マレーシアの蝶 <アゲハチョウ科>


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・アカエリトリバネアゲハ (マレーシア産)   Trogonoptera brookiana albescens Rothschild,1895

36枚
Trogonoptera brookiana は、黒い翅に金緑色の帯が鮮やかに映える大型の美しいアゲハチョウで、マレー半島やボルネオ島、スマトラ島、タイ南部といった東南アジアの湿った熱帯雨林に広く分布し、特に渓流沿いの森を好んで飛び回るのが特徴です。

・キシタアゲハ (マレーシア産)   Troides aeacus malaiianus Fruhstorfer, 1902

2枚
Troides aeacus は、鮮やかな黄色と黒のコントラストが美しい大型のアゲハチョウで、雄は後翅の黄色が特に鮮明で雌はやや大型かつ黒味が強いことが特徴であり、主に中国南部から東南アジア、インドシナ半島、台湾、そしてインド北東部にかけて広く分布し、標高の低い森林やその周辺環境でよく見られる種です。

・アンフリサスキシタアゲハ (マレーシア産)   Troides amphrysus ruficollis (Butler, 1879)

5枚
Troides amphrysus は、雄が黒い前翅と鮮やかな黄色の後翅をもち、雌はより大型で褐色が強く模様も複雑になるという性差がはっきりした美しい大型アゲハで、マレー半島・スマトラ島・ボルネオ島など東南アジアの熱帯雨林に広く分布し、主に森林の周辺部や林縁で見られる種です。

・ヘレナキシタアゲハ (マレーシア産)   Troides helena cerberus (Felder & Felder,1865)

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Troides helena は、雄が黒い前翅と鮮やかな黄色の後翅をもち、雌はより大型で褐色が強く模様も複雑になるという性差がはっきりした美しい大型アゲハで、インドから東南アジア一帯(インドシナ半島・マレー半島・スマトラ島・ジャワ島・ボルネオ島など)に広く分布し、主に低地から山地の森林やその周辺で見られる種です。

・ナガサキアゲハ (マレーシア産)   Papilio memnon agenor (Linnaeus, 1758)

1枚
Papilio memnon は、雄が黒を基調とした力強い翅をもち、雌は同種内で複数の型(擬態型を含む)に分かれるほど変異が豊富で、全体として大型で存在感のあるアゲハチョウであり、インドから中国南部、台湾、東南アジア一帯まで広く分布し、主に低地から山地の森林周辺や人里近くの環境でもよく見られる種です。

・モンキアゲハ (マレーシア産)   Papilio helenus helenus Linnaeus, 1758

1枚
Papilio helenus は、雄が黒い翅に白帯をもつ力強い姿をしており、雌はより大型で赤色斑が目立つなど変異が豊富な美しいアゲハチョウで、インドから中国南部、台湾、東南アジアにかけて広く分布し、主に森林周辺や人里近くの湿った環境でもよく見られる種です。

・タイワンモンキアゲハ (マレーシア産)   Papilio nephelus sunatus (Black & White Helen)

3枚
Papilio nephelus は、黒を基調とした翅に白い帯模様が入る落ち着いた色彩が特徴で、雌雄ともに重厚感のある姿をしており、インドからミャンマー、中国南部、タイ、マレー半島、スマトラ島など東南アジア一帯に広く分布し、主に森林周辺の湿った環境や林縁でよく見られる種です。

・シロオビアゲハ (マレーシア産)   Papilio polytes Linnaeus, 1758

5枚
Papilio polytes は、雄が黒を基調とした端正な翅をもち、雌は同種内で複数の擬態型(特に Pachliopta 属の毒蝶に似た赤斑をもつ型)が現れるほど変異が豊富で、環境への適応力も高いアゲハチョウで、インドから中国南部、台湾、東南アジア、さらに沖縄諸島まで広く分布し、森林周辺から市街地の庭先までさまざまな場所で普通に見られる種です。

・ベニモンアゲハ (マレーシア産)   Pachliopta ristolochiae asteris (Rothschild, 1908)

2枚
Pachliopta aristolochiae は、黒いベルベット状の翅に赤い斑点が並ぶ独特で毒々しい美しさをもつ大型のアゲハチョウで、幼虫・成虫ともにウマノスズクサ類由来の毒成分を体内に蓄えることで鳥に捕食されにくく、インドから中国南部、台湾、東南アジア、さらに沖縄諸島まで広く分布し、主に森林周辺の湿った環境や人里近くの草地でもよく見られる種です。

