日本の蝶 <シロチョウ科>  モンキチョウ亜科


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トンボシロチョウ亜科 は,ここをクリックすると見ることができます

・キタキチョウ    Eurema mandarina mandarina (de l'Orza, 1869)


写真数: 144枚


出現頻度
★★★★★
分布域 と 記録地点
【特  徴】 キチョウと呼ばれていた種には,2種類が混じっていることが分かり,キタキチョウとミナミキチョウに分かれた。荒地や河川の堤防などに多い。
【雌  雄】 ♀は,翅表の黄色斑の色が薄くなるので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 メドハギ・ミヤギノハギ・ナツハギなどのハギ類,ネムノキ,ハリエンジュ・エビスグサ(マメ科),クロウメモドキ・ヒメクマヤナギ(クロウメモドキ科)
【生  態】  暖地では,年5〜6回,周年,発生している。
 寒冷地では,年4〜5回,6月〜11月に発生している。成虫で越冬するので,冬の暖かい日に,陽だまりで見ることもある。
【生息地】  本州から南西諸島まで,広く分布している。台湾産は,同じ亜種である。
 愛知県では,各地で普通に見られる。
【分  布】  種としては,日本以外では,中国の東部,朝鮮半島南部,台湾に分布している。
 中国では,福建省,江西省,浙江省に分布している。
【近似種】 ミナミキチョウに似ているが,本種は後翅の外縁の曲線が山形になるので,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
暖  地



































