パプアニューギニアの蝶 <アゲハチョウ科>


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・アレクサンドラトリバネアゲハ (パプアニューギニア産)
    Ornithoptera alexandrae (Rothschild, 1907)

3枚
Ornithoptera alexandrae は世界最大級のチョウで、雌は特に巨大になり褐色を基調とした力強い姿をしています。
雄は黒と青緑の金属光沢が強く、細身で優雅な翅形をもちます。
成虫は森林上層部を活発に飛び、花の蜜を求めて広い範囲を移動します。
幼虫はウマノスズクサ類を食草とし、体内に毒成分を蓄えて捕食者から身を守ります。
分布はパプアニューギニア南東部の限られた低地雨林に限定され、生息域が非常に狭いことで知られています。
森林伐採による環境悪化の影響を強く受けるため、国際的に保全が重視されている種です。
現在は,ワシントン条約で保護されていて,輸出・輸入は厳しく制限されており,売買が禁止されています。

※ この2頭の標本は,日本がワシントン条約に加盟した1980年以前の1965年に採集され,1967年に日本に輸入された個体です。
 これまで,杉坂が所蔵していましたが,環境省から移動許可を得て,雄雌の一対を名和昆虫博物館に寄贈しました。

・ミドリメガネトリバネアゲハ (パプアニューギニア産)
    Ornithoptera priamus admiralitatis (Rothschild, 1915)

3枚
Ornithoptera priamus は大型で、雄は緑や青緑の金属光沢をもつ鮮やかな翅を広げる美しいチョウです。
雌はより大きく褐色を基調とし、白斑が並ぶ落ち着いた模様を示します。
成虫は森林の上層部を力強く飛び、花の蜜を求めて広い範囲を移動します。
幼虫はウマノスズクサ類を食草とし、体内に毒成分を蓄えて捕食者から身を守ります。
分布はニューギニア島周辺を中心にオーストラリア北部や近隣の島々に広く見られ、地域ごとに多くの亜種が知られています。
鮮やかな色彩から採集圧を受けやすく、一部地域では保全が重要視されています。







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