオウラナミジャノメダイミョウセ
 セリなどがいた。バスの時間が迫ってきたので,45分前には下山し,午後12時50分には,桃
 源のバス停に着くことができた。バスは,午後1時に出発したが,このまま宝来に戻っても時間
 がもったいないので,宝来では降りず,直瀬溪まで行き,ハマヤマトシジミを撮影することにし
 た。直瀬溪では,1時間ほど,撮影することができた。
  翌日は,ベニモンシロチョウだけの撮影に専念した。木のそばで待機し,ベニモンシロチョ
 が飛来するのをじっと待った。そして,5♂♂3♀♀を撮影することができた。他には,アカネ
 シロチョウタイワンルリシジミを撮影することができた。そして,昨日と同様に,帰りは,直瀬
 溪へ行き,ハマヤマトシジミを撮影することができた。
  
<下の地図をクリックすると,大きな画像を見ることができます>

桃源の地図


宝来から梅山口方面へのバスの時刻表

※ バスは,梅山口の手前の道路が工事中のため,桃源停で折り返している
この工事は,高架橋をいくつも作る大工事で,完了するまで数年はかかると思われる



ベニモンシロチョウのポイントB




台湾の蝶
「蝶の生態写真集」
「蝶の研究」
杉坂美典」のトップページ
E−mail