マレーシアの蝶 <タテハチョウ科>


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・ヒメオオゴマダラ (マレーシア産)   Idea hypermnestra linteata (Butler, 1879)

1枚
Idea hypermnestra は、大型のタテハチョウで、翅表は白地に黒い太い脈が走り、網目状の独特な模様が強く目を引きます。
翅裏も白と黒の対比がはっきりしており、翅表よりもやや柔らかい印象ながら同じ構造的な模様を示します。
後翅は丸みを帯び、尾状突起はありませんが、広い翅面と太い脈が特徴的な外観をつくります。
体つきは細長く、ゆったりと滑空するような独特の飛び方をするため、林内でも非常に目立ちます。
分布はマレーシアを中心に低地から丘陵の森林に広く生息し、林縁や湿度の高い場所で見られることが多いです。
成虫は花を訪れたり、ゆっくりと漂うように移動しながら周囲を巡る姿が観察されます。

・ヒメアサギマダラ (マレーシア産)   Parantica aglea melanoides Moore, 1883

2枚
Parantica aglea は、中型のタテハチョウで、翅表は黒地に淡い青白色の帯が入り、落ち着いた色合いながらも明瞭なコントラストを示します。
翅裏はやや明るい褐色を基調とし、細い脈に沿って淡色の模様が並ぶことで柔らかい印象を与えます。
後翅は丸みを帯び、尾状突起はありませんが、整った帯模様が外形を引き締めています。
体つきは細長く、一定のリズムで滑るように飛ぶため、林内でも比較的見つけやすい種類です。
分布はマレーシアを中心に低地から丘陵の森林に広く生息し、林縁や日差しの差し込む場所で観察されることが多いです。
成虫は林内をゆっくり漂いながら、周囲の植物を順に訪れるように動く姿が見られます。

・ヒメウスキアサギマダラ (マレーシア産)   Parantica aspasia aspasia (Fabricius, 1787)

2枚
Parantica aspasia は、中型のタテハチョウで、翅表は黒地に青白色の帯が広がり、落ち着いた色合いの中に整った模様が際立ちます。
翅裏は淡い褐色を基調とし、脈に沿って薄色の帯が並ぶほか、後翅には黄色い斑紋が点在して柔らかい印象を添えます。
後翅は丸みがあり、尾状突起はありませんが、帯模様と黄色斑の配置が識別の手がかりになります。
体つきは細く、一定のリズムで滑るように飛ぶため、林内でも比較的見つけやすい種類です。
分布はマレーシアを中心に低地から丘陵の森林に広く生息し、林縁や日差しの差し込む場所で観察されることが多いです。
成虫は花を訪れたり、ゆっくりと移動しながら周囲の様子を確かめるように行動する姿が見られます。

・アグレオイデスアサギマダラ (マレーシア産) 
    Parantica agleoides agleoides (C. Felder & R. Felder, 1860)

1枚
Parantica agleoides は、中型のタテハチョウで、翅表は黒地に青白色の帯が並び、落ち着いた色合いの中に整った模様が際立ちます。
翅裏は淡い褐色を基調とし、脈に沿って薄色の帯が走るほか、後翅には黄色い斑紋が点在して柔らかい印象を添えます。
後翅は丸みがあり、尾状突起はありませんが、帯模様と黄色斑の配置が識別の手がかりになります。
体つきは細く、一定のリズムで滑るように飛ぶため、林内でも比較的見つけやすい種類です。
分布はマレーシアを中心に低地から丘陵の森林に広く生息し、林縁や日差しの差し込む場所で観察されることが多いです。
成虫は林内をゆったり漂うように移動しながら、周囲の植物を順に訪れる姿が見られます。

・ブルガリスヒメゴマダラ (マレーシア産)   Ideopsis vulgaris macrina (Fruhstorfer, 1904)

6枚
Ideopsis vulgaris は、中型のタテハチョウで、翅表は白地に黒い脈がくっきりと走り、軽やかな印象の中に力強さを感じさせます。
翅裏も白と黒の対比が明瞭で、やや柔らかい色調ながら網目状の模様が整然と並びます。
後翅は丸みを帯び、尾状突起はありませんが、広い翅面と太い脈が独特の外観をつくります。
体つきは細長く、ゆったりと滑空するような飛び方をするため、林内でも目に留まりやすい種類です。
分布はマレーシアを中心に低地から丘陵の森林に広く生息し、林縁や湿度の高い場所で観察されることが多いです。
成虫は花を訪れたり、漂うように移動しながら周囲を巡る姿が見られます。

・ツマムラサキマダラ (マレーシア産)   Euploea mulciber mulciber (Cramer, [1777])

2枚
Euploea mulciber は、中型のタテハチョウで、翅表は青紫色に輝き、黒い縁取りとの対比が重厚な雰囲気をつくります。
翅裏は濃い褐色を基調とし、翅表より控えめな色調ながら細かな斑紋が整って並びます。
後翅は丸みがあり、尾状突起はありませんが、広い翅面と均整の取れた模様が特徴的です。
体つきはしっかりしており、ゆったりとした羽ばたきで林内を安定して移動する姿が見られます。
分布はマレーシアを中心に低地から丘陵の森林に広く生息し、林縁や湿度の高い場所で観察されることが多いです。
成虫は薄暗い林内で葉上に静かにとどまることが多く、落ち着いた動きで周囲を行き来する様子が見られます。

・クラメリルリマダラ (マレーシア産)   Euploea crameri bremeri C. Felder & R. Felder, 1860

1枚
Euploea crameri は、中型のタテハチョウで、翅表は濃い褐色に深みがあり、落ち着いた色調が全体の印象を引き締めます。
翅裏も同様に濃い褐色で、控えめな斑紋が点在し、翅表よりも穏やかな雰囲気を見せます。
後翅は丸みを帯び、尾状突起はありませんが、均整の取れた形が特徴的です。
体つきはしっかりしており、ゆっくりとした羽ばたきで林内を安定して移動する姿が見られます。
分布はマレーシアを中心に低地から丘陵の森林に広く生息し、林縁や薄暗い場所で観察されることが多いです。
成虫は葉上で静かに休むことが多く、短い距離を移動しながら周囲を確かめるように行動します。

・シロオビルリマダラ (マレーシア産)   Euploea camaralzeman Butler, 1866

1枚
Euploea camaralzeman は、中型のタテハチョウで、翅表は濃い褐色に深みがあり、落ち着いた色合いが全体の印象を引き締めます。
翅裏も同様に濃い褐色で、控えめな斑紋が点在し、翅表よりも柔らかい雰囲気を見せます。
後翅は丸みを帯び、尾状突起はありませんが、均整の取れた形が特徴的です。
体つきはしっかりしており、ゆったりとした羽ばたきで林内を安定して移動する姿が見られます。
分布はマレーシアを中心に低地から丘陵の森林に広く生息し、林縁や薄暗い場所で観察されることが多いです。
成虫は林内を静かに飛び回り、近くの葉にふわりと降りて休む姿がよく見られます。

・エインドビシロオビマダラ (マレーシア産)   Euploea eyndhovii aesatia Fruhstorfer, 1910

1枚
Euploea eyndhovii は、中型のタテハチョウで、翅表は深い褐色を帯び、光の当たり方でわずかに艶が見える落ち着いた色合いです。
翅裏も同様に濃い褐色で、控えめな斑が散在し、翅表よりも柔らかい雰囲気を示します。
後翅は丸みのある形をしており、尾状突起はなく、均整の取れた輪郭が特徴です。
体つきはしっかりしていて、ゆっくりとした羽ばたきで林内を安定して移動する姿が見られます。
分布はマレーシアを中心に低地から丘陵の森林に広く生息し、林縁や薄暗い場所で観察されることが多いです。
成虫は林内で静かに飛び回り、近くの葉にそっと降りて休む様子がよく見られます。

