日本のチョウ <アゲハチョウ科> ウスバアゲハ のなかま



・ヒメギフチョウ  北海道亜種(ほっかいどうあしゅ)

オス
★★☆☆☆ (かなり めずらしい)

メス
すんでいるばしょ と  さつえいしたばしょ
【とくちょう】  カタクリ,スミレ,タンポポなどの花(はな)に集(あつ)まる。日本には,2亜種(あしゅ)がいる。
  北海道亜種(ほっかいどうあしゅ)
  本州亜種(ほんしゅうあしゅ)
【オスとメスのちがい】 メスは,せなかに毛(け)が少(すく)ないので,オスとメスを 区別(くべつ)することができる。交尾(こうび)をしたあとのメスは,おしりの先(さき)の下側(したがわ)に ふくろをつけている。
【ようちゅうがたべるエサ】 オクエゾサイシン(ウマノスズクサ科)
【見られるじき】 1年1回,出てきて,北海道(ほっかいどう)では,4月おわり〜6月に見ることができる。サナギで 冬をこす。
【すんでいるばしょ】 この亜種(あしゅ)は,北海道(ほっかいどう)に すんでいる。
【がいこくでいるばしょ】 この種は,外国(がいこく)では,アムール,中国(ちゅうごく),朝鮮半島(ちょうせんはんとう)に すんでいる。
【にているチョウ】  ギフチョウに似(に)ているが,下(した)の写真(しゃしん)のような違(ちが)いがあるので,区別(くべつ)することができる。

ヒメギフチョウ

ギフチョウ
見られるじき
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
北海道(ほっかいどう)




































・ヒメギフチョウ  本州亜種(ほんしゅうあしゅ)

オス
★★☆☆☆ (かなり めずらしい)

メス
すんでいるばしょ と  さつえいしたばしょ
【とくちょう】  カタクリ,スミレ,タンポポなどの花(はな)に集(あつ)まる。  
 午前中(ごぜんちゅう)は,地面(じめん)に近(ちか)い場所(ばしょ)をとび,午後(ごご)は,やや高(たか)い場所(ばしょ)をとぶ習性(しゅうせい)がある。夜(よる)は,下草(したくさ)に止(と)まっていることが多(おお)い。
 法律(ほうりつ)で採集禁止(さいしゅうきんし)になってる場所(ばしょ)もある。
【オスとメスのちがい】 メスは,せなかに毛(け)が少(すく)ないので,オスとメスを 区別(くべつ)することができる。交尾(こうび)をしたあとのメスは,おしりの先(さき)の下側(したがわ)に ふくろをつけている。
【ようちゅうがたべるエサ】 ウスバサイシン・コシノカンアオイ・ミヤマアオイ(ウマノスズクサ科)
【見られるじき】  1年1回,出てきて,東北地方(とうほくちほう)では,3月なかば〜5月はじめ,中部山岳(ちゅうぶさんがく)では,4月なかば〜5月なかばに見(み)ることができる。
 東北地方(とうほくちほう)では,ギフチョウよりも早(はや)く出てきて,中部山岳(ちゅうぶさんがく)では,ギフチョウよりも遅(おそ)く出てくる。サナギで 冬をこす。
【すんでいるばしょ】 この亜種(あしゅ)は,東北地方(とうほくちほう),中部山岳(ちゅうぶさんがく)に すんでいる。
【がいこくでいるばしょ】 この種は,外国(がいこく)では,アムール,中国(ちゅうごく),朝鮮半島(ちょうせんはんとう)に すんでいる。
【にているチョウ】  ギフチョウに似(に)ているが,下(した)の写真(しゃしん)のような違(ちが)いがあるので,区別(くべつ)することができる。

ヒメギフチョウ

ギフチョウ
見られるじき
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
東北地方(とうほくちほう)



































中部山岳(ちゅうぶさんがく)




































・ギフチョウ 

オス

メス
No.1    2001.4.1 〜 2018.4.30
★★☆☆☆ (かなり めずらしい)


オス

メス   イエローバンド
No.2    2019.3.202022.4.1

  
すんでいるばしょ と  さつえいしたばしょ
【とくちょう】  日本の特産種(とくさんしゅ)である。ツツジ類(るい),カタクリ,タンポポなどの花(はな)に集(あつ)まる。
 長野県(ながのけん)の白馬村(はくばむら),開田高原(かいだこうげん)では,はねのふちが 黄色(きいろ)になるイエローバンドと呼(よ)ばれる 変わったチョウも出てくる。

