...<総合評価> ★ ★ ★ ★ ★
以前は,烏来は,台北から行ける自然豊かな採集地であったが,自然が開発されて,ま
・ オオルリモンアゲハすます観光地化され,昆虫は非常に少なくなった。しかし,局所的には,珍しい蝶が生息し ていた。 2015年の豪雨で,ポイントAはがけ崩れで道が流され,かろうじて渡れるルートがある げ,大変危険である。雲仙楽園も壊滅的被害を受け,かつての豪華なイメージはない。 ...<標 高> 123m (烏来バス停)〜 476m (ポイントD) ...<採集の可不可> 昆虫採集は,雲仙樂園では,禁止されている。それ以外の場所は,不明。 ....<宿 泊> 交通の要所となっている台北を基地にして,北部一帯のポイントへ出かけるのが便利であ る。 ..<日 程> 台北を朝7時40分頃に出て,MRTで新店まで行く。改札口を出たら右前方向に烏来行き のバス停がある。8時10分頃にバスが来るので,それを利用するとよい。ただし,土日は, 観光客が多く,このバスが大変混むので,できれば土日は避けた方がよい。 帰りは,烏来から,同じコースを帰ってもよいし,台北総站までバスで直接行くこともできる。 ...<昼 食> 観光地なので店は多い。 ...<ト イ レ> 数ヶ所ある。 ...<特筆すべき蝶と撮影ポイント> 数は少なく,なかなか止まらないので,写真撮影は難しい。 ・ アゲハチョウ ポイントBで見られた。 ・ フタオルリシジミ このポイントDだけに見られ,数頭がブッシュの葉上で占有行動をしていた。 <撮影ポイントの案内>
バスの終点で降り,帰りの時間を確認し,上流へ向かって歩いていく。この渓谷は観光地になっており,たくさんの人が遊びに来ている。 橋を渡って左側の道を進むと,南東の渓谷に行くことができる。ここは観光地ではないの で,人はほとんどいない。ポイントAは,かけ崩れで通りにくくなっているが,気を付ければ, 通ることができる。ポイントB付近では,アカタテハ,クロアゲハ,カラスアゲハ,アゲハチ ョウを確認することができた。 町まで戻って,上流の文化村までは緩い登り道である。以前は,トロッコがあったが,がけ 崩れで,線路が壊れ,不通になっている。ポイントC付近では,オオルリモンアゲハを見る ことができるが,なかなか止まらない。 ロープウェイで雲仙楽園へ行くと,かつては,きれいな観光地であったが,豪雨で渓流が 氾濫し,かつての面影はない。しかし,ところどころにが自然が残っており,ポイントDでは, フタオルリシジミを確認することができた。この蝶は,この4年間の台湾調査で,ここでしか 見ることができなかった。 |
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