・アルゲアルリマダラ (マレーシア産)   Euploea algea menetriesii C. & R. Felder, 1860

1枚
Euploea algea は、中型のタテハチョウで、翅表は深い褐色が広がり、重みのある落ち着いた色調が特徴です。
翅裏も濃い褐色で、わずかな斑が控えめに入り、翅表とは異なる柔らかい質感を見せます。
後翅は丸みを帯び、尾状突起はなく、滑らかな輪郭が全体の印象を整えています。
体つきはしっかりしており、穏やかな羽ばたきで林内をゆっくり進む姿が見られます。
分布はマレーシアを中心に低地から丘陵の森林に広く生息し、林縁や薄暗い場所で観察されることが多いです。
成虫は林内を静かに飛び、近くの葉に軽く降りて休む様子がよく見られます。

・シロモンルリマダラ (マレーシア産)   Euploea mulciber mulciber (Cramer, [1777])

2枚
Euploea algea は中型のタテハチョウで、翅表は濃い褐色の地に大きく明瞭な白斑が入り、強いコントラストが目を引きます。
翅裏も濃い褐色を基調とし、表と同じ位置に白い斑紋が広く現れ、裏面でもはっきりと識別できます。
後翅は丸みのある形で、尾状突起はなく、白斑が広い翅面に均等に配置されるのが特徴です。
体はやや太めで、落ち着いた羽ばたきで林内をゆっくり進む姿が見られます。
分布はマレーシアの低地から丘陵の森林に広く及び、林縁や薄暗い場所で観察されることが多いです。
成虫は林内を静かに移動し、白斑が光を受けて浮かび上がるように見えることがあります。

・カバマダラ (マレーシア産)   Danaus chrysippus (Linnaeus, 1758)

1枚
Danaus chrysippus は中型のタテハチョウで、翅表は明るい橙色を基調とし、黒い縁取りがはっきりと全体を囲みます。
翅裏はやや淡い橙色で、表より柔らかい色合いながら、白斑と黒帯が整った配置で並びます。
後翅は丸みのある形をもち、広い橙色の面積が種の印象を明るく見せます。
体は細長く、軽やかな羽ばたきと滑空を組み合わせて開けた場所をよく移動します。
分布はマレーシアの低地から丘陵の開けた環境に広く見られ、草地や林縁など日当たりのよい場所で観察されることが多いです。
成虫は花を頻繁に訪れ、吸蜜しながら周囲をゆっくり巡る姿がよく見られます。

・ヘリグロホソチョウ (マレーシア産)   Acraea violae Fabricius, 1775

1枚
Acraea violae は小型から中型のタテハチョウで、翅表は鮮やかな橙色に黒斑が並び、軽やかな印象を与えます。
翅裏はやや淡い橙色で、表より柔らかい色合いながら、黒斑の配置はほぼ同じで識別しやすい模様を示します。
後翅は丸みを帯び、黒い縁取りが細く入り、全体の輪郭を引き締めています。
体は細身で、軽い羽ばたきと滑空を繰り返しながら草地や林縁を活発に移動します。
分布はマレーシアの低地を中心に広く見られ、開けた草地や農地周辺など日当たりのよい場所でよく観察されます。
成虫は花を頻繁に訪れ、吸蜜しながら周囲を絶えず巡るように動き続ける姿が特徴的です。

・リュウキュウミスジ (マレーシア産)    Neptis hylas papaja Moore, [1875]

1枚
Neptis hylas は中型のタテハチョウで、翅表は濃い褐色の地に太い白帯が横に走り、はっきりした帯模様が特徴です。
翅裏は表よりも明るい褐色になり、白帯がより際立って見えるため、裏面でも模様が鮮明に認識できます。
後翅は滑らかな輪郭をもち、亜外縁にある白線が外縁側へ寄る独特の配置を示し、このずれが識別点として重要です。
体は細めで、軽い羽ばたきを繰り返しながら林縁や明るい林内を素早く移動します。
分布はマレーシアの低地から丘陵の森林に広く見られ、日差しの差し込む道沿いや林縁で観察されることが多いです。
成虫は直線的に飛ぶことが多く、白帯が動きの中でくっきり浮かび上がるように見えるのが印象的です。

・レウコポロスミスジ (マレーシア産)    Neptis leucoporos leucoporos Kimura et al.,2016

3枚
Neptis leucoporos は中型のタテハチョウで、翅表は濃い褐色の地に細めの白帯が通り、すっきりとした模様が特徴です。
翅裏は明るい褐色となり、白帯が柔らかな背景の上で際立ち、裏面特有の軽い印象を与えます。
後翅は滑らかな輪郭をもち、亜外縁の白線が褐色帯の中央付近に位置する独特の配置を示し、これが識別点になります。
体は細くしなやかで、一定のリズムで羽ばたきながら林内の明るい通路を軽やかに移動します。
分布はマレーシアの低地から丘陵の森林に広く及び、林縁や日差しの差し込む道沿いで観察されることが多いです。
成虫は白帯が動きの中で整った形のまま見え、飛翔時に模様が鮮明に浮かび上がるのが印象的です。


・ドゥリョダナミスジ (マレーシア産)    Neptis duryodana nesia Fruhstorfer, 1908

1枚
Neptis duryodana は中型のタテハチョウで、翅表は濃い褐色の地に白帯がくっきり入り、帯がやや直線的に伸びるのが特徴です。
翅裏は淡い褐色となり、白帯が柔らかな背景の上で明瞭に浮かび、裏面ではより軽い印象を与えます。
後翅は丸みのある輪郭をもち、白帯が外側へ向かってわずかに広がる配置を示し、模様の流れが滑らかに見えます。
体は細長く、一定の速度で羽ばたきながら林内の明るい通路を軽快に移動する姿が見られます。
分布はマレーシアの低地から丘陵の森林に広く及び、林縁や日差しの差し込む道沿いで観察されることが多いです。
成虫は直線的に飛ぶことが多く、白帯が動きの中で規則的に揺れ、飛翔時に模様がはっきりと目に入ります。

・シロミスジ (マレーシア産)    Athyma perius perius (Linnaeus, 1758)

1枚
Athyma perius はマレーシアでは低地林から丘陵の樹林周辺でよく観察され、白帯と濃色部の対比がはっきり出る個体が多いです。
後翅亜外縁の白斑に含まれる黒点は基部側へ寄り、この位置が近縁種との識別に有効です。
翅表の褐色は深みがあり、光の当たり方で微妙に色調が変わることがあります。
翅裏では淡色部が明るく、模様の境界が比較的くっきりと見えます。
分布は南アジアから東南アジアに広く及び、マレー半島では森林縁辺や林道沿いで普通に見られます。
成虫は素早く飛び回り、日差しの差し込む場所で静止することが多いです。

・アウレリアキンミスジ (マレーシア産)  Pantoporia aurelia aurelia Kimura et al.,2016

1枚
Pantoporia aurelia はマレーシアでは低地の森林縁や林道沿いでよく見られ、橙色帯が鮮明に浮き上がる個体が多いです。
前翅の橙色帯は幅が比較的整い、暗色部との境界がくっきりする傾向があります。
後翅では橙色斑が明瞭で、外縁側の暗色部との対比が強く視認できます。
翅裏は淡褐色を基調とし、帯状模様がはっきりしているため裏面でも識別しやすいです。
分布は南アジアから東南アジアに広く及び、マレー半島では低地林から丘陵帯まで普通に生息します。
成虫は素早く飛び回り、日差しの差し込む場所や湿った地面に降りて吸水することがあります。