オス  イエローバンド

メス  イエローバンド
 午前中(ごぜんちゅう)は,地面(じめん)に近(ちか)い場所(ばしょ)をとび,午後(ごご)は,やや高(たか)い場所(ばしょ)をとぶ習性(しゅうせい)がある。夜(よる)は,高(たか)い木(き)の枝先(えださき)にとまっていることが多(おお)い。
 法律(ほうりつ)で採集禁止(さいしゅうきんし)になってる場所(ばしょ)もある。
【オスとメスのちがい】 メスは,せなかに毛(け)が少(すく)ないので,オスとメスを 区別(くべつ)することができる。交尾(こうび)をしたあとのメスは,おしりの先(さき)の下側(したがわ)に ふくろをつけている。
【ようちゅうがたべるエサ】 ヒメカンアオイ・スズカカンアオイ・フタバアオイなどのカンアオイ類(るい)・ウスバサイシン(ウマノスズクサ科)
【見られるじき】  1年1回,出てきて,あたたかいばしょでは,3月なかば〜5月はじめに見られ,6月にはサナギになり,サナギのままで 冬をこす。
 さむいばしょでは,4月はじめ〜5月なかばに見られる。
【すんでいるばしょ】 本州(ほんしゅう)にだけ すんでいる。
【がいこくでいるばしょ】 日本の特産種(とくさんしゅ)で,外国(がいこく)にはいない。
【にているチョウ】  ヒメギフチョウに似(に)ているが,下(した)の写真(しゃしん)のような違(ちが)いがあるので,区別(くべつ)することができる。

ヒメギフチョウ

ギフチョウ
見られるじき
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
あたたかいばしょ



































さむいばしょ




































・ホソオチョウ  外来種 (がいらいしゅ)

オス
★★☆☆☆ (かなり めずらしい)

メス
すんでいるばしょ と  さつえいしたばしょ
【とくちょう】 韓国(かんこくい)からの外来種(がいらいしゅ)である。ツツジ,カタクリ,タンポポなどの花(はな)に集(あつ)まる。
【オスとメスのちがい】 メスは,はねのおもての黒(くろ)いもようが大(おお)きくなるので,オスとメスを 区別(くべつ)することができる。
【ようちゅうがたべるエサ】 ウマノスズクサ(ウマノスズクサ科)
【見られるじき】 1年4回,出てきてし,4月なかば〜5月はじめ,6月なかば〜7月はじめ,8月なかば〜9月はじめ,10月はじめ〜おわりに見ることができる。サナギで 冬をこす。
【すんでいるばしょ】 1978年に東京都(とうきょうと)で見つかり,本州(ほんしゅう)や九州(きゅうしゅう)の福岡県(ふくおかけん)まで広(ひろ)がった。
【がいこくでいるばしょ】 外国(がいこく)では,アムール,中国(ちゅうごく),朝鮮半島(ちょうせんはんとう)に すんでいる。
【にているチョウ】 なし
見られるじき
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
あたたかいばしょ




































・ヒメウスバシロチョウ  北海道亜種(ほっかいどうあしゅ)

オス
★★★☆☆ (ときどき 見られる)

メス
すんでいるばしょ と  さつえいしたばしょ
【とくちょう】  シロチョウという名前(なまえ)がついているが,アゲハチョウ科のチョウである。ひらひらと飛(と)び,いろいろな花(はな)を訪(おとず)れる。
 北海道(ほっかいどう)の特産種(とくさんしゅ)で,次(つぎ)の2亜種(あしゅ)がいる。
   北海道亜種(ほっかいどうあしゅ) 
   利尻島亜種(りしりとうあしゅ)
【オスとメスのちがい】 メスは,はねが黒(くろ)っぽくなるので,オスとメスを 区別(くべつ)することができる。交尾(こうび)をしたあとのメスは,おしりの先(さき)の下側(したがわ)に ふくろをつけている。
【ようちゅうがたべるエサ】 エゾエンゴサク・エゾキケマン(ケシ科)
【見られるじき】  1年1回,出てきて,低(ひく)い場所(ばしょ)では,5月〜7月はじめに見ることができる。
 高(たか)い場所(ばしょ)では,6月おわり〜8月なかばに見ることができる。卵(たまご)で 冬をこす。
【すんでいるばしょ】 この亜種(あしゅ)は,北海道(ほっかいどう)のみに すんでいるが,北海道(ほっかいどう)の北部(とうぶ)や道南(どうなん)にはいない。
【がいこくでいるばしょ】 日本の特産種(とくさんしゅ)で,外国(がいこく)にはいない。
【にているチョウ】 ウスバシロチョウに似(に)ているが,この種は,からだに はえる毛(け)の色(いろ)が うすい灰色(はいいろ)になり,ウスバシロチョウでは,黄色(きいろ)になるので,区別(くべつ)することができる。
見られるじき
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
北海道(ほっかいどう)(ひくいばしょ)



































北海道(ほっかいどう)(たかいばしょ)




































・ヒメウスバシロチョウ  利尻島亜種(りしりとうあしゅ)

メス
★★☆☆☆ (かなり めずらしい)

