ブラジルの蝶 <タテハチョウ科>


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・オオカバマダラ (ブラジル産)   Danaus plexippus (Linnaeus, 1758)

1枚

・デロキバネスカシマダラ (ブラジル産)   Dircenna dero rhoeo C. Felder & R. Felder, 1860

3枚

・アガティーナアメリカコムラサキ (ブラジル産)   Doxocopa agathina (Cramer, 1777)

8枚

・シロオビアメリカコムラサキ (ブラジル産)   Doxocopa laure (Drury, 1773)

1枚

・カプキヌスアメリカイチモンジ (ブラジル産)   Adelpha capucinus Walchs, 1775

1枚

・ピティスアメリカイチモンジ (ブラジル産)   Adelpha pithys (H. Bates, 1864)

3枚

・ミツボシタテハ (ブラジル産)   Catonephele numilia (Cramer, 1776)

1枚

・レテキオビアカタテハ (ブラジル産)   Hypanartia lethe (Fabricius, 1793)

3枚

・フェブルアカスリタテハ (ブラジル産)   Hamadryas februa (Hubner, 1823)

2枚

・エガーモルフォ (ブラジル産)   Morpho aega (Hubner, 1822)

8枚
Morpho aega は翅の表面が深い青色の金属光沢をもち、光の角度で強く輝く美しいチョウです。
裏面は褐色で目立たない模様をもち、休止時にはよい保護色として働きます。
成虫は森林の縁や林道付近をゆっくりと滑空するように飛びます。
幼虫はマメ科植物などを食草とし、成長段階によって体色が変化します。
分布はブラジル南部からアルゼンチン北部にかけての南米地域に広く見られ、主に森林環境に生息します。
地域ごとに色彩の変異が知られ、分類学的にも興味深い種とされています。

・タイヨウモルフォ (ブラジル産)   Morpho hecuba hecuba (Linnaeus 1771)

1枚
Morpho hecuba のブラジル産は、翅の黄色味が強く、全体に温かみのある色調が際立ちます。
大型種の中でも特に前翅が細長く、飛翔時には独特のゆったりした動きが見られます。
ブラジルではアマゾン流域を中心に広く分布し、低地の森林内部でよく観察されます。
近似種の Morpho telemachus と比べると、翅の黄色がより濃く、外縁の黒帯が太い点で容易に区別できます。
また、裏面の眼状紋はやや大きく、配置も整っているため識別の助けになります。
このような特徴が重なり、ブラジル産の個体群はひときわ存在感のある姿を見せてくれます。

・カテナリウスシロモルフォ (ブラジル産)   Morpho epistrophus catenaria (Perry, 1811)

1枚
Morpho epistrophus catenaria はブラジル南部を中心に見られる大型のタテハチョウで、翅表の青色光沢がやや落ち着いた色調であることが特徴です。
翅裏は褐色地に細かな眼状紋が並び、個体差はありますが全体として均整の取れた模様を示します。
ブラジルでは主に大西洋岸森林帯に広く分布し、低地から中標高帯まで生息域を持つことが知られています。
近似種の Morph o epistrophus epistrophus と比べると、catenaria のほうが翅裏の帯状模様が明瞭で、青色部の広がりがやや控えめです。
また、catenaria は後翅の縁取りが比較的太く、飛翔時の印象が重厚に見える点でも区別できます。
これらの特徴を踏まえると、本亜種は同属内でも独自の雰囲気を持つ存在といえます。

・ヘレノールモルフォ (ブラジル産)   Morpho helenor violaceus Fruhstorfer, 1912

1枚
Morpho helenor violaceus はブラジルの大西洋岸から内陸部にかけて分布し,主に森林域で樹冠近くを滑空するように飛びます。
本亜種は青紫色の反射が濃く,とくに雄では角度によって深い紫色が強く浮かび上がる点が際立ちます。
雌は全体に光沢が弱く,褐色味が加わることで模様が見えやすく,前翅の帯がより明瞭に現れます。
近似する他の亜種よりも外縁の暗色帯が太く,紫色の発色が強いことで識別しやすい特徴を示します。
翅裏は褐色地に眼状紋が整然と並び,その配置が比較的均一である点も判別の助けになります。
ブラジル産の個体は総じて紫色の輝きが豊かで,地域差を含めても本亜種らしい特徴が安定して見られます。

・クラウディナミイロタテハ (ブラジル産)   Agrias claudina sardanapalus Bates, 1860

2枚
Agrias claudina は鮮やかな赤と黒を基調とした翅をもち、光沢のある青色帯が入る非常に美しいチョウです。
裏面は褐色で落ち着いた模様を示し、休止時にはよい保護色として働きます。
成虫は森林内を素早く飛び、発酵した果実や樹液を好んで吸汁します。
幼虫は特定の樹木を食草とし、体色や姿勢で周囲に溶け込む擬態能力をもっています。
分布は南米アマゾン流域を中心とした熱帯雨林に広く見られ、地域ごとに色彩の変異が知られています。
鮮やかな色彩から人気が高く、生息地の減少とあわせて保全が重要視されている種です。








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