・ヒメキミスジ (マレーシア産)   Symbrenthia brabira Moore, 1872

1枚
Symbrenthia brabira はマレーシアでは低地林の周辺で見られ、橙色帯と黒色部のコントラストが強く際立ちます。
前翅の橙色帯は角度のある形で入り、暗色部との境界が鋭く見えることが多いです。
後翅では橙色斑が整った配置を示し、外縁の黒色部と明確に区別できます。
翅裏は褐色を基調とし、細かな帯状模様がはっきりしているため裏面でも特徴がつかみやすいです。
分布は南アジアから東南アジアに広く及び、マレー半島では森林縁や林道沿いで普通に確認できます。
成虫は素早く飛翔し、日差しの差し込む場所や湿った地面に降りて活動することがあります。

・ダイトウキスジ (マレーシア産)   Algia fasciata fasciata (Felder & Felder, 1860)

1枚
Algia fasciata はマレーシアでは主に低地から中標高の森林で見られ、翅の帯模様がはっきりと浮き上がるのが特徴です。
前翅の淡色帯は幅が安定し、濃色部との境界が滑らかに続くため全体の印象が整って見えます。
後翅では淡色部が広めに入り、外縁の暗色部との対比が柔らかく感じられます。
翅裏は淡褐色を基調とし、帯状の模様が均質に並ぶため裏面でも識別しやすいです。
分布は東南アジアの森林域に広く及び、マレー半島では低地林から丘陵帯まで普通に生息します。
成虫は林内の薄明るい場所をゆっくり飛び、葉上に静止している姿がよく見られます。

・ビロウドタテハ (マレーシア産)   Terinos atlita teuthras Hewitson, 1862

7枚
Terinos atlita はマレーシアでは主に低地林の薄暗い環境で見られ、翅の青紫色光沢が角度によって強く浮かび上がります。
前翅の暗色部は深く、中央帯が細長く伸びるため全体に引き締まった印象になります。
後翅では淡色帯が滑らかに入り、外縁の暗色部との境界が自然に繋がって見えます。
翅裏は褐色系のまだら模様が広がり、樹皮に溶け込むような保護色が特徴です。
分布は東南アジアの森林域に広く及び、マレー半島では低地から丘陵帯の林内で普通に確認できます。
成虫は林内をゆっくり飛び、葉の裏側や幹の陰で静止することが多いです。

・テルパンダービロウドタテハ(ヒメビロウドタテハ) (マレーシア産)
     Terinos terpander robertsia Butler, 1867

2枚
Terinos terpander はマレーシアでは低地林の薄暗い場所で見られ、翅の青紫色光沢が角度によって強く変化します。
前翅は暗色部が広く、中央の淡色帯が鋭い形で入り全体に力強い印象を与えます。
後翅では淡色部が控えめで、外縁の暗色部がはっきりしているため模様の輪郭が明瞭です。
翅裏は褐色のまだら模様が細かく入り、樹皮に紛れるような質感が特徴になります。
分布は東南アジアの森林域に広く及び、マレー半島では低地から丘陵帯の林内で普通に見られます。
成虫は林床近くをゆっくり移動し、光の弱い場所で静止することが多いです。

・スリヤミナミヒョウモン (マレーシア産)   Cirrochroa surya Moore, 1878

3枚
Cirrochroa surya はマレーシアでも見られるタテハチョウ科の一種で、鮮やかな橙色の翅が目を引きます。
翅表は明暗の差がはっきりしており、黒い帯模様が細く整って並ぶ点が特徴的です。
翅裏は淡い黄褐色を基調とし、細い線が規則的に入ることで落ち着いた雰囲気を与えます。
マレーシア産の個体はやや小ぶりで、翅縁がすっきりしているため、飛ぶ姿が軽やかに見えます。
分布はマレー半島の森林地帯に広く及び、低地から丘陵の林縁や日当たりのよい小道でも観察されます。
成虫は花を訪れることが多く、林内でも開けた場所でも姿を見せるため、比較的見つけやすい種類です。
Cirrochroa 属には,18種が知られており,よく似た種が多いです。
一般的にミナミヒョウモンと呼ばれるものには,下記の2種が混同されています。
Cirrochroa surya スリヤミナミヒョウモン
  前翅の翅頂付近が暗褐色になる特徴がある。
Cirrochroa tyche ティケミナミヒョウモン
  前翅の翅頂付近が暗褐色にならず,全体的に褐色斑が発達しないので,ウスイロミナミヒョウモンとも呼ばれている。


・フチグロミナミヒョウモン (マレーシア産)
     Cirrochroa emalea (Guerin-Meneville, 1843)

3枚
Cirrochroa emalea はマレーシアでは明るい橙色が際立ち、翅の黒帯が比較的細く見えることが多いです。
前翅は丸みが強く、翅脈に沿う影が弱めで、全体に柔らかい印象を与えます。
後翅の外縁はやや滑らかで、個体によっては淡い斑が控えめに現れます。
雄は光沢が強く、日光下では橙色が鮮やかに反射しやすいです。
分布はマレー半島を中心に低地から丘陵帯の森林に広く見られ、周辺地域にも連続的に生息しています。
林縁部でよく活動し、吸水行動を示すことが多い種です。

・ウスイロネッタイヒョウモン (マレーシア産)
     Cirrochroa tyche thilina Fruhstorfer, 1905

1枚
Cirrochroa tyche はマレーシアでは橙色が深く、翅の縁取りがくっきりと見える傾向があります。
前翅は細長く、外側の黒帯が明瞭で、飛翔時にコントラストが際立ちます。
後翅は丸みがあり、淡い帯模様が均一に広がることが多いです。
雄は光沢が強く、日差しの角度によって色調が鮮やかに変化して見えます。
分布はマレー半島を中心に低地林から丘陵帯まで広く連続して生息し、周辺地域にも安定して見られます。
林道沿いでよく活動し、地面で吸水する姿が観察されやすい種です。

・ホソバネッタイヒョウモン (マレーシア産) 
    Cirrochroa emalea emalea (Guerin-Meneville, [1843])

3枚
Cirrochroa emalea はマレーシアでは鮮やかな橙色が際立ち、翅の縁取りが繊細に見えることが多いです。
前翅は比較的ふくらみがあり、外側の暗色部が柔らかく溶け込むように配置されます。
後翅は丸みを帯び、淡い模様が滑らかに連続して広がります。
雄は光を受けると色調が強まり、動きの中で輝きが変化して見えます。
分布はマレー半島の低地林から丘陵帯にかけて広く連続して生息し、周辺地域にも自然に広がっています。
林縁や日当たりのよい場所でよく見られ、地表で吸水する行動が観察されやすい種です。

・コガタヘリグロネッタイヒョウモン (マレーシア産)
     Cirrochroa satellita satellita Butler, 1869

1枚
Cirrochroa satellita はマレーシアでは濃い橙色が強調され、翅の縁に沿う暗色部がはっきりと浮かび上がります。
前翅は細めで、外側の模様が鋭く締まり、動きの中で輪郭が明瞭に見えます。
後翅は丸みがあり、淡い帯状の模様が滑らかに連続して広がります。
雄は光を受けると色の深みが増し、角度によって輝きが変化して見えます。
分布はマレー半島の低地林から丘陵帯にかけて広く連続して生息し、周辺地域にも自然に広がっています。
林道沿いや開けた場所でよく観察され、地面で吸水する行動が見られることが多い種です。

・ヒメウラベニヒョウモン (マレーシア産)    Phalanta alcippe alcesta Corbet, 1941

3枚
Phalanta alcippe はマレーシアでは明るい橙色が強く、翅の斑点がくっきりと配置される傾向があります。
前翅は細長く、黒い斑が整った並びで並列し、動きの中でも模様がはっきり見えます。
後翅は丸みがあり、淡い模様が外縁に向かって滑らかに広がります。
雄は光を受けると色の鮮やかさが増し、角度によって輝きが変わって見えます。
分布はマレー半島の低地林から丘陵帯にかけて広く連続して生息し、周辺地域にも自然に広がっています。
林縁や開けた場所でよく見られ、地表で吸水する姿が観察されることが多い種です。