・アオスジアゲハ (マレーシア産)   Graphium sarpedon luctatius (Fruhstorfer, 1907)

2枚
Graphium sarpedon は、黒い翅に鮮やかな青緑色の帯が走る軽やかで俊敏なアゲハチョウで、直線的に素早く飛ぶ独特の飛翔が目立ち、インドから中国南部、台湾、東南アジア、さらに日本の本州以南まで広く分布し、森林周辺から市街地の公園までさまざまな環境でよく見られる種です。


・ウスグロマダラタイマイ (マレーシア産)   Graphium ramaceus pendleburyi (Corbet, 1941)

3枚
Graphium ramaceus は、黒地の翅に淡い緑色や白色の帯が入る軽やかなデザインをもち、同属らしい素早く直線的な飛び方をするスマートなアゲハチョウで、スマトラ島やボルネオ島など東南アジアの島嶼部を中心に分布し、主に森林周辺の明るい林縁や渓流沿いでよく見られる種です。

・ミカドアゲハ (マレーシア産)   Graphium doson evemonides (Honrath, 1884)

8枚
Graphium doson は、黒い翅に淡い青緑色の帯が並ぶすっきりとした模様が特徴で、細身の体つきと直線的で素早い飛翔が目立つ軽快なアゲハチョウで、インドから中国南部、台湾、東南アジア、さらに日本の本州以南まで広く分布し、主に森林周辺の明るい林縁や市街地の公園などでもよく見られる種です。

・ミナミミカドアゲハ (マレーシア産)   Graphium eurypylus mecisteus (Distant, 1885)

7枚
Graphium eurypylus は、黒い翅に淡い青緑色の帯や斑点が並ぶ軽やかな模様が特徴で、細身の体つきと素早く直線的に飛ぶスタイルが目立つアゲハチョウで、インドから中国南部、東南アジア、さらにオーストラリア北部まで広く分布し、主に森林周辺の明るい林縁や渓流沿いでよく見られる種です。

・アリクレスタイマイ (マレーシア産)   Graphium arycles rama Felder & Felder, 1860

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マレー半島に生息する亜種です。
Graphium arycles は、黒い翅に淡い青緑色の帯や斑点が並ぶすっきりとした模様をもち、細身で軽やかな体つきと素早く直線的に飛ぶスタイルが特徴のアゲハチョウで、スマトラ島・ボルネオ島・マレー半島など東南アジアの熱帯域に分布し、主に森林周辺の明るい林縁や渓流沿いでよく見られる種です。
・コモンタイマイ (マレーシア産)   Graphium agamemnon agamemnon (Linnaeus, 1758)

2枚
Graphium agamemnon は、黒い翅に明るい青緑色の帯や斑点が並ぶ鮮やかな模様をもち、細身で軽快な体つきと素早く直線的に飛ぶスタイルが特徴のアゲハチョウで、インドから中国南部、東南アジア、さらにオーストラリア北部まで広く分布し、主に森林周辺の明るい林縁や渓流沿いでよく見られる種です。

・オナガタイマイ (マレーシア産)   Graphium antiphates alcibiades (Fabricius, 1787)

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Graphium antiphates は、黒い翅に淡い青緑色の帯や斑点が並ぶすっきりとした模様をもち、細身で軽やかな体つきと素早く直線的に飛ぶスタイルが特徴のアゲハチョウで、インドから中国南部、東南アジア、さらにスマトラ島やボルネオ島などの島嶼部まで広く分布し、主に森林周辺の明るい林縁や渓流沿いでよく見られる種です。

・オオムラサキアゲハ (マレーシア産)   Chilasa paradoxa aenigma Wallace, 1865

3枚
Chilasa paradoxa は黒を基調とした翅に白帯が入り、角度によっては青輝色を発色し,全体として強いコントラストをもつ独特の姿のチョウです。
翅の形はやや細長く、飛翔時には白帯がよく目立ち、他種と区別しやすいです。
成虫は森林の林縁や薄暗い場所を好み、滑空と羽ばたきを組み合わせた優雅な飛び方をします。
幼虫はウマノスズクサ類を食草とし、体色や模様で周囲に溶け込む擬態を示します。
分布はインド北東部からミャンマー、タイ、ラオス、ベトナムなどの東南アジアに広く、生息環境は主に森林地帯です。
地域によって白帯の幅や濃さが異なり、地理的変異が見られる種として知られています。





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