寒冷地



































記録
1979.4.15,愛知県岡崎市池金町,1♂
1979.4.23,愛知県岡崎市小美町,1♀
1979.9.5,愛知県岡崎市奥山田町,2♂♂1♀
1980.3.31,愛知県岡崎市古部町,1♀
1980.5.3,愛知県岡崎市東蔵前町,1♀,村田文彦
1980.7.13,愛知県岡崎市上衣文町,1♂
1980.9.20,愛知県岡崎市中園町,1♂,村田文彦
1980.9.27,愛知県岡崎市中園町,2♂♂1♀,村田文彦
1980.9.27,愛知県岡崎市中園町,3♂♂,村田文彦
1981.4.11,愛知県岡崎市池金町,1♂
1981.4.29,愛知県岡崎市丹坂町,1♂
1981.6.28,愛知県岡崎市大幡町,1♂
1982.9.15,愛知県岡崎市細川町,1♂
1982.10.2,愛知県岡崎市日名本町,1♂
1989.8.7,愛知県岡崎市本宿町,1♂,松井直人
1993.7.21,愛知県岡崎市本宿町,1♂,松井直人
1997.11.4,愛知県岡崎市岡崎公園,1♂
1998.7.1,愛知県岡崎市本宿町,1♂,松井直人
1998.10.22,愛知県岡崎市本宿町,1♀,松井直人
1998.10.25,愛知県岡崎市岡崎公園,1♂
2000.11.30,愛知県岡崎市井田町,1♂
2004.3.5,愛知県岡崎市岡崎公園,1♀,柵木宗孝
2004.3.28,愛知県豊田市猿投山,3♂♂2♀♀
2004.8.12,千葉県君津市東粟倉,1♂1♀
2005.10.13,愛知県岡崎市戸崎町,1♂
2005.10.20,愛知県岡崎市戸崎町,1♂
2006.5.31,神奈川県川崎市,1♂1♀,中川紀世
2010.10.11,愛知県岡崎市池金町,3♂♂1♀
2011.10.10,愛知県岡崎市池金町,2♂♂1♀
2011.11.22,愛知県岡崎市六名3丁目町,1♂
2012.4.9,愛知県岡崎市北山湿地,1ex.,奥居達朗
2012.4.14,愛知県岡崎市滝町,1ex.,吉田 健
2012.4.28,愛知県岡崎市八ツ木町,1ex.,吉田 健
2013.9.24,愛知県岡崎市日名南町,1♂
2014.9.28,愛知県岡崎市中園町,1♂
2014.9.30,愛知県岡崎市石原町,1♂
2015.5.26,愛知県岡崎市小呂湿地,1♂
2015.9.12,愛知県岡崎市北山湿地,1♂
2016.8.29,愛知県岡崎市北山湿地,1♀
2016.9.21,愛知県岡崎市小呂湿地,2♂♂1♀
2016.9.26,長野県根羽村小川,5♂♂1♀
2016.10.7,愛知県岡崎市小呂湿地,2♂♂
2016.10.10,愛知県岡崎市小呂湿地,3♂♂
2016.10.12,愛知県岡崎市小呂湿地,2♂♂
2017.4.13,愛知県岡崎市北山湿地,1♂
2017.6.19,愛知県岡崎市池金町,1♂
2017.10.3,愛知県岡崎市自然体験の森,多数exs.
2018.5.21,愛知県岡崎市大幡町,1♂
2018.9.26,愛知県岡崎市桑谷展望地,3♂♂
2018.10.17,愛知県田原市蔵王山,多数exs.
2018.10.29,愛知県新城市,多数exs.
2018.12.5,愛知県田原市蔵王山,1♀
2019.3.5,愛知県豊橋市葦毛湿原,3♀♀
2019.3.25,愛知県田原市蔵王山,2♂♂3♀♀
2019.4.18,愛知県岡崎市日名本町,1♀
2019.4.21,愛知県岡崎市上衣文町,1♂4♀♀
2019.4.23,愛知県岡崎市日名本町,1♂1♀
2019.5.30,三重県志摩市,1♂
2019.9.15,長野県高ボッチ高原,1♀
2019.10.26,大阪府高槻市,1♂,高月陽生
2019.10.28,愛知県岡崎市小呂,1♀
2020.3.19,愛知県岡崎市小呂,3♂♂
2020.3.21,愛知県岡崎市池金,1♀
2020.3.22,高知県高知市,1♀,高月陽生
2020.5.14,愛知県岡崎市日名南町,1♂
2020.7.22,長野県阿智村,1♀
2020.8.1,愛知県設楽町,1♂
2020.8.30,高知県香美市,6♂♂,高月陽生
2020.10.14,愛知県岡崎市小呂,3♂♂
2020.10.20,愛知県田原市蔵王山,3♂♂
2020.10.28,愛知県名古屋市名城公園,1♂
2020.11.8,愛知県西尾市東幡豆町,1♂
2020.11.8,愛知県西尾市三ヶ根山,1♂1♀
2021.2.22,愛知県常滑市多賀神社,3♂♂
2021.3.6,愛知県西尾市三ヶ根山,1♂
2021.3.14,高知県香南市,1♀,高月陽生
2021.6.8,愛知県豊田市昭和の森,1♂
2021.6.27,愛知県春日井市,1♂,荒川尚彦
2021.8.28,高知県香美市,1♂,高月陽生
2021.8.26,静岡県浜松市浜北区,1♂1♀
2021.9.22,愛知県春日井市,1♂1♀,荒川尚彦
2021.9.29,愛知県春日井市,2♂♂1♀,荒川尚彦
2021.9.30,東京都小平市,1♀,小林清二
2021.10.8,高知県室戸市,1♂,高月陽生
2021.10.24,東京都小金井市,1♂,小林清二
2021.11.16,愛知県西尾市吉良町,1♂
2022.2.25,東京都小平市,1♂,小林清二
2022.2.27,高知県香美市,1♀,高月陽生
2022.3.11,東京都小金井市,1♂,小林清二
2022.3.12,愛知県岡崎市八ツ木町,3♂♂
2022.3.12,東京都小平市,1♂,小林清二
2022.4.23,千葉県南房総市,1♀,山本和彦
2022.4.30,愛知県岡崎市八ツ木町,1♀,高村葉子
2022.7.14,東京都小平市,1♂,小林清二
2022.8.29,東京都小金井市,1♂,小林清二
2022.9.12,静岡県浜松市,1♀
2022.9.26,青森県東北町,2♂♂,三河和夫
2022.10.3,愛知県安城市安城町,1♂,高村葉子
2022.10.19,愛知県岡崎市高橋町,1♂,高村葉子
2022.10.20,愛知県岡崎市小呂,1♂
2022.12.9,愛知県蒲郡市,2♂♂
2023.2.12,高知県香南市,1♂,高月陽生
2023.2.28,愛知県豊川市御油町,1ex.,高村葉子
2023.3.30,東京都東村山市,1♂,小林清二
2023.4.1,千葉県南房総市,1♀,山本和彦
2023.5.12,東京都東村山市,1♀,小林清二
2023.6.1,東京都小金井市,1♂,小林清二
2023.6.26,岩手県一戸町,1♂,三河和夫
2023.6.28,青森県東北町,1♂,三河和夫
2023.8.27,長野県阿智村,1♂,杉浦 昌
2023.9.3,岐阜県高山市,1♀
2023.9.6,青森県東北町,2♂♂,三河和夫
2023.9.7,東京都小平市,1♂,小林清二
2023.9.12。愛知県岡崎市茅原沢町,3♂♂,高村葉子
2023.9.18,愛知県岡崎市茅原沢町,1♀,高村葉子
2023.9.19,愛知県岡崎市仁木町,1♂,松野光恭
2023.9.20,愛知県岡崎市仁木町,1♀,松野光恭
2023.9.23,愛知県岡崎市岩津町,1♂
2023.10.2,東京都東村山市,1♂1♀,小林清二
2023.10.5,東京都東村山市,1♀,小林清二
2023.10.8,東京都立川市,1♂,小林清二
2023.10.14,愛知県豊田市水源町,1♂,杉浦 昌
2023.10.14,愛知県岡崎市高隆寺町,1♂1
2023.10.17,愛知県岡崎市西蔵前町,1♂
2023.10.19,愛知県岡崎市仁木町,2♂♂
2023.10.21,東京都西東京市,1♀,小林清二
2023.10.22,愛知県岡崎市岩津町,1♂,松野光恭
2023.11.2,東京都東村山市,1♀,小林清二
2023.11.5,愛知県岡崎市仁木町,1♂,松野光恭
2023.11.13,東京都小平市,1ex.,小林清二
2023.11.25,愛知県岡崎市岩津町,1♂,松野光恭
2023.12.9,愛知県岡崎市上青野町,1♂,高村葉子
2023.12.10,東京都小平市,1♂,小林清二
2023.12.10,愛知県岡崎市岩津町,1♂,松野光恭
2024.1.17,愛知県岡崎市岩津町,1♂,松野光恭
2024.2.12,愛知県岡崎市岩津町,1♀,松野光恭
2024.2.20,愛知県岡崎市仁木町,1♂,松野光恭
2024.2.20,愛知県岡崎市茅原沢町,1♀,村井弘子
2024.2.24,愛知県岡崎市岩津町,1♂,松野光恭
2024.3.9,愛知県岡崎市岩津町,1♂,松野光恭
2024.3.16,愛知県岡崎市真福寺町,1♂,松野光恭
2024.3.22,東京都東村山市,1♂,小林清二
2024.4.7,東京都小平市,1♀,小林清二

・ミナミキチョウ    Eurema hecabe hecabe (Linnaeus, 1758)


写真数: 22枚


出現頻度
★★★★★
分布域 と 記録地点
【特  徴】 従来,キチョウと呼ばれていた種である。荒地や河川の堤防などに多い。
【雌  雄】 ♀は,翅表の黄色斑の色が薄くなるので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 ハマセンナ・モクセンナ・ナンバンサイカチ(マメ科)
【生  態】 周年,発生している。越冬態はない。
【生息地】  奄美大島から南西諸島に分布している。
 沖縄県では,各所で見られた。
【分  布】  種としては,日本以外では,インドシナ半島フィリピン,オーストラリア北部,中国南部,台湾に分布している。
 日本産と台湾産は,同じ亜種である。
 中国では,西蔵區,四川省,雲南省,貴州省,広西區,湖北省,河南省,浙江省,湖南省,広東省,海南省,福建省に分布している。海南省に分布しているものは,別亜種 E.hecabe subdecorate で,福建省に分布しているものは,別亜種 E.hecabe albina で,雲南省に分布しているものは,別亜種 E.hecabe contubernalis である。
【近似種】 タイワンキチョウに似ているが,タイワンキチョウは大型で,前翅の黒斑がよく発達し,後翅の翅形が半円形になるので,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
南西諸島



