・タイワンキマダラ (マレーシア産)   Cupha erymanthis lotis (Sulzer, 1776)

3枚
Cupha erymanthis はマレーシアでは濃い橙色が際立ち、翅の斑点が力強く配置されるのが特徴です。
前翅はやや角ばった形をしており、暗色部が明瞭に区切られて見えます。
後翅はふくらみがあり、細かな模様が外側へ向かって穏やかに広がります。
雄は光を受けると色の深みが増し、動きに合わせて輝きが変化します。
分布はマレー半島の低地林から丘陵帯にかけて広く連続して生息し、周辺地域にも自然に広がっています。
林道沿いや日当たりのよい場所でよく観察され、地面で吸水する姿が見られることが多い種です。

・チャイロタテハ (マレーシア産)   Vindula erota chersonesia Pendlebury, 1939

4枚
Vindula erota はマレーシアでは橙色が濃く、翅の模様が力強く配置されるのが特徴です。
前翅は幅があり、外縁の暗色部がはっきりと区切られて見えます。
後翅は丸みが強く、細かな模様が外側へ向かって滑らかに広がります。
雄は光を受けると色調が際立ち、動きに合わせて輝きが変わって見えます。
分布はマレー半島の低地林から丘陵帯にかけて広く連続して生息し、周辺地域にも自然に広がっています。
林道沿いや開けた場所でよく観察され、地表で吸水する姿が見られることが多い種です。

・ツマジロアカイチモンジ (マレーシア産)    Lebadea martha (Fabricius, 1787)

3枚
Lebadea martha はマレーシアでは深みのある橙褐色が際立ち、翅の帯模様が明瞭に浮かび上がります。
前翅はやや角張った形をしており、暗色部がはっきりと区切られて見えます。
後翅は丸みが強く、細かな模様が外縁に向かって整然と並びます。
雄は光を受けると色調が鮮やかになり、動きに合わせて輝きが変化します。
分布はマレー半島の低地林から丘陵帯にかけて広く連続して生息し、周辺地域にも自然に広がっています。
林内の薄暗い場所を静かに飛ぶことが多く、葉の上で休む姿がよく見られます。

・キレバイシガケチョウ (マレーシア産)   Cyrestis themire vatinia Fruhstorfer, 1901

2枚
Cyrestis themire はマレーシアでは白地に細い線模様が鮮明に浮かび上がり、全体がすっきりとした印象になります。
前翅は細長く、縞状の模様が均等に並ぶことで形が引き締まって見えます。
後翅は丸みがあり、線が外側へ向かって滑らかに広がるため、落ち着いた雰囲気を与えます。
雄は光を受けると模様のコントラストが強まり、動きに合わせて表情が変わります。
分布はマレー半島の低地林から丘陵帯にかけて広く連続して生息し、周辺地域にも自然に広がっています。
林道沿いや日当たりのよい場所でよく観察され、地表で吸水する姿が見られることが多い種です。

・ナミオビヒメイシガケ (マレーシア産)   Cherinesia intermedia intermedia Martin, 1895

1枚
Cherinesia intermedia はマレーシアでは淡い褐色が基調となり、翅の細い線模様が繊細に浮かび上がります。
前翅はやや細長く、縞状の模様が整った配置で並ぶため、全体が引き締まって見えます。
後翅は丸みを帯び、線が外側へ向かって穏やかに広がることで落ち着いた印象になります。
雄は光を受けると模様のコントラストが強まり、動きに合わせて表情が変わります。
分布はマレー半島の低地林から丘陵帯にかけて広く連続して生息し、周辺地域にも自然に広がっています。
林内をゆっくりと飛ぶことが多く、低い位置で静かに休む姿が見られます。

・トラフタテハ (マレーシア産)   Parthenos sylvia lilacinus Butler, 1879

1枚
Parthenos sylvia はマレーシアでは緑がかった褐色が際立ち、翅の白帯が鮮明に浮かび上がります。
前翅は幅広く、斑紋が大きく配置されるため、飛翔時に力強い印象を与えます。
後翅は丸みがあり、淡い模様が外側へ向かって滑らかに広がります。
雄は光を受けると白帯のコントラストが強まり、動きに合わせて表情が変わります。
分布はマレー半島の低地林から丘陵帯にかけて広く連続して生息し、周辺地域にも自然に広がっています。
林間を素早く飛び回ることが多く、枝先に止まって周囲を見渡す姿がよく見られます。

・アタマスヒメフタオチョウ (マレーシア産)
     PPolyura athamasolyura athamas Drury, 1773

5枚
Polyura athamas は、力強い翅形と深い色調が特徴で、前翅の角ばった輪郭が印象的です。
後翅には短い突起があり、淡色帯との対比がはっきりと見える個体が多いです。
表面は濃褐色を基調とし、帯状の模様が明瞭で、裏面はより柔らかな色合いになります。
マレーシアでは半島部からボルネオ島まで広く見られ、低地林から丘陵帯の森まで幅広い環境に分布します。
成虫は林縁や日当たりの良い場所をよく飛び、樹液や落ちた果実に集まる姿が観察されます。
地域ごとの個体差も興味深く、観察するたびに新しい発見があります。

・ツマグロチャイロフタオ (マレーシア産)   Charaxes bernardus crepax Fruhstorfer, 1914

1枚
Charaxes bernardus は、力強い翅の輪郭と落ち着いた褐色の基調が特徴的です。
前翅の外縁はやや波打ち、淡色帯がはっきりと浮かび上がる点が目を引きます。
裏面は細かな模様が重なり、表側とは異なる繊細な印象を与えます。
マレーシアでは半島部からボルネオ島にかけて広く分布し、森林域を中心に各地で見られます。
成虫は林道沿いや樹液の出る木を好み、素早い飛翔で周囲を巡ります。

・サトオオイナズマ (マレーシア産)    Lexias pardalis dirteana (Corbet, 1941)

8枚
Lexias pardalis は、鮮やかな橙色と黒帯の対比が際立つ中型のタテハチョウです。
雄は後翅表面に青紫色の帯が走り、光の角度で強く輝くのが特徴です。
雌はより落ち着いた色調で、模様のコントラストが雄より控えめになります。
マレーシアでは半島部からボルネオ島まで広く分布し、森林周辺の明るい場所でよく見られます。
裏面は褐色を基調とし、細かな斑紋が重なって保護色として機能します。
この種は触角の先端が黄色で、その点も識別の手がかりとして役立ちます

・ヤマオオイナズマ (マレーシア産)    Lexias dirtea merguia (Moore, 1878)

1枚
Lexias dirtea は、濃い黒色と橙色の対比が際立つ力強い印象のタテハチョウです。
雄は後翅表面に青紫色の帯が広がり、角度によって鮮やかに光ります。
雌は全体に落ち着いた色調で、模様の境界がやや柔らかく見えます。
マレーシアでは半島部からボルネオ島にかけて分布し、森林周辺の開けた場所でよく確認されます。
裏面は褐色を基調とし、細かな斑紋が重なって穏やかな雰囲気を示します。
この種は触角の先端が黒く、その点も識別の手がかりとして役立ちます。

・ハイイロヒメイナズマ カギバヒメイナズマ) (マレーシア産)
     Cynitia lepidea cognata Moore, [1897]

