【特 徴】 |
林道や荒れ地などに現れ,速く飛ぶがすぐに止まる習性がある。花には集まらず,樹液や腐った果実,獣糞などに集まる。
褐色型と黒色型があり,黒色型は,静岡県や愛知県、能登半島,九州南部にのみ生息している。愛知県では,褐色型よりも黒色型の方が数多い産地が多い。 |
【雌 雄】 | ♀は,翅表に紫色の光沢がないので,雌雄を区別することができる。 |
【食 草】 | ネコヤナギ・オノエヤナギ・カワヤナギ・バッコヤナギ・シダレヤナギ・コゴメヤナギ・ドロノキ(ヤナギ科) |
【発生期】 |
暖地では,年3〜4回,発生し,5月中旬〜10月上旬に見られる。
寒冷地では,年1〜2回の発生で,7月〜8月中旬に見られる。 |
【発生地】 |
北海道から九州まで広く見られる。
愛知県では,黒色型のコムラサキが発生し,クロコムラサキと呼ばれている。平野部にも発生しているが少ない。
長野県では,各地に普通に見られる。
北海道でも,各地に普通に見られる。 |
【分 布】 |
種としては,日本以外では,中央アジア,ヒマラヤ,ビルマ,中国,ウスリー,アムール,朝鮮半島に分布している。
中国では,西蔵區,陳西省,山西省,河南省,雲南省,四川省,貴州省,湖南省に分布している。 |
【近似種】 | なし |