記録
2012.11.22,沖縄県石垣市,1♀,安中弘行
2013.4.15,沖縄県名護市名護岳,4♂♂
2013.4.17,沖縄県石垣島バンナ岳,3♂♂2♀♀
2013.4.18,沖縄県西表島上原,2♂♂1♀
2013.4.25,奄美大島瀬戸内町,3♂♂2♀♀
2015.12.9,沖縄県石垣市,2♂♂2♀♀,安中弘行
2022.10.6,沖縄県渡嘉敷島,1♂1♀,三河和夫
2023.4.18,沖縄県読谷村,1♂2♀♀,高村葉子
2023.4.18,沖縄県北谷村,2♂♂1♀,高村葉子
2023.7.2,沖縄県石垣島,1♀,高村葉子
2023.7.24,沖縄県西表島,1♂,高月陽生

・タイワンキチョウ    Eurema blanda arsakia (Fruhstorfer, 1910)


写真数: 14枚


出現頻度
★★★★★
分布域 と 記録地点
【特  徴】 開長40〜55mm。地上を飛び回るが,ほとんど止まらず,吸水や吸蜜に来ているときでも,短時間で飛び立つことが多い。
【雌  雄】 ♀は,翅表の黄色斑の色が薄くなるので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 アカハダノキ・ハスノミカズラ・ナンテンカズラ(マメ科)
【生  態】 年数回,周年,発生している。越冬態はない。
【生息地】 沖縄本島から南西諸島に分布している。
【分  布】  種としては,日本以外では,インド南部,インドシナ半島,フィリピン,ボルネオ島,インドネシア,中国の南西部・南部,台湾に分布している。
 中国では,四川省,雲南省,貴州省,広西區,湖南省,広東省,海南省,香港,福建省に分布している。広西區に分布しているものは,別亜種 E.blanda snelleni で,湖南省,広東省,福建省に分布しているものは,別亜種 E.blanda rileyi で,香港に分布しているものは,別亜種 E.blanda acandre で,海南省に分布しているものは,別亜種 E.blanda hylama である。
【近似種】 ミナミキチョウに似ているが,本種は大型で,前翅の黒斑がよく発達し,後翅の翅形が半円形になるので,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
南西諸島



































記録
2012.12.24,沖縄県石垣島,1♂,足立幸子
2013.5.18,沖縄県石垣市,2♂♂,安中弘行
2015.11.7,沖縄県西表島,4♂♂1♀,安中弘行
2015.12.9,沖縄県石垣市,2♂♂1♀,安中弘行
2021.11.25,沖縄県石垣島,1♂,三河和夫
2021.12.1,沖縄県西表島,1♂,三河和夫
2023.7.24,沖縄県西表島,1♂1♀,高月陽生

・ツマグロキチョウ    Eurema laeta betheseba (Janson, 1878)

♂  夏型

♀  夏型
No.1   1982.9.15 〜 2023.12.24
写真数: 180枚
出現頻度
☆☆☆☆

♂  秋型

♀  秋型
No.2   2024.1.17 〜
写真数: 22枚
分布域 と 記録地点

【特  徴】  荒地や河川の堤防などで見られたが,最近は食草のカワラケツメイが激減しているため,本種も激減している。
 飛び方が他のキチョウが力強く飛ぶのに比べて,弱々しくチラチラと飛び回る習性がある。
 翅形が丸くなる夏型と,翅頂が尖る秋型がある。

♂  夏型

♀  夏型

♂  秋型

♀  秋型
【雌  雄】 ♀は,翅表や裏面の黄色斑の色が薄くなるので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 カワラケツメイ・アレチケツメイ(マメ科) ※ 名古屋市守山区,岡崎市では,アレチケツメイを食草としている
【生  態】  暖地では,年4〜5回,発生し,3月〜11月まで見られる。成虫で越冬するため,冬の暖かい日などに姿を現すことがある。
 寒冷地では,年3〜4回,発生し,5月〜10月まで見られる。成虫で越冬する。
【生息地】  宮城県以南の本州、四国、九州、屋久島に分布する。南西諸島には,分布していない。
 愛知県の西部では,外来種のアレチケツメイを食草としている群が生息しているが,生息地は宅地開発のために造成された地域のため,家が建てられることによって激減している。
 豊田市では,継続して発生しており,最近では,蒲郡市でも記録が出ている。
 2023年の夏から秋にかけて,愛知県岡崎市,一宮市では,アレチケツメイを食草として,膨大な数の個体が発生した。
 東京都,千葉県,神奈川県では,絶滅した。群馬県,茨城県,山梨県,岐阜県,滋賀県,大阪府,香川県,山口県では,絶滅危惧T類に指定されている。
【分  布】  種としては,日本以外では,インド,ヒマラヤ,インドシナ半島,フィリピン,インドネシア,オーストラリア北部,中国の南西部・南部,台湾に分布している。
 中国では,西蔵區,陳西省,山西省,河南省,雲南省,四川省,貴州省,広西區,湖南省,広東省,海南省,福建省に分布している。湖南省,広東省,海南省,福建省に分布しているものは,台湾と同じ亜種 E.laeta punctissima で,それ以外は,別亜種 E.laeta sikkima である。
【近似種】 キタキチョウに似るが,本種は,前翅翅表の外縁部の黒斑が後角の手前で途切れ,秋型は前翅翅頂がとがり,後翅裏面に黒線が現れるので,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
暖  地



