1枚
Cynitia lepidea は、灰白色を基調とした翅に淡い帯模様が入る、落ち着いた雰囲気をもつタテハチョウです。
雄は前翅から後翅にかけて細い灰白色の帯が通り、全体に控えめで均質な模様を示します。
雌は帯がより明瞭で、前翅中央部に淡い橙色を帯びることがあり、雄よりも色彩の変化が目立ちます。
裏面は灰褐色に細い帯状斑が連なり、翅脈がやや濃く浮かぶため、地味ながら独特の質感を見せます。
マレーシアでは主にマレー半島で知られ、低地から丘陵の林縁や疎林周辺で見られます。
近似種の Tanaecia cocytina より前翅翅頂が角ばり、輪郭が鋭く見える点で識別が容易です。

・コキティナヒメイナズマ (マレーシア産)   Tanaecia cocytina puseda (Moore, [1858])

6枚
Tanaecia cocytina は、濃い褐色を基調とした翅に淡い帯模様が走る、落ち着いた雰囲気のタテハチョウです。
雄は前翅外縁の帯が明瞭で、後翅にも細い帯が入り、全体に引き締まった印象になります。
雌はやや明るい褐色を示し、帯模様が広く見えることがあり、雄より柔らかな外観になります。
裏面は灰褐色に細い帯状斑が連なり、翅脈がやや濃く浮かび上がるため、控えめながら特徴的な質感を示します。
マレーシアではマレー半島からボルネオ島にかけて分布し、低地から丘陵の林縁や疎林周辺で見られます。
近似種の Cynitia lepidea より前翅翅頂が丸みを帯び、輪郭が柔らかく見える点で容易に区別できます。

・アオヘリコイナズマ (マレーシア産)   Tanaecia julii appiades Menetries, 1857

1枚
Tanaecia julii は、濃い褐色を基調とした翅に淡い帯模様が入る、重厚な雰囲気をもつタテハチョウです。
雄は前翅外縁の帯がくっきりと現れ、後翅にも細い帯が走るため、全体に引き締まった印象になります。
雌はやや明るい褐色を示し、帯模様が広く見えることがあり、雄より柔らかな外観になります。
裏面は灰褐色に細い帯状斑が連なり、翅脈がやや濃く浮かび上がるため、控えめながら特徴的な質感を示します。
マレーシアではマレー半島からボルネオ島にかけて分布し、低地から丘陵の林縁や疎林周辺で見られます。
近似種の Tanaecia cocytina より前翅翅頂が角ばり、輪郭が力強く見える点で識別が容易です。

・ドゥンヤリクイナズマ (マレーシア産)   Bassarona dunya (Doubleday, 1848)

4枚
Bassarona dunya は、濃い褐色の地色に淡い帯模様が重なる、落ち着いた雰囲気をもつタテハチョウです。
雄は前翅外縁の帯が明瞭で、後翅にも細い帯が入り、全体に引き締まった印象になります。
雌はやや明るい褐色を示し、帯模様が広く見えることがあり、雄より柔らかな外観になります。
裏面は灰褐色に細い帯状斑が並び、翅脈がやや濃く浮かび上がるため、控えめながら特徴的な質感を示します。
マレーシアではマレー半島からボルネオ島にかけて分布し、低地から丘陵の林縁や疎林周辺で見られます。
近似種の Bassarona teuta より前翅の帯が細く、全体の色調が暗めである点が識別の手がかりになります。

・オビイナズマ (マレーシア産)   Bassarona teuta teuta (Doubleday, [1848])

1枚
Bassarona teuta は、濃い褐色の地色に明瞭な淡色帯が走る、力強い印象をもつタテハチョウです。
雄は前翅外縁の帯が太くはっきり現れ、後翅にも明瞭な帯が入るため、全体にコントラストが強く見えます。
雌はやや明るい褐色を示し、帯模様が広く柔らかく見えることがあり、雄とは雰囲気が異なります。
裏面は灰褐色に細い帯状斑が並び、翅脈がやや濃く浮かび上がることで落ち着いた質感を示します。
マレーシアではマレー半島からボルネオ島にかけて分布し、低地から丘陵の林縁や疎林周辺で見られます。
近似種の Bassarona dunya より帯が太く明瞭で、全体の色調がやや明るい点が識別の助けになります。

・ベニハレギチョウ (マレーシア産)   Cethosia biblis perakana Fruhstorfer, 1902

1枚
Cethosia biblis は、鮮やかな橙赤色の翅に黒と白の模様が組み合わさる、非常に華やかな外観のタテハチョウです。
雄は表面の橙赤色が強く、外縁の黒帯が鋸歯状に入り、全体に鋭いコントラストを示します。
雌は橙色がやや淡く、黒斑が大きめに現れることがあり、雄より落ち着いた印象になります。
裏面は褐色と白帯が複雑に入り組み、レース模様のような細かな斑紋が特徴的です。
マレーシアではマレー半島からボルネオ島にかけて広く分布し、林縁や日当たりのよい場所でよく見られます。
近似種の Cethosia hypsea より橙色が明るく、外縁の鋸歯状模様が細かい点で識別しやすいです。

・キアネハレギチョウ (マレーシア産)   Cethosia cyane euanthes Fruhstorfer, 1912

3枚
Cethosia cyane は、深い橙色の翅に黒と白の模様が組み合わさる、鮮烈な印象を与えるタテハチョウです。
雄は表面の橙色が濃く、外縁の黒帯が鋸歯状に入り、力強いコントラストを示します。
雌は橙色がやや淡く、黒斑が大きめに現れることがあり、雄よりも落ち着いた雰囲気になります。
裏面は褐色と白帯が複雑に入り組み、繊細なレース模様のような斑紋が特徴的です。
マレーシアではマレー半島からボルネオ島にかけて広く分布し、林縁や日当たりのよい場所でよく観察されます。
近似種の Cethosia biblis より橙色が深く、外縁の鋸歯状模様が太めに出る点で見分けやすいです。

・マレーハレギチョウ (マレーシア産) 
    Cethosia hypsea hypsina C. Felder & R. Felder, 1867

4枚
Cethosia hypsea は、濃い橙色の翅に黒帯と白斑が組み合わさる、力強い色彩をもつタテハチョウです。
雄は表面の橙色が深く、外縁の黒帯が太く入り、鋸歯状の縁取りがはっきりと浮かび上がります。
雌は橙色がやや淡く、黒斑が大きめに現れることがあり、雄よりも柔らかな印象になります。
裏面は褐色と白帯が複雑に入り組み、細かなレース状の斑紋が特徴的で、表面とは異なる雰囲気を示します。
マレーシアではマレー半島からボルネオ島にかけて広く分布し、林縁や日当たりのよい場所でよく観察されます。
近似種の Cethosia biblis より橙色が濃く、外縁の鋸歯状模様が太い点で見分けやすいといえます

・リュウキュウムラサキ (マレーシア産)   Hypolimnas bolina jacintha (Drury, [1773])

3枚
Hypolimnas bolina は、黒を基調とした翅に白斑が映える、強い存在感をもつタテハチョウです。
雄は前翅と後翅に大きな白斑が入り、その周囲に青紫色の光沢が現れるため、非常に鮮やかに見えます。
雌は褐色を帯びた地色に白斑が並び、雄とはまったく異なる落ち着いた外観になります。
裏面は褐色を基調とし、細かな斑紋が散在して保護色として働きます。
マレーシアではマレー半島からボルネオ島にかけて広く分布し、開けた場所や林縁でよく観察されます。

・カバシタゴマダラ (マレーシア産)   Hestinalis nama ruvanella (Fruhstorfer, 1913)

