ジャノメチョウ





・ジャノメチョウ    Minois dryas bipunctata (Motschulsky, [1861])


写真数: 64枚


出現頻度
★★★☆☆
【特  徴】 明るい草原に生息し,地上近くを飛ぶが,すぐに止まる習性がある。北海道に生息するものは,後翅裏面の白帯が鮮明になる。
【雌  雄】 ♀は,地色が淡く,翅表の眼状紋が大きくなるので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 ススキ・スズメノカタビラ・ノガリヤス(イネ科),ヒカゲスゲ・ショウジョウスゲ(カヤツリグサ科)
【発生期】  年1回,発生し,暖地では,6月下旬〜9月下旬に見られる。
 寒冷地では,7月中旬〜9月上旬に見られる。
【発生地】  北海道から九州まで広く分布する。発生地は限られるが,発生地での個体数は多い。
 愛知県では,丘陵地から産地にかけて,局部的に発生している。
 東京都では,絶滅した。
【分  布】  種としては,日本以外では,ヨーロッパ,中央アジア,シベリア,チベット,アルタイ,モンゴル,中国,朝鮮半島に分布している。
 中国では,新疆ウィグル自治區,山西省,黒竜江省,吉林省,遼寧省,浙江省,陳西省,河南省,江西省,福建省に分布している。
【近似種】 なし
発生期

1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
暖  地



































寒冷地



































記録
1979.8.20,愛知県岡崎市蔵次町,1♀1980.7.5,愛知県岡崎市中園町,1♂,村田文彦1980.7.13,愛知県岡崎市大幡町,2♂♂1♀
1980.7.13,愛知県岡崎市鴇巣町,1♀1980.7.13,愛知県岡崎市上衣文町,1♂2♀♀1980.8.23,愛知県岡崎市本宿町,1♀,松井直人
1982.9.5,愛知県岡崎市大柳町,2♂♂1982.9.10,愛知県岡崎市東蔵前町,3♂♂2♀♀1988.7.2,愛知県岡崎市本宿町,1♂,松井直人
1988.7.3,愛知県岡崎市本宿町,1♂,松井直人1988.7.22,愛知県岡崎市本宿町,1♀,松井直人1998.6.27,愛知県岡崎市本宿町,1♂,松井直人
2004.8.12,千葉県君津市東粟倉,2♀♀2011.8.17,長野県車山高原,3♂♂2012.7.15,愛知県岡崎市奥殿町,1♀
2013.7.21,北海道層雲峡,2♂♂2013.7.24,北海道陸別町,1♂2014.7.15,愛知県岡崎市小呂町,1♀
2014.9.9,愛知県岡崎市小呂町,1♀2016.8.23,愛知県新城市作手,2♂♂1♀2017.9.19,愛知県岡崎市小呂町,1♀
2018.7.18,愛知県豊田市面ノ木峠,3♀♀2018.8.6,長野県開田高原西野,多数exs.2018.8.31,長野県茅野市北山,3♂♂4♀♀
2018.8.31,長野県上伊那郡辰野町,2♂♂2♀♀2019.7.28,愛知県豊田市旭八幡町,5♂♂1♀2019.7.29,長野県下伊那郡阿智村,4♂♂2♀♀
2019.8.6,長野県下伊那郡阿智村,3♂♂2♀♀2019.8.25,長野県飯田市しらびそ高原,9♂♂2019.8.26,長野県飯田市しらびそ高原,6♂♂1♀



 

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