寒冷地



































記録
1979.4.23,愛知県岡崎市茅原沢町,1♂
1979.8.8,愛知県岡崎市上青野町,1♂
1980.4.26,愛知県岡崎市中園町,1♀,村田文彦
1980.9.20,愛知県岡崎市中園町,2♂♂1♀,村田文彦
1980.10.4,愛知県岡崎市中園町,5♂♂2♀♀,村田文彦
1982.9.15,愛知県岡崎市奥山田町,1♂
2010.9.23,静岡県浜松市北区,1♂,判家卓司
2012.10.8,愛知県名古屋市守山区,多数exs.
2015.10.16,愛知県名古屋市守山区,多数exs.
2016.9.27,愛知県名古屋市守山区,多数exs.
2017.12.15,愛知県蒲郡市水竹町,1♂,足立幸子
2018.5.14,静岡県浜松市天竜川河川敷,2♂♂1♀
2018.10.3,愛知県名古屋市守山区,8♂♂
2020.9.30,愛知県名古屋市守山区,7♂♂3♀♀
2020.10.24,愛知県岡崎市岩津町,1♂,松野光恭
2020.12.27,愛知県岡崎市岩津町,1♂,松野光恭
2021.10.5,愛知県名古屋市守山区,5♂♂
2021.10.30,高知県香美市,1♂,高月陽生
2022.9.28,愛知県名古屋市守山区,9♂♂
2022.10.14,愛知県岡崎市仁木町,2♂♂,松野光恭
2022.10.16,愛知県岡崎市小呂町,1♂,鈴木栄二
2022.10.23,愛知県岡崎市岩津町,1♂,松野光恭
2022.11.12,愛知県岡崎市岩津町,1♂,松野光恭
2022.12.27,愛知県岡崎市岩津町,1♂,松野光恭
2023.3.11,愛知県岡崎市岩津町,1♂,松野光恭
2023.3.19,愛知県岡崎市岩津町,1♂,松野光恭
2023.4.1,高知県香美市,1♂,高月陽生
2023.4.18,愛知県名古屋市守山区,4♂♂2♀♀
2023.6.21,愛知県名古屋市守山区,5♂♂2♀♀
2023.8.18,愛知県岡崎市仁木町,2♂♂,松野光恭
2023.8.25,愛知県岡崎市仁木町,1♂,松野光恭
2023.8.29,愛知県岡崎市仁木町,1♂,松野光恭
2023.8.30,愛知県岡崎市仁木町,1♂,松野光恭
2023.9.5,愛知県岡崎市仁木町,1♀,松野光恭
2023.9.7,愛知県岡崎市仁木町,2♂♂1♀,松野光恭
2023.9.9,愛知県岡崎市仁木町,9♂♂5♀♀,杉坂美典
2023.9.14,愛知県岡崎市仁木町,1♂1♀,松野光恭
2023.9.15,愛知県岡崎市仁木町,9♂♂7♀♀
2023.9.18,愛知県岡崎市仁木町,1♂1♀,松野光恭
2023.9.19,愛知県岡崎市仁木町,2♂♂,松野光恭
2023.9.20,愛知県岡崎市仁木町,4♂♂3♀♀,高村葉子
2023.9.20,愛知県岡崎市仁木町,3♂♂1♀,松野光恭
2023.9.21,愛知県岡崎市仁木町,2♂♂1♀,松野光恭
2023.9.23,愛知県岡崎市西蔵前町,1♂2♀♀
2023.9.25,愛知県岡崎市仁木町,2♂♂1♀,松野光恭
2023.9.26,愛知県岡崎市仁木町,1♂1♀,松野光恭
2023.9.27,愛知県岡崎市仁木町,1♂1♀,松野光恭
2023.9.28,愛知県岡崎市岩津町,1♂1♀
2023.9.30,愛知県岡崎市岩津町,1♂3♀♀,松野光恭
2023.10.3,愛知県岡崎市仁木町,2♀♀,松野光恭
2023.10.6,愛知県岡崎市仁木町,2♂♂1♀,松野光恭
2023.10.7,愛知県岡崎市仁木町,2♂♂3♀♀
2023.10.8,愛知県岡崎市仁木町,3♂♂1♀,杉浦 昌
2023.10.10,愛知県岡崎市仁木町,3♂♂3♀♀,松野光恭
2023.10.11,愛知県岡崎市仁木町,2♂♂1♀,松野光恭
2023.10.13,愛知県岡崎市仁木町,1♀,松野光恭
2023.10.14,愛知県豊田市水源町,1♂,杉浦 昌
2023.10.17,愛知県岡崎市西蔵前町,1♂
2023.10.14,愛知県岡崎市岩津町,2♀♀,松野光恭
2023.10.19,愛知県岡崎市仁木町,9♂♂6♀♀
2023.10.21,高知県香南市,3♂♂,高月陽生
2023.10.21,愛知県岡崎市岩津町,3♀♀,松野光恭
2023.10.22,愛知県岡崎市岩津町,1♂,松野光恭
2023.10.23,愛知県岡崎市仁木町,3♀♀
2023.11.2,愛知県岡崎市岩津町,1♂1♀
2023.11.5,愛知県岡崎市仁木町,1♀,松野光恭
2023.11.8,東京都小平市,1♂,小林清二
2023.11.8,愛知県岡崎市仁木町,1♂,松野光恭
2023.11.9,愛知県岡崎市仁木町,1♀,松野光恭
2023.11.13,東京都小平市,1♂,小林清二
2023.11.20,愛知県岡崎市仁木町,1♀,松野光恭
2023.11.23,愛知県岡崎市岩津町,1♂
2023.11.25,愛知県岡崎市岩津町,2♂♂,松野光恭
2023.11.26,愛知県岡崎市岩津町,1♂,松野光恭
2023.12.6,愛知県岡崎市仁木町,3♂♂,松野光恭
2023.12.8,愛知県岡崎市仁木町,1♂,松野光恭
2023.12.10,愛知県岡崎市仁木町,1♂,松野光恭
2023.12.24,愛知県岡崎市岩津町,1♀,松野光恭
2024.1.17,愛知県岡崎市仁木町,1♀,松野光恭
2024.1.28,愛知県岡崎市岩津町,1♂,松野光恭
2024.2.4,愛知県岡崎市岩津町,1♂,松野光恭
2024.2.10,愛知県岡崎市岩津町,1♂,松野光恭
2024.2.12,愛知県岡崎市岩津町,1♂,松野光恭
2024.2.20,愛知県岡崎市仁木町,1♂,松野光恭
2024.2.24,愛知県岡崎市真福寺町,1♂,松野光恭
2024.3.2,愛知県岡崎市岩津町,1♂,松野光恭
2024.3.3,愛知県岡崎市岩津町,1♂,松野光恭
2024.3.16,愛知県岡崎市岩津町,1♂1♀,松野光恭
2024.3.16,愛知県岡崎市真福寺町,1♂,松野光恭
2024.3.31,高知県香美市,1♂,高月陽生
2024.3.31,愛知県岡崎市岩津町,1♀,松野光恭
2024.4.2,愛知県岡崎市岩津町,1♀,松野光恭

