ミヤマカラスアゲハ



・ミヤマカラスアゲハ    Papilio maackii Menetries, 1858


写真数: 99枚 


出現頻度
★★★☆☆
【特  徴】 大型のアゲハチョウである。雄は,林道の湧き水に群れを作って集まっていることがある。
【雌  雄】 ♂は,前翅表面にビロード条の黒斑が現れるので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 キハダ・ハマセンダン・カラスザンショウ・サンショウ・カラタチ(ミカン科)
【発生期】  暖地では,年3回,発生し,4月〜9月に見られる。
 寒冷地では,年2回,発生し,5月〜8月に見られる。
【発生地】  北海道から九州,屋久島まで見られる。
 北海道,長野県では,各所で見られ,個体数は多い。
 愛知県では,東北部の山地に普通に見られるが,平野部にはいない。
 愛知県豊川市の宮路山で,2018年5月15日に1♂を記録することができた。
分  布】  種としては,日本以外では,ビルマ北部,中国,モンゴル,アムール,サハリン,朝鮮半島に分布している。
 中国では,雲南省,四川省,湖北省,江西省,黒竜江省,吉林省,河北省に分布している。
【近似種】 カラスアゲハに似るが,本種は,前翅裏面の黄白条が外縁と平行に近い帯状になり,カラスアゲハはV字状になるので,区別することができる。
発生期

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
暖  地



































寒冷地



































記録
1997.7.2,北海道帯広市,1♂
1999.7.22,長野県松本市,2♂♂
2001.7.21,山梨県増富鉱泉,1♂
2002.9.25,愛知県岡崎市桑谷町,1♂,柵木宗孝
2012.5.5,愛知県岡崎市池金町,1♂
2013.7.20,北海道層雲峡,1♂
2014.5.30,北海道中札内村,4♂♂4♀♀,安中弘行
2015.4.29,愛知県田原市蔵王山,1♂1♀,関戸裕靖
2015.7.29,岐阜県本巣市,2♂♂,関戸裕靖
2016.4.23,愛知県田原市蔵王山,1♂,関戸裕靖
2017.7.29,岐阜県本巣市,3♂♂,関戸裕靖
2018.5.15,愛知県豊川市宮路山,1♂
2018.7.24,長野県下伊那郡売木村,1♀
2018.8.17,長野県下伊那郡売木村,2♂♂
2019.5.16,長野県飯田市下栗,3♂♂
2019.5.19,滋賀県長浜市,1♂,足立幸子
2019.5.26,高知県香美市物部町,1♂,高月陽生
2019.8.25,長野県飯田市しらびそ高原,2♂♂1♀



 

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