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Parnassius apollo chrysanthemi のキルギス産個体は、翅の白色部がやや厚みのある質感を示し、赤紋は明瞭で丸みを帯びる傾向があります。
前翅の黒斑は太めに発達し、後翅の縁部には灰色の影が広がるため、全体として重心の低い模様に見えます。
雄は前翅の黒斑が濃く締まり、後翅の赤紋が小さく、腹部が細く見える点が特徴です。
雌は翅が幅広く、後翅の赤紋が大きく膨らみ、翅表の黒斑も拡大して模様が強調されます。
分布はキルギス西部の山地帯に局所的に見られ、夏季に高標高域で発生します。
本産地の個体は赤紋と黒斑の対比が強く、地域的な特徴がはっきり表れます。
近似種の Parnassius nomion は赤紋が小さく、翅の透明感が強く、黒斑が細い点で容易に区別できます。 |
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