・ホシボシキチョウ    Eurema brigitta hainana (Moore, 1878)


写真数: 1枚
(参考:台湾産)


出現頻度
☆☆☆☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】 移入種である。開長35〜45mm。地上を低く飛び回り,なかなか止まらない習性がある。岩石がむき出しの荒れ地,草地,河川敷など限られた場所で見られる。
【雌  雄】 ♀は,翅表の黄色斑の色が薄くなるので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 カワラケツメイ(マメ科)
【生  態】 年4〜5回,発生し,3月〜11月まで見られる。成虫で越冬するため,冬の暖かい日などに姿を現すことがある。
【生息地】 九州南部から南西諸島で偶産的に発生し,関西地方でも,時々,散発的に発生することがある。
【分  布】  種としては,日本以外では,インド,ヒマラヤ,インドシナ半島,フィリピン,ボルネオ島,インドネシア,ニューギニア,オーストラリア北部,中国の南西部・南部,台湾に分布している。
 中国では,四川省,雲南省,貴州省,広西區,湖南省,海南省,広東省,江西省,福建省に分布している。海南省,広東省,福建省に分布しているものは,日本や台湾と同じ亜種で,それ以外は,別亜種 E.brigitta yunnana である。
【近似種】 ツマグロキチョウに似ているが,本種は,翅形や表面外縁の黒帯の形状が前翅外縁の黒帯が下端部で途切れること,前翅表面の黒斑は幅が広く,その基部側の境界はなめらかな曲線になること,後翅裏面に薄い黒色の筋状の斑紋が3列現れることで区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
南西諸島



































記録
(参考)2017.9.4,台湾南投縣南山渓,1♂1♀

・ヤマキチョウ   Gonepteryx maxima maxima Butler, 1885


写真数: 11枚


出現頻度
☆☆☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】 大型のシロチョウで,山地の周辺や渓流沿いにの草原などに生息し,各種の花に集まる。
【雌  雄】 ♀は,翅表が黄白色になるので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 クロツバラ(クロウメモドキ科)
【生  態】 年1回,発生し,7月下旬〜9月まで見られ,成虫で越冬する。4月〜6月に産卵する。
【生息地】  東北地方の一部と中部地方に生息する。
 埼玉県では,絶滅した。青森県,岩手県,新潟県,山梨県,長野県,岐阜県,神奈川県では,絶滅危惧T類に指定されている。
 2021年には,愛知県でも記録された。
 環境省のレッドデータでは,絶滅危惧IB類(EN)に指定されている。
【分  布】  種としては,日本以外では,ヨーロッパ,インド,ヒマラヤ,モンゴル,中国の北部,朝鮮半島に分布している。
 中国では,黒竜江省,吉林省,河南省,新疆ウィグル自治區,遼寧省,陳西省,甘粛省に分布している。
【近似種】 スジボソヤマキチョウに似ているが,本種は前翅の翅頂の突出が弱いので,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
寒冷地



































記録
2014.8.30,長野県木曽駒高原,1♂,関戸裕靖
2014.8.31,長野県諏訪市,1♀,足立幸子
2015.5.6,長野県開田高原,1♂,関戸裕靖
2015.8.1,山梨県富士山麓,1♀,安中弘行
2015.8.2,山梨県富士山麓,1♂3♀♀,安中弘行
2016.8.20,山梨県富士山麓,1♂,安中弘行
2017.8.13,長野県木曽駒高原,1♀,関戸裕靖
2018.4.28,長野県開田高原,1♂,安中弘行

・スジボソヤマキチョウ   Gonepteryx aspasia niphonica Verity, 1909


写真数: 71枚


出現頻度
★★☆☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】 大型のシロチョウで,飛び方は非常い速いが,花にすぐに止まる習性があり,止まるとしばらくは動かないので,撮影は楽である。
【雌  雄】 ♀は,翅表が黄白色になり,前翅翅頂の突出が大きくなるので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 クロウメモドキ・キビノクロウメモドキ・クロツバラ(クロウメモドキ科)
【生  態】 年1回,発生し,6月〜9月に見られる。成虫で越冬する。3月〜4月に産卵する。発生地によって,出現時期の違いが大きい。
【生息地】  紀伊半島を除く本州,四国(山地のみ),九州に分布する。
 愛知県では,非常に稀である。
 長野県では,各所で見られる。
 香川県では,絶滅した。茨木県,愛知県,三重県,大阪府,大分県,宮崎県では,絶滅危惧T類に指定されている。
【分  布】  種としては,日本以外では,中国,ウスリー,朝鮮半島に分布している。
 中国では,黒竜江省,吉林省,河南省,新疆ウィグル自治區,遼寧省,陳西省,甘粛省に分布している。
【近似種】 ヤマキチョウに似ているが,本種は前翅の翅頂付近が鋭く尖るので,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
本土



