1枚
Hestinalis nama は、淡い褐色の翅に白帯が通る上品な姿をもち、全体に軽やかな印象を与えるタテハチョウです。
雄は前翅の白帯が細く整い、後翅にも淡い帯が入るため、すっきりとした模様が際立ちます。
雌は白帯がやや広く、褐色部が柔らかく見えることがあり、雄より穏やかな雰囲気になります。
裏面は淡褐色に細い帯状斑が並び、翅脈がやや濃く浮かぶことで控えめながら特徴的な質感を示します。
マレーシアではマレー半島を中心に分布し、低地から丘陵の林縁や疎林周辺で観察されます。
本種はマダラチョウに擬態しており、その模様構成が他種とは異なる独特の存在感を生み出しています。

・マレーコノハチョウ (マレーシア産)   Kallima limborgii amplirufa Fruhstorfer, 1898

3枚
Kallima limborgii は、翅を閉じたときに枯葉そっくりの模様を示すことで知られ、非常に巧妙な擬態を行うタテハチョウです。
雄は表面に青色と黒色の鮮やかな帯が入り、翅を開くと強いコントラストが目を引きます。
雌は青色部がやや控えめで、褐色の面積が広く見えるため、雄より落ち着いた印象になります。
裏面は葉脈のような線が走り、色調も枯葉に近いため、休止時には周囲に溶け込むように見えます。
マレーシアではマレー半島を中心に分布し、林内や林縁で静止している姿がよく観察されます。
翅を閉じた際の枯葉擬態の完成度が高く、同属の他種と比べても特に自然物への同化が巧みです。

・イワサキコノハ (マレーシア産)   Doleschallia bisaltide (Cramer, 1777)

10枚
Doleschallia bisaltide は、橙褐色の翅に黒斑が並ぶ力強い外観をもち、表面のコントラストが印象的なタテハチョウです。
雄は橙色部が鮮やかで、前翅の黒斑がくっきりと現れ、動きの中で色彩が際立ちます。
雌は橙褐色がやや落ち着き、黒斑が大きめに見えることがあり、雄よりも重厚な雰囲気になります。
裏面は枯葉を思わせる褐色の模様が入り、静止時には周囲に溶け込むような姿を示します。
マレーシアではマレー半島からボルネオ島にかけて広く分布し、林縁や日当たりのよい場所でよく観察されます。
翅裏の枯葉状模様が特に精巧で、休止姿勢では自然物と見まがうほどの擬態効果を発揮します。

・タテハモドキ (マレーシア産)   Junonia almana almana (Linnaeus, 1758)

2枚
Junonia almana は、鮮やかな橙色の翅に大きな眼状紋が並ぶ、非常に目立つ外観をもつタテハチョウです。
雄は橙色が濃く、眼状紋の縁取りがくっきりと現れ、開翅時に強い存在感を示します。
雌は橙色がやや淡く、眼状紋が大きめに見えることがあり、雄より柔らかな印象になります。
裏面は褐色を基調とし、細かな斑紋が散在しており、閉翅時には保護色として働きます。
マレーシアではマレー半島からボルネオ島にかけて広く分布し、草地や林縁など日当たりのよい場所でよく観察されます。
眼状紋の形と配置が特徴的で、同属の他種と比べてもひと目で識別できる独自の姿を備えています。

・アオタテハモドキ (マレーシア産)   Junonia orithya wallacei Distant, 1883

4枚
Junonia orithya は、鮮やかな青色と黒色の組み合わせが際立つ、非常に印象的な外観をもつタテハチョウです。
雄は前翅と後翅に鮮明な青色斑が入り、光の角度によって輝きが変化するため、飛翔時に強い存在感を示します。
雌は青色部が控えめで、褐色が広く見えることがあり、雄より落ち着いた雰囲気になります。
裏面は褐色を基調とし、細かな斑紋が散在しており、閉翅時には周囲に溶け込むような保護色になります。
マレーシアではマレー半島からボルネオ島にかけて広く分布し、草地や林縁など日当たりのよい場所でよく観察されます。
本種の青色斑の鮮烈さは同属の他種には見られない特徴で、ひと目で識別できる独自の魅力を備えています。

・クロタテハモドキ (マレーシア産)   Junonia iphita iphita (Cramer, [1779])

3枚
Junonia iphita は、落ち着いた褐色の翅に帯状の模様が走る、控えめながら特徴的な姿をもつタテハチョウです。
雄は前翅と後翅の帯がくっきりと現れ、飛翔時に模様の変化がよく目に入ります。
雌は褐色がやや淡く、帯模様が広めに見えることがあり、雄より柔らかな印象になります。
裏面は褐色を基調とし、細かな斑紋が重なって葉のような質感を示し、静止時には保護色として働きます。
マレーシアではマレー半島からボルネオ島にかけて広く分布し、林縁や草地などで比較的よく見られます。
本種は翅裏の模様が特に変化に富み、同属の他種とは異なる独自の雰囲気を漂わせています。

・ハイイロタテハモドキ (マレーシア産)   Junonia atlites (Linnaeus, 1763)

7枚
Junonia atlites はマレーシアでは湿った林縁や低地の草地でよく見られ、翅は灰褐色で細かな眼状紋が並ぶのが特徴です。
前翅の帯模様は比較的明瞭で、後翅の眼状紋は丸みが強く、光の角度でやや青味を帯びて見えることがあります。
マレーシアを含む東南アジア一帯に広く分布し、平地から丘陵部まで生息域が連続しています。
近似種の Junonia iphita はより濃い褐色で翅の線が波状に強くうねるため、本種とは模様の整い方で容易に区別できます。
観察すると、同じ場所でも本種は比較的ゆったりとした飛び方をする点が印象的です。

・イワサキタテハモドキ (マレーシア産)   Junonia hedonia ida (Cramer, 1775)

2枚
Junonia hedonia はマレーシアでは日当たりのよい林縁や公園などでよく見られ、橙色の地色に黒帯がくっきり入るのが特徴です。
前翅の黒帯は太く直線的で、後翅の斑紋も明瞭なため、飛翔中でも色彩のコントラストが際立ちます。
マレーシアを中心に東南アジア各地へ広く分布し、低地から丘陵まで連続的に生息域が広がっています。
近似種の Junonia almana はより濃い橙色で大きな眼状紋を持つため、本種とは翅の模様の強弱で容易に区別できます。
観察していると、地面近くを素早く往復するような飛び方を見せる点が印象に残ります。

・ジャノメタテハモドキ (マレーシア産)   Junonia lemonias lemonias (Linnaeus, 1758)

3枚
Junonia lemonias はマレーシア産の Junonia lemonias は灰褐色の地色に細かな眼状紋が並び、翅全体がややざらついた質感に見えるのが特徴です。
前翅の帯は直線的で、後翅の眼状紋は小さく控えめなため、落ち着いた印象の模様構成になります。
マレーシアを含む南アジアから東南アジアにかけて広く分布し、低地の草地や林縁などで連続的に見られます。
近似種の Junonia almana は鮮やかな橙色と大きな眼状紋を持つため、色彩と紋の強さで Junonia lemonias と容易に区別できます。
観察していると、翅を小刻みに震わせながら地表近くを移動する姿が印象的に映ります。

・インドウラナミジャノメ (マレーシア産)   Ypthima huebneri Kirby, 1871

6枚
Ypthima huebneri はマレーシアでは低地の草地や疎林の縁でよく見られ、翅は淡褐色で細かな縞模様が控えめに入ります。
後翅の眼状紋は小さく整っており、個体差が比較的少ないのが特徴です。
分布は南アジアから東南アジアに広く及び、マレー半島でも平地を中心に安定して記録されています。
近似種の Ypthima baldus は眼状紋がより大きく、翅のコントラストが強い点で識別できます。
本種は小型ながらも周囲の環境に溶け込むような落ち着いた姿が印象的です。

