【とくちょう】 |
小(ちい)さなセセリチョウである。山(やま)のまわりの草原(そうげん)にすみ,晴(は)れた時(とき)には,よく飛(と)ぶが,すぐに止(と)まる習性(しゅうせい)がある。
日本には,次(つぎ)の2亜種(あしゅ)がある。
名義タイプ亜種
愛媛亜種 |
【オスとメスのちがい】 | オスは,前のはねに黒色(くろいろ)の性標(せひょう)があり,メスは,はねのすみに黒(くろ)い斑紋(はんもん)が広(ひろ)がるので,オスとメスを 区別(くべつ)することができる。 |
【ようちゅうがたべるエサ】 | カモジグサ・ヤマカモジグサ・キツネガヤ・クサヨシ(イネ科) |
【見られるじき】 |
あたたかいばしょでは,1年1回,出てきて,7月はじめ〜8月はじめに見られる。
さむいばしょでは,1年1回,出てきて,7月おわり〜8月なかばに見られる。幼虫(ようちゅう)で冬(ふゆ)をこす。 |
【すんでいるばしょ】 | この亜種(あしゅ)は,北海道(ほっかいどう)から九州(きゅうしゅう)にかけて すんでいる。 |
【がいこくでいるばしょ】 | この種は,外国(がいこく)では,中国(ちゅうごく),モンゴル,南(みなみ)シベリア,朝鮮半島(ちょうせんはんとう)に分布している。 |
【にているチョウ】 |
ヘリグロチャバネセセリに似(に)ているが,この種のオスは,前(まえ)のはねのすみにある黒(くろ)い帶(おび)の幅(はば)が狭(せま)くなる。メスは,はねのすみの黒(くろ)い部分(ぶぶん)が,広(ひろ)くなりし,横長(よこなが)のもように黒点(こくてん)が出(で)るので,区別(くべつ)することができる。
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