記録
1981.4.11,愛知県岡崎市池金町,1♀
2001.7.21,山梨県増富鉱泉,1♀
2013.9.9,長野県開田高原,2♂♂,安中弘行
2014.6.14,岡山県新見市,1♂,安中弘行
2014.8.1,長野県霧ヶ峰,3♂♂,安中弘行
2018.6.16,岡山県新見市,2♀♀,高月陽生
2019.6.22,長野県松本市,3♂♂,足立幸子
2019.8.25,長野県飯田市しらびそ高原,3♂♂1♀
2019.8.26,長野県飯田市しらびそ高原,1♂
2019.9.15,長野県高ボッチ高原,1♂1♀
2020.4.19,高知県香美市,1♂,高月陽生
2020.7.2,長野県松本市,3♂♂3♀♀
2020.7.30,長野県松本市,2♂♂1♀
2020.8.16,長野県飯田市,2♂♂
2020.8.19,長野県上高地,1♂
2021.6.25,長野県松本市,1♂
2021.6.26,長野県松本市,1♂
2021.9.7,長野県入笠山,2♂♂,関野祥子
2022.4.24,岩手県久慈市,1♂,三河和夫
2022.5.19,長野県飯田市しらびそ高原,1♀
2022.7.4,岩手県久慈市,多数♂♂,三河和夫
2022.7.30,長野県塩尻市,1♀
2023.3.15,岩手県久慈市,1♂,三河和夫
2023.4.20,長野県開田高原,1♀
2023.4.20,岐阜県北部,1♂1♀
2023.6.15,長野県松本市,1♂
2023.6.26,岩手県一戸町,1♂,三河和夫
2023.6.28,青森県東北町,1♂1♀,三河和夫
2023.7.25,岩手県宮古市,5♂♂,三河和夫
2023.8.16,岩手県葛巻町,1♂,三河和夫
2024.4.16,岩手県久慈市,1♂,三河和夫

・タイワンヤマキチョウ   Gonepteryx amintha formosana (Fruhstorfer, 1908)


写真数: 1枚
(参考:台湾産)


出現頻度
☆☆☆☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】
 台湾からの迷蝶,偶産蝶である。開長60〜70mm。大型のシロチョウであるが,速く飛ぶ。
【雌  雄】 ♀は,翅表の黄色斑が黄白色になるので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 (迷蝶のため,日本での繁殖例はない)
【生  態】 4月〜6月に記録が出ている。
【生息地】 与那国島で記録された。
【分  布】  種としては,日本以外では,中国の南西部・南部,台湾に分布する。
 中国では,黒竜江省,吉林省,遼寧省,河北省,山東省,河南省,江蘇省,安徽省,湖北省,浙江省,江西省,湖南省,福建省,広東省,海南省,広西區,雲南省,四川省,西蔵區に分布している。黒竜江省に分布しているものは,別亜種 G.amintha murayamae で,西蔵區に分布しているものは,別亜種 G.amintha thibetana で,雲南省に分布しているものは,別亜種 G.amintha limonia で,それ以外は,名義タイプ亜種 G.amintha amintha である。
【近似種】 ヤマキチョウに似ているが,本種は後翅の外縁に突起がほとんどないので,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
八重山



































記録(参考)2017.7.11,台湾拉拉山上巴陵,1♂(参考)2017.8.29,台湾高雄市桃源區籐枝,1♀

・モンキチョウ    Colias erate poliographa Motschulsky, [1861]


写真数: 148枚 


出現頻度
★★★★★
分布域 と 記録地点
【特  徴】  平地から高地まで分布する。直線的に飛ぶ習性があり,各種の花を訪れる。
 春型は,夏型よりも小型になり,前翅外縁の黒帯の中にある黄白斑は,良く発達し,裏面の地色は,暗色になる。
 北海道産は,前翅の翅形が尖る傾向にある。
 本州中部山岳以西の寒冷地では,前翅外縁の黒帯の中にある黄白斑をほとんど消失した個体も出ることがある。
【雌  雄】 ♂は黄色であるが,♀には,黄色型と白色型がある。黄色型では,雌雄を区別することは難しい。
【食  草】 シロツメクサ・ミヤコグサ・クララ・コマツナギ・クサフジ・ダイズ・シンゲ・ハリエンジュ・シナガワハギ(マメ科)
【生  態】  暖地では,年5〜7回,発生し,2月中旬〜12月下旬に見られる。
 寒冷地では,年3回,発生し,4月〜10月に見られる。幼虫で越冬する。
【生息地】  北海道から南西諸島まで広く分布している。
 愛知県では,普通に見られる。
 北海道では,あまり多くなかった。
【分  布】  種としては,日本以外では,トルキスタン,アフガニスタン,パキスタン,インド,ヒマラヤ,インドシナ半島,中国のほほ全土,台湾に分布している。
 台湾には別亜種formosana が生息している。
 中国では,北西部の新疆ウィグル自治区から東北部の黒竜江省,南西部の雲南省,東部の浙江省まで,各地に分布している。
【近似種】 ミヤマモンキチョウに似ているが,本種は,前後翅の亜外縁の黒帯に斑紋が出るので,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
暖  地



