・コウラナミジャノメ (マレーシア産)   Ypthima baldus newboldi Distant, 1882

14枚
Ypthima baldus はマレーシアでは林縁や草地に多く、翅は濃淡の差がはっきりした褐色で眼状紋が目立ちます。
後翅の眼状紋は複数が大きく並び、外縁の帯模様が比較的太い点が特徴です。
分布は南アジアから東南アジア一帯に広がり、マレー半島でも低地から丘陵まで幅広く記録されています。
近似種の Ypthima huebneri は眼状紋が小さく控えめで、翅の模様も淡いことから容易に区別できます。
本種は観察すると存在感のある模様が印象に残る蝶です。

・クロスジウラナミジャノメ (マレーシア産)   Ypthima fasciata torone Fruhstorfer, 1911

2枚
Ypthima fasciata はマレーシアでは林縁の薄暗い場所で見られ、翅はやや濃い褐色で帯状の模様がはっきり出ます。
後翅の眼状紋は中型で整った配置を示し、外縁の線が細く締まって見える点が特徴です。
分布は東南アジアの一部に限られ、マレー半島では局所的ながら安定して確認されています。
近似種の Ypthima baldus は眼状紋がより大きく、翅のコントラストが強いため識別は容易です。
本種は観察すると落ち着いた模様の調和が独自の魅力として感じられます。

・モリシマジャノメ (マレーシア産)   Ragadia makuta siponta Fruhstorfer, 1911

1枚
Ragadia makuta はマレーシアでは主に山地の薄暗い林内で見られ、翅は黒褐色に白帯が明瞭に入り独特のコントラストを示します。
後翅の帯模様は幅が広く、眼状紋が小さく控えめである点が特徴です。
分布は東南アジアの限られた地域に点在し、マレー半島では標高の高い森林帯を中心に記録されています。
近似種の Ragadia crito は白帯が細く、眼状紋がより目立つため外観で区別しやすいです。
本種は観察すると静かな森に溶け込むような落ち着いた姿が印象に残ります。

・フスカコジャノメ (マレーシア産)   Mycalesis fusca fusca (Felder & Felder, 1860)

4枚
Mycalesis fusca はマレーシアでは主に湿った林床付近で見られ、翅は深い褐色で落ち着いた質感をもちます。
後翅には小さめの眼状紋が並び、外縁の線が細く控えめに入る点が特徴です。
分布は東南アジアの一部に限られ、マレー半島では森林の下層部を中心に記録されています。
近似種の Mycalesis mineus は眼状紋がより大きく、翅の色調も明るいため外観で区別しやすいです。
本種は注意深く観察すると静かな林内でひっそりと佇むような雰囲気が魅力的に映ります。

・ヒメヒトツメジャノメ (マレーシア産)   Mycalesis perseus cepheus Butler,1867

4枚
Mycalesis perseus はマレーシアでは林縁から草地まで幅広く見られ、翅はやや明るい褐色で柔らかな質感を示します。
後翅には複数の眼状紋が並び、外縁の帯が比較的はっきりしている点が特徴です。
分布は南アジアから東南アジアに広く及び、マレー半島では低地から丘陵部まで安定して記録されています。
近似種の Mycalesis mineus は眼状紋がより大きく、翅の色調も濃いため外観で容易に区別できます。
本種は観察すると穏やかな動きと控えめな模様が独自の魅力として感じられます。

・マルバヒトツメジャノメ (マレーシア産) 
    Mycalesis mineus macromalayana Fruhstorfer, 1908

1枚
Mycalesis mineus はマレーシアでは林縁や草地でよく見られ、翅は濃い褐色で力強い印象の模様を示します。
後翅の眼状紋は大きめで数もはっきりし、外縁の帯が太く見える点が特徴です。
分布は南アジアから東南アジアに広く及び、マレー半島では低地を中心に各地で安定して確認されています。
近似種の Mycalesis perseus は眼状紋が小さく、翅色も明るいため外観で容易に区別できます。
本種は観察すると存在感のある模様が周囲の景観の中でも際立って見えます。

・ペルセオイデスヒトツメジャノメ (マレーシア産)   Mycalesis perseoides (Moore, [1892])

3枚
Mycalesis perseoides はマレーシアでは主に薄暗い林内で見られ、翅は深い褐色で落ち着いた色調を示します。
後翅には中型の眼状紋が並び、外縁の帯が細く控えめに入る点が特徴です。
分布は東南アジアの限られた地域に点在し、マレー半島では森林の下層部を中心に記録されています。
近似種の Mycalesis perseus は眼状紋がより大きく、翅色も明るいため外観で容易に区別できます。
本種は観察すると静かな林内で穏やかに佇む姿が印象深く映ります。

・ミネウスコジャノメ (マレーシア産)   Mycalesis mineus macromalayana Fruhstorfer, 1911

1枚
Mycalesis mineus はマレーシアでは林縁や草地でよく見られ、翅は濃い褐色で力強い印象の模様を示します。
後翅の眼状紋は大きめで数も明瞭に並び、外縁の帯が太く際立つ点が特徴です。
分布は南アジアから東南アジアに広く及び、マレー半島では低地を中心に各地で安定して確認されています。
近似種の Mycalesis perseus は眼状紋が小さく翅色も明るいため外観で容易に区別できます。
本種は観察すると濃い色調と力強い紋様が特有の存在感を放っていることに気づきます。

・ディスタンチコジャノメ (マレーシア産)   Mycalesis distanti (Moore, [1892])

3枚
Mycalesis distanti はマレーシアでは薄暗い林内で見られ、翅は深い褐色で落ち着いた色合いを示します。
後翅には小さめの眼状紋が並び、外縁の帯が細く控えめに入る点が特徴です。
分布は東南アジアの限られた地域に点在し、マレー半島では森林の下層部を中心に記録されています。
近似種の Mycalesis mineus は眼状紋が大きく外縁の帯も太いため外観で容易に区別できます。
本種は観察すると静かな林内でひっそりと舞う姿が独特の趣として感じられます。

・シロオビイチモンジジャノメ (マレーシア産)   Orsotriaena medus medus (Fabricius, 1775)

4枚
Orsotriaena medus はマレーシアでは草地や林縁でよく見られ、翅は濃い褐色で落ち着いた雰囲気を帯びます。
後翅裏面の外縁の白線はくっきりと鮮明に現れ、小さめの眼状紋とともに整った印象を与えます。
分布は南アジアから東南アジアに広く及び、マレー半島では低地を中心に各地で安定して記録されています。
近似種の Orsotriaena mandata は眼状紋がやや大きく翅色も明るいため外観で容易に識別できます。
本種は観察すると控えめな模様の中に独自の風格が感じられます。

・メカラヒカゲ (マレーシア産)   Lethe mekara gopaka Fruhstorfer, 1911

1枚
Lethe mekara はマレーシアでは主に山地の薄暗い林内で見られ、翅は深い褐色で重厚な雰囲気を帯びます。
後翅には中型の眼状紋が並び、帯模様がやや太く浮き上がるように見える点が特徴です。
分布は東南アジアの一部に限られ、マレー半島では標高の高い森林帯を中心に記録されています。
近似種の Lethe confusa は眼状紋が小さく帯模様も細いため外観で容易に区別できます。
本種は観察すると山地の静けさを映したような落ち着いた姿が心に残ります。

・マレラスマネシヒカゲ (マレーシア産)   Elymnias malelas ivena Fruhstorfer,1911

1枚
Elymnias malelas はマレーシアでは林縁や薄暗い林内で見られ、翅は黒褐色で光沢が弱く落ち着いた印象を与えます。
後翅裏面には淡い帯模様が入り、眼状紋が小さく控えめに並ぶ点が特徴です。
分布は東南アジアの一部に広がり、マレー半島では森林周辺を中心に安定して記録されています。
近似種の Elymnias hypermnestra は翅のコントラストが強く眼状紋もやや大きいため外観で区別しやすいです。
本種は観察すると静かな林内でそっと佇むような雰囲気が印象深く感じられます。

