【とくちょう】 |
ワレモコウの花(はな)を食(た)べて大(おお)きくなるが,大(おお)きな幼虫になると,ハラクシケアリの巣(す)の中(なか)で,アリの卵(たまご)・幼虫(ようちゅう)を食(た)べ,夏(なつ)になると成虫(せいちゅう)になる。
森(もり)のまわりの草原(そうげん)に すんでいて,低(ひく)く飛(と)び,すぐに止(と)まる習性(しゅうせい)がある。
日本には,次(つぎ)の4亜種(あしゅ)がある。
北海道・東北亜種(ほっかいどう・とうほくちほうあしゅ)
関東・中部亜種(かんとう・ちゅうぶあしゅ)
中部高地帯亜種(ちゅうぶこうちたいあしゅ)
中国地方・九州亜種(ちゅうごくちほう・きゅうしゅうあしゅ) |
【オスとメスのちがい】 | オスは,青色(あおいろ)の斑紋(はんもん)が広(ひろ)がり,メスは,はねが黒(くろ)っぽくなるので,オスとメスを 区別(くべつ)することができる |
【ようちゅうがたべるエサ】 | ナガボノワレモコウ→ハラクシケアリの卵(たまご)・幼虫(ようちゅう) |
【見られるじき】 | 1年1回,出てきて,7月なかば〜9月はじめに見られる。幼虫(ようちゅう)で冬(ふゆ)をこす。 |
【すんでいるばしょ】 | この亜種(あしゅ)は,北海道(ほっかいどう)と東北地方(とうほくちほう)に すんでいる。 |
【がいこくでいるばしょ】 | この種は,外国(がいこく)では,西(にし)アジア,中央(ちゅうおう)アジア,チベット,中国(ちゅうごく),朝鮮半島(ちょうせんはんとう),アムール,ウスリー,サハリン,南千島(みなみちしま)に すんでいる。 |
【にているチョウ】 | カバイロシジミに似(に)ているが,この種は,後(うし)ろのはねの裏(うら)の黒(くろ)い点(てん)が2列(れつ)あるので,区別(くべつ)することができる。 |