寒冷地



































記録
1979.4.15,愛知県岡崎市池金町,2♂♂
1979.4.23,愛知県岡崎市小美町,3♂♂
1979.4.23,愛知県岡崎市茅原沢町,2♂♂1♀
1979.5.30,愛知県岡崎市下青野町,1♀
1979.6.10,愛知県岡崎市池金町,1♀
1979.9.5,愛知県岡崎市奥山田町,1♂
1980.3.29,愛知県岡崎市池金町,1♂
1980.4.13,愛知県岡崎市中園町,1♂,村田文彦
1980.4.18,愛知県岡崎市中園町,1♂,村田文彦
1980.5.28,愛知県岡崎市中園町,1♂,村田文彦
1980.6.4,愛知県岡崎市中園町,1♀,村田文彦
1980.6.11,愛知県岡崎市中園町,2♂♂2♀♀,村田文彦
1981.4.29,愛知県岡崎市仁木町,1♂
1981.6.7,愛知県岡崎市古部町,1♂
1982.7.1,愛知県岡崎市真福寺町,1♀
1982.10.3,愛知県岡崎市日名本町,1♂
1989.6.17,愛知県岡崎市本宿町,1♀,松井直人
1997.7.6,愛知県岡崎市岡崎公園,1♂
1997.10.19,愛知県岡崎市岡崎公園,1♂
1998.6.10,愛知県岡崎市本宿町,1♂,松井直人
1998.7.25,北海道阿寒湖,1♀
1998.10.19,愛知県岡崎市本宿町,1♂,松井直人
1998.10.22,愛知県岡崎市本宿町,2♀♀,松井直人
2003.9.26,愛知県岡崎市戸崎町,1♂
2004.3.23,愛知県岡崎市戸崎町,1♂
2005.9.9,神奈川県川崎市,2♀♀,中川紀世
2008.6.9,愛知県岡崎市秦梨町,1♂
2011.8.3,愛知県岡崎市六名3丁目,1♂
2012.6.14,愛知県岡崎市滝町,1ex.,吉田 健
2013.4.15,沖縄県名護市名護岳,2♂♂1♀
2013.7.20,北海道層雲峡,4♂♂2♀♀
2015.4.24,愛知県豊田市野口町,3♂♂2♀♀
2016.9.26,愛知県豊田市武節町,5♂♂2♀♀
2017.5.29,愛知県岡崎市東公園,1ex
2017.6.10,愛知県新城市作手長ノ山湿原,1♂
2017.9.19,愛知県春日井市東野町,1♂1♀,荒川尚彦
2018.4.2,愛知県岡崎市日名南町,1♂
2018.4.3,愛知県名古屋市新川堤防,1♀
2018.4.10,愛知県豊橋市葦毛湿原,1♂2♀♀
2018.5.1,愛知県岡崎市東河原町,1♀
2018.5.10,愛知県新城市七郷一色,1♀
2018.5.24,長野県美ヶ原,1♀
2018.7.18,愛知県豊田市面ノ木峠,1♂
2018.7.22,長野県松本市上高地,1♀
2018.7.24,長野県下伊那郡売木村,1ex.
2018.7.25,愛知県岡崎市淡渕町,1♀
2018.8.9,愛知県岡崎市日名南町,1ex.
2018.8.28,愛知県北設楽郡設楽町,1♀
2019.3.30,愛知県岡崎市日名本町,3♂♂1♀
2019.4.13,愛知県岡崎市日名本町,5♂♂2♀♀
2019.4.18,愛知県岡崎市日名本町,2♂♂2♀♀
2019.4.22,愛知県豊田市猿投町,1♀
2019.9.15,長野県蓼科高原,1♀
2020.3.22,愛知県岡崎市日名本町,2♂♂1♀
2020.3.29,高知県香美市,1ex.,高月陽生
2020.4.7,愛知県岡崎市日名本町,3♂♂1♀
2020.4.24,愛知県岡崎市日名本町,3♂♂
2020.5.20,高知県高知市,2♂♂,高月陽生
2020.5.28,愛知県岡崎市八ツ木町,3♂♂2♀♀
2020.8.10,福島県北塩原村,1♂1♀,大橋豊嗣
2020.11.24,愛知県西尾市吉良,1♀
2021.2.14,高知県香美市,1♀,高月陽生
2021.3.13,高知県香美市,1♂,高月陽生
2021.5.30,高知県南国市,1ex.,高月陽生
2021.6.11,長野県平谷村,1♂
2021.7.22,長野県池の平湿原,3♂♂
2021.9.17,東京都小金井市,1♂1♀,小林清二
2021.9.10,愛知県岡崎市八ツ木町,1♀
2021.10.5,東京都小金井市,1ex.,小林清二
2021.10.8,東京都小平市,1ex.,小林清二
2021.11.5,愛知県西尾市マリーナ東海,1♀
2021.11.7,愛知県安城市,1♂1♀,高村葉子
2021.12.21,愛知県西尾市吉良町,1♀
2022.3.14,高知県香美市,1♀,高月陽生
2022.3.30,東京都小金井市,1♂,小林清二
2022.4.9,鹿児島県奄美大島,1♂,高村葉子
2022.4.25,愛知県豊田市,2♂♂1♀
2022.4.29,愛知県岡崎市矢作町,1♂,高村葉子
2022.4.30,東京都小金井市,1♀,小林清二
2022.5.14,高知県香美市,1♀,高月陽生
2022.5.19,長野県飯田市しらびそ高原,1♂
2022.6.5,千葉県船橋市,1♂,山本和彦
2022.6.23,長野県飯田市,3♀♀
2022.7.8,東京都小金井市,1♂,小林清二
2022.8.5,東京都小平市,1♂,小林清二
2022.8.25,青森県八戸市,1♀,関野祥子
2022.9.6,長野県東部,1♀
2022.9.26,東京都小平市,1♀,小林清二
2022.10.1,青森県尻屋崎,1♀,三河和夫
2022.12.19,東京都小平市,1♂,小林清二
2023.3.7,東京都東村山市,1♀1ex.,小林清二
2023.5.26,愛知県岡崎市小呂町,1♂
2023.5.27,東京都東村山市,1ex.,小林清二
2023.6.1,東京都小金井市,1♀,小林清二
2023.6.7,山梨県北杜市,1♀
2023.7.10,長野県阿智村,1♂,杉浦 昌
2023.7.18,長野県岡谷市,1♀
2023.7.23,長野県塩尻市,1♂,杉浦 昌
2023.7.25,長野県阿智村,1♂
2023.8.13,東京都小平市,1♀,小林清二
2023.8.22,長野県原村,1♂2♀♀
2023.8.27,東京都小金井市,1♀,小林清二
2023.9.3,岐阜県高山市,1♂1♀
2023.9.11,東京都小平市,1♂,小林清二
2023.9.17,長野県阿智村,1♂,杉浦 昌
2023.9.18,愛知県岡崎市仁木町,1♀,松野光恭
2023.9.20,愛知県岡崎市仁木町,1♀,松野光恭
2023.9.22,愛知県安城市上条町,多数♂♂1♀,高村葉子
2023.10.13,愛知県岡崎市仁木町,1♂,松野光恭
2023.10.17,東京都小平市,1♂,小林清二
2023.10.22,愛知県岡崎市岩津町,1♀,松野光恭
2023.10.22,愛知県岡崎市岩津町,1♀
2023.10.23,東京都東村山市,1♀,小林清二
2023.11.8,愛知県岡崎市仁木町,1ex.,松野光恭
2023.11.9,東京都小金井市,1♀,小林清二
2023.12.4,愛知県安城市安城町,1♂,高村葉子
2024.3.1,愛知県岡崎市茅原沢町,1♂,村井弘子
2024.3.16,東京都東村山市,1♀,小林清二
2024.3.27,愛知県碧南市,1♂,村井弘子