・ルリワモンチョウ (マレーシア産)   Thaumantis klugius lucipor Westwood, 1851

3枚
Thaumantis klugius はマレーシアでは薄暗い森林内で見られ、翅は深い青紫の光沢を帯びた黒褐色で重厚な印象を与えます。
後翅には太めの帯模様が入り、裏面では褐色の濃淡がはっきりと分かれる点が特徴です。
分布は東南アジアの一部に広がり、マレー半島では主に山地の森林帯を中心に記録されています。
近似種の Thaumantis odana は帯模様が細く光沢も弱いため外観で容易に区別できます。
本種は観察すると森の奥深さを思わせるような独特の存在感が印象に残ります。

・ルリモンワモンチョウ (マレーシア産)   Thaumantis diores splendens Doubleday, 1845

1枚
Thaumantis diores はマレーシアでは薄暗い森林内で見られ、翅は深い青紫の光沢を帯びた黒褐色で重みのある印象を与えます。
後翅には太めの帯模様が入り、裏面では褐色の濃淡が明瞭に分かれる点が特徴です。
分布は東南アジアの一部に広がり、マレー半島では主に山地の森林帯で安定して記録されています。
近似種の Thaumantis klugius は光沢が強く帯模様もより太いため外観で容易に区別できます。
本種は観察すると森の静けさを背景にゆったりと舞う姿が印象的に映ります。
Thaumantis diores splendens は,インドシナ半島の南部に分布する亜種です。


・シラホシヒメワモン (マレーシア産)    Faunis eumeus eumeus (Drury,1773)

2枚
Faunis eumeus はマレーシアでは薄暗い森林内で見られ、翅は深い褐色に柔らかな光沢が加わり落ち着いた印象を与えます。
後翅裏面には淡い帯模様が入り、眼状紋が控えめに並ぶ点が特徴です。
分布は東南アジアの一部に広がり、マレー半島では主に山地の森林帯を中心に記録されています。
近似種の Faunis canens は帯模様がより明瞭で眼状紋も大きいため外観で識別しやすいです。
本種は観察すると森の静寂に寄り添うような穏やかな姿が印象に残ります。

・グラキリスヒメワモン (マレーシア産)    Faunis gracilis gracilis (Butler, 1867)

1枚
Faunis gracilis はマレーシアでは薄暗い森林内で見られ、翅は淡い褐色に細い帯模様が入り繊細な印象を与えます。
後翅裏面には細かな縞が重なり、眼状紋が小さく控えめに並ぶ点が特徴です。
分布は東南アジアの一部に広がり、マレー半島では主に山地の森林周辺で記録されています。
近似種の Faunis eumeus は帯模様が太く眼状紋もやや大きいため外観で容易に区別できます。
本種は観察すると軽やかな雰囲気をまとった姿が印象的に映ります。

・キオビヒメワモン (マレーシア産)    Xanthotaenia busiris Westwood, 1858

2枚
Xanthotaenia busiris はマレーシアでは主に深い森林内で見られ、翅は濃い褐色に黄色帯が鮮明に走る独特の配色を示します。
後翅裏面では帯模様がより明瞭になり、全体として強いコントラストが生まれる点が特徴です。
分布は東南アジアの限られた地域に広がり、マレー半島では山地の森林帯を中心に安定して記録されています。
本種は観察すると鮮やかな帯模様が暗い林内でもひときわ目を引く存在として映ります。

・クロコウモリワモン (マレーシア産)   Amathusia binghami Fruhstorfer, 1904

1枚
Amathusia binghami はマレーシアでは薄暗い森林内で見られ、翅は深い褐色に柔らかな光沢が加わり重厚な雰囲気を示します。
後翅裏面には幅のある帯模様が入り、褐色の濃淡がはっきりと分かれる点が特徴です。
分布は東南アジアの一部に広がり、マレー半島では主に山地の森林帯で安定して記録されています。
近似種の Amathusia phidippus は帯模様がより細く光沢も弱いため外観で識別が可能です。
本種は観察すると森の深さを思わせるような静かな存在感が印象に残ります。

・シロオビワモンチョウ (マレーシア産)   Thauria aliris pseudaliris (Butler, [1877])

1枚
Thauria aliris はマレーシアでは薄暗い森林内で見られ、翅は深い褐色に淡い帯模様が重なり落ち着いた雰囲気を示します。
後翅裏面では褐色の濃淡がはっきりと分かれ、縞状の模様が滑らかに連なる点が特徴です。
分布は東南アジアの一部に広がり、マレー半島では主に山地の森林帯を中心に記録されています。
近似種の Thauria lathyi は帯模様がより太く色調も強いため外観で識別しやすいです。
本種は観察すると静かな林内に溶け込みながらも独特の存在感を漂わせる姿が印象的です。

・サザナミワモンチョウ (マレーシア産)   Melanocyma faunula faunula (Westwood, 1850)

1枚
Melanocyma faunula はマレーシアでは薄暗い森林内で見られ、翅は黒褐色に淡い帯模様が重なり落ち着いた雰囲気を示します。
後翅裏面では黒い波模様が強調され、褐色の地色との対比がはっきりと浮かび上がる点が特徴です。
分布は東南アジアの一部に広がり、マレー半島では主に山地の森林帯で安定して記録されています。
近似種の Melanocyma brunnea は帯模様が太く色調も明るいため外観で識別しやすいです。
本種は観察すると波模様の独特なリズムが静かな林内に印象深く映ります。

・ルリモンジャノメ (マレーシア産)   Elymnias hypermnestra tinctoria Moore, 1879

2枚
Elymnias hypermnestra はマレーシアでは林縁や薄暗い林内で見られ、翅は黒褐色に青みを帯びた光沢が加わり力強い印象を示します。
後翅裏面では褐色の地色に細い帯模様が重なり、落ち着いた色調の中に独特の質感が表れます。
分布は南アジアから東南アジアに広く及び、マレー半島では低地から中腹の森林周辺で安定して記録されています。
近似種の Elymnias malelas は帯模様が淡く眼状紋も小さいため外観で容易に区別できます。
本種は観察すると光沢の変化が角度によって表情を変える点が特に魅力的に映ります。

・クロコノマチョウ (マレーシア産)   Melanitis phedima abdullae Distant, 1883

2枚
Melanitis phedima はマレーシアでは林縁や薄暗い林内で見られ、翅は濃い褐色に不規則な帯模様が入り独特の陰影を示します。
後翅裏面では褐色の地色に波状の模様が重なり、休止時には枯葉のように見える擬態が際立ちます。
分布は南アジアから東南アジアに広く及び、マレー半島では低地から山地までの森林周辺で安定して記録されています。
近似種の Melanitis leda は帯模様が明るく眼状紋も大きいため外観で容易に区別できます。
本種は観察すると翅の質感が光の加減で微妙に変化し、独自の雰囲気を感じさせます。

・ムカシヒカゲ (マレーシア産)   Neorina lowii (Malayan Owl)

3枚
Neorina lowii はマレーシアでは薄暗い森林内で見られ、前翅の濃い褐色の中に大きな白斑が一つ際立ち独特の印象を示します。
後翅裏面では黒褐色の地色に波状の模様が広がり、白斑との対比が強く視覚的な特徴となります。
分布は東南アジアの一部に広がり、マレー半島では主に山地の森林帯で安定して記録されています。
近似種の Neorina patria は白斑がより大きく帯模様も明瞭なため外観で容易に識別できます。
本種は観察すると前翅の白斑が翅全体の落ち着いた色調に鮮やかな焦点を作り出す点が魅力的です。







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