シンガポールの蝶 <シロチョウ科>
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・ヤエヤマシロチョウ (シンガポール産)
Appias olferna
Swinhoe, 1890
4枚
Appias olferna
はシンガポール産では翅の白色部が明瞭で、前翅の形が細く整って見えることが特徴です。
雄は翅表の黒縁が比較的狭く、白色部との境界がくっきりし、雌は黒縁が太く後翅外縁に灰色を帯びるため全体が重い印象になります。
裏面は淡黄色で、シンガポール産では色調が均質で、斑紋の差が小さく安定した外観を示します。
分布はシンガポール島内の公園、庭園、林縁などで広く見られ、低地の開けた環境で特に普通に観察できます。
飛翔は直線的で素早く、日中に花を訪れながら一定の範囲を往復する行動がよく見られます。
近似種の
Appias lyncida
は翅表の黒縁がより広く、裏面の黄色が濃い点で本種と区別できます。
・キシタウスキシロチョウ (シンガポール産)
Catopsilia scylla
(Linnaeus, 1763)
7枚
Catopsilia scylla
はシンガポールでは明るい黄色の翅をもち,前翅先端がやや尖るすっきりした形を示します。
雄は翅表の黄色が均質で縁取りが細く,雌はやや淡色で前翅に不明瞭な斑が出ることがあります。
翅裏は季節による変化が少なく,全体に淡い黄白色で,脈がやや強調されて見えるのが特徴です。
分布はシンガポール全域に広く見られ,公園,市街地周辺,低地の開けた環境などで普通に観察できます。
飛翔は直線的で速く,花を訪れる際には短時間で移動を繰り返す傾向があります。
近似種の
Catopsilia pomona
は翅裏の斑紋がより弱く,雌の前翅先端が丸みを帯びる点で区別できます。
・ベニモンシロチョウ (シンガポール産)
Delias hyparete metarete
Butler, 1879
1枚
Delias hyparete metarete
はシンガポールでは白色部が明るく、前翅の黒帯が細めで後翅の橙赤色斑が鮮明に見えることが特徴です。
裏面は淡黄色で黒線が控えめに入り、全体として柔らかい色調になります。
雄は白色部がより澄んだ色合いで黒帯が整い、後翅の橙赤色斑が小さく均質になります。
雌は白色部がやや黄味を帯び、黒帯が太く、後翅の橙赤色斑が大きく不規則になる傾向があります。
分布はシンガポール全域の低地から市街地周辺の開けた場所や公園などで広く観察されます。
別亜種の
Delias hyparete hyparete
は前翅の黒帯がやや広く、後翅の橙赤色斑が濃色で形が安定する点で本亜種と区別できます。
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