・ミヤマモンキチョウ  浅間連山亜種     Colias palaeno aias Fruhstorfer, 1903


写真数: 25枚


出現頻度
★★☆☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】
 高山の尾根やハイマツ地帯に生息し,各種の花を訪れる。
 日本には,次の2亜種が生息している。
   浅間連山亜種 C.palaeno aias Fruhstorfer, 1903
   北アルプス亜種 C.palaeno sugitanii Esaki, 1929
 浅間連山亜種は,やや大型で,前翅外縁の黒帯の幅は広く,前翅頂はやや尖る。
 次の地域では,法律で採集禁止種に指定されている。
群馬県全域(県),長野県全域(県),重複指定:長野県北佐久郡御代田町(町),長野県小諸市(市)
【雌  雄】 ♀は,翅表が白色になるので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 クロマメノキ(ツツジ科)
【生  態】 年1回,7月中旬〜8月上旬に見ることができる。幼虫で越冬する。
【生息地】  この亜種は,浅間連山に生息している。
 浅間連山に生息する亜種で,山梨県に生息するものは,絶滅危惧T類に指定されている。
 環境省のレッドデータでは,準絶滅危惧(NT)に指定されている。
【分  布】  種としては,日本以外では,ヨーロッパ,ロシア南部,シベリア,アムール,モンゴル,朝鮮半島北部,サハリン,中国に分布している。
 中国では,黒竜江省,吉林省,遼寧省に,別亜種 C.palaeno orientalis が分布している。
【近似種】 モンキチョウに似ているが,本種は,前後翅の亜外縁の黒帯に斑紋がないで,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
寒冷地



































記録
2015.7.20,長野県湯ノ丸高原,1♀,足立幸子
2017.7.23,長野県東御市,2♂♂3♀♀,安中弘行
2019.7.13,長野県東御市,1♂,関戸裕靖
2019.7.18,長野県東御市,1♂,関戸裕靖
2020.7.29,長野県東御市,1♂
2021.7.22,長野県池の平湿原,3♂♂2♀♀

・ミヤマモンキチョウ  北アルプス亜種     Colias palaeno sugitanii Esaki, 1929


写真数: 16枚 


出現頻度
★★☆☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】
 高山の尾根やハイマツ地帯に生息し,各種の花を訪れる。 
 この亜種は,やや小型で,前翅外縁の黒帯の幅は狭く,前翅頂は丸みを帯びる。
 長野県では,法律によって採集禁止になっている。
【雌  雄】 ♀は,翅表が白色になるので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 クロマメノキ(ツツジ科)
【生  態】 年1回,7月中旬〜8月上旬に見ることができる。幼虫で越冬する。
【生息地】  この亜種は,北アルプスに生息している。
 環境省のレッドデータでは,準絶滅危惧(NT)に指定されている。
【分  布】  種としては,日本以外では,ヨーロッパ,ロシア南部,シベリア,アムール,モンゴル,朝鮮半島北部,サハリン,中国に分布している。
 中国では,黒竜江省,吉林省,遼寧省に,別亜種 C.palaeno orientalis が分布している。
【近似種】 モンキチョウに似ているが,本種は,前後翅の亜外縁の黒帯に斑紋がないで,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
寒冷地



































記録
2010.7.23,長野県安曇野市,2♂♂1♀,安中弘行
2014.7.26,長野県安曇野,1♂2♀♀,関戸裕靖
2019.7.31,富山県中新川郡,1♂1♀,関戸裕靖

・ダイダイモンキチョウ    Colias fieldii chinensis Verity, 1909


写真数: 1枚
(参考:ロシア産)


出現頻度
☆☆☆☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】
 迷蝶,偶産蝶である。1964年,1965年,2009年に記録されている。
【雌  雄】 ♀は,翅表に黄褐色斑が発達するので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 (迷蝶のため,日本での繁殖例はない)
【生  態】 不明
【生息地】 北海道
【分  布】  種としては,ヨーロッパ,インド北部,ネパール,ビルマ,タイ,ロシア南部,シベリア,アムール,モンゴル,朝鮮半島北部,サハリン,中国に分布している。
 中国では,甘粛省,青海省,陳西省,山東省,山西省,湖北省,四川省,広西省,雲南省に分布している。
【近似種】 なし
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
寒冷地



































記録

・ウラナミシロチョウ     Catopsilia pyranthe pyranthe (Linnaeus, 1758)     名義タイプ亜種


写真数: 11枚 


出現頻度
★★★☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】
 開長60〜65mm。大型のシロチョウであるが,非常に速く飛ぶ習性がある。
 低温期型と高温期型がある。低温期型は,翅表の地色は淡い黄色になり,裏面も淡い桃色を帯び,波状の斑紋の色が濃くなり,前後翅の中室の外側にある円形の黒斑は良く発達する。

低温期型

高温期型
【雌  雄】 ♀は,黒斑が発達するので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 ハブソウ・エビスグサ・ハマセンナ(マメ科)
【生  態】 暖地では,年5〜6回,周年,発生している。越冬態はない。
【生息地】 宮古島以西では土着している。西日本では,各地で迷蝶としての記録がある。
【分  布】  種としては,日本以外では,イラン,アフガニスタン,パキスタン,インド,ヒマラヤ,インドシナ半島,フィリピン,ボルネオ島,インドネシア,