すんでいるばしょ と  さつえいしたばしょ
【とくちょう】  シロチョウという名前(なまえ)がついているが,アゲハチョウ科のチョウである。ひらひらと飛(と)び,いろいろな花(はな)を訪(おとず)れる。
 この亜種(あしゅ)は,サハリンに すんでいるものと よく似(に)ている。
【オスとメスのちがい】 メスは,はねが黒(くろ)っぽくなるので,オスとメスを 区別(くべつ)することができる。交尾(こうび)をしたあとのメスは,おしりの先(さき)の下側(したがわ)に ふくろをつけている。
【ようちゅうがたべるエサ】 エゾエンゴサク・エゾキケマン(ケシ科)
【見られるじき】 1年1回,出てきて,6月おわり〜7月おわりに見ることができる。卵(たまご)で 冬をこす。
【すんでいるばしょ】 この亜種(あしゅ)は,日本では,北海道利尻島(ほっかいどう りしりとう)だけに すんでいる。
【がいこくでいるばしょ】 日本の特産種(とくさんしゅ)で,外国(がいこく)にはいない。
【にているチョウ】 ウスバシロチョウに似(に)ているが,この種は,からだに はえる毛(け)の色(いろ)が うすい灰色(はいいろ)になり,ウスバシロチョウでは,黄色(きいろ)になるので,区別(くべつ)することができる。
見られるじき
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
利尻島(りしりとう)




































・ウスバシロチョウ

オス

メス
No.1    1994.5.3 〜 2021.6.11
★★★☆☆ (ときどき 見られる)


オス

メス
No.2    2022.4.13 〜
 
 
すんでいるばしょ と  さつえいしたばしょ
【とくちょう】  シロチョウという名前(なまえ)がついているが,アゲハチョウ科のチョウである。ひらひらと飛(と)び,いろいろな花(はな)を訪(おとず)れる。
 日本海側(にほんかいがわ)には,はねが黒(くろ)っぽくなるものが出(で)る場所(ばしょ)があり,青森県(あおもりけん)には,はねが白(しろ)っぽくなるものが出(で)る場所(ばしょ)がある。

オス  黒化型(こっかがた)

メス  黒化型(こっかがた)

オス  白化型(はっかがた)

メス  白化型(はっかがた)
【オスとメスのちがい】 オスは,おなかに長(なが)い毛(け)が はえるが,メスは,毛(け)がないので,オスとメスを 区別(くべつ)することができる。交尾(こうび)をしたあとのメスは,おしりの先(さき)の下側(したがわ)に ふくろをつけている。
【ようちゅうがたべるエサ】 ムラサキケマン・ヤマエンゴサク・ジロボウエンゴサク・エゾエンゴサク(ケシ科)
【見られるじき】  1年1回,出てきて,あたたかいばしょでは,4月なかば〜6月に見ることができる。
 さむいばしょでは,5月〜7月なかばに見ることができる。卵(たまご)で 冬をこす。
【すんでいるばしょ】 北海道(ほっかいどう),本州(ほんしゅう),四国(しこく)に すんでいる。
【がいこくでいるばしょ】 外国(がいこく)では,中国(ちゅうごく),朝鮮半島(ちょうせんはんとう)に すんでいる。
【にているチョウ】 ヒメウスバシロチョウに似(に)ているが,この種は,からだに はえる毛(け)の色(いろ)が 黄色(きいろ)になり,ヒメウスバシロチョウでは,うすい灰色(はいいろ)になるので,区別(くべつ)することができる。
見られるじき
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
暖  地



































寒冷地




































・ウスバキチョウ

オス
☆☆☆☆ (とても めずらしい)

メス
すんでいるばしょ と  さつえいしたばしょ
【とくちょう】  晴(れ)たときに,低(ひ)くく飛(と)ぶ習性(しゅうせい)があり,飛(と)び方(かた)はかなり速(はや)い。いろいろな花(はな)を訪(おとず)れる。
 卵(たまご)から成虫(せいちゅう)になるまで,2年間(ねんかん)かかる。
 国(くに)の天然記念物(てんねんきねんぶつ)である。
【オスとメスのちがい】 メスは,赤色(あかいる)のもようが 大(おお)きくなり,おなかの部分(ぶぶん)に毛(け)が少(すく)ないので,オスとメスを 区別(くべつ)することができる。交尾(こうび)をしたあとのメスは,おしりの先(さき)の下側(したがわ)に ふくろをつけている。
【ようちゅうがたべるエサ】 コマクサ(ケシ科)
【見られるじき】 1年1回,出てきて,6月おわり〜8月はじめに見ることができる。卵(たまご)から成虫(せいちゅう)になるまで 3年間,かかる。1年目(ねんめ)は卵(たまご)で 冬(ふゆ)をこし,2年目(ねんめ)は サナギで 冬(ふゆ)をこし,3年目(ねんめ)に成虫(せいちゅう)となる。
【すんでいるばしょ】  北海道(ほっかいどう)の中央山地(ちゅおうさんち)の岩場(いわば)に すんでいる。
 国(くに)の天然記念物(てんねんきねんぶつ)で,法律(ほうりつ)で 厳重(げんじゅう)に 保護(ほご)されている。
【がいこくでいるばしょ】 外国(がいこく)では,,ロシア,アルタイ山脈(さんみゃく),バイカル地方(ちほう),アムール,中国(ちゅうごく),朝鮮半島北部(ちょうせんはんとうほくぶ)に すんでいる。
【にているチョウ】 なし
見られるじき
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
北海道




































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