烏   来



...<総合評価>     ★ ★

● 発生数        
★ ★ (3月〜4月)
★ ★ (5月)
★ ★ ★ (6月〜7月)
● 種類数
★ ★ ★ ★ (3月〜4月)
★ ★ (5月)
★ ★ ★ (6月〜7月)
● 行程の容易さ★ ★ ★ (普通)
● 行程の安全性   
★ ★ (かなり危険)
● 目的地までの経費 
★ ★ (MRT・バス=200元)
● 人の多さ  
★ ★ (多い)

   以前は,烏来は,台北から行ける自然豊かな採集地であったが,自然が開発されて,ま
  すます観光地化され,昆虫は非常に少なくなった。しかし,局所的には,珍しい蝶が生息し
  ていた。
   2015年の豪雨で,ポイントAはがけ崩れで道が流され,かろうじて渡れるルートがある
  げ,大変危険である。雲仙楽園も壊滅的被害を受け,かつての豪華なイメージはない。

...<標   高>   123m (烏来バス停)〜 476m (ポイントD)

...<採集の可不可>
  昆虫採集は,雲仙樂園では,禁止されている。それ以外の場所は,不明。

....<宿   泊>
  交通の要所となっている台北を基地にして,北部一帯のポイントへ出かけるのが便利であ
 る。

..<日   程>
  台北を朝7時40分頃に出て,MRTで新店まで行く。改札口を出たら右前方向に烏来行き
 のバス停がある。8時10分頃にバスが来るので,それを利用するとよい。ただし,土日は,
 観光客が多く,このバスが大変混むので,できれば土日は避けた方がよい。
  帰りは,烏来から,同じコースを帰ってもよいし,台北総站までバスで直接行くこともできる。
 
...<昼   食>
  観光地なので店は多い。

...<ト イ レ>
  数ヶ所ある。

...<特筆すべき蝶と撮影ポイント>  
   ・ オオルリモンアゲハ
      数は少なく,なかなか止まらないので,写真撮影は難しい。
   ・ アゲハチョウ
      ポイントBで見られた。
   ・ フタオルリシジミ
      このポイントDだけに見られ,数頭がブッシュの葉上で占有行動をしていた。
       
 <撮影ポイントの案内>
  バスの終点で降り,帰りの時間を確認し,上流へ向かって歩いていく。この渓谷は観光地
 になっており,たくさんの人が遊びに来ている。
  橋を渡って左側の道を進むと,南東の渓谷に行くことができる。ここは観光地ではないの
 で,人はほとんどいない。ポイントは,かけ崩れで通りにくくなっているが,気を付ければ,
 通ることができる。ポイントB付近では,アカタテハクロアゲハカラスアゲハアゲハチ
 ョウを確認することができた。
  町まで戻って,上流の文化村までは緩い登り道である。以前は,トロッコがあったが,がけ
 崩れで,線路が壊れ,不通になっている。ポイントC付近では,オオルリモンアゲハを見る
 ことができるが,なかなか止まらない。
  ロープウェイで雲仙楽園へ行くと,かつては,きれいな観光地であったが,豪雨で渓流が
 氾濫し,かつての面影はない。しかし,ところどころにが自然が残っており,ポイントDでは,
 フタオルリシジミを確認することができた。この蝶は,この4年間の台湾調査で,ここでしか
 見ることができなかった。
<下の写真をクリックすると,大きな画像を見ることができます>

烏来 ・ 福山村の地図


烏来の地図


ポイントC付近の様子


ロープウェイから見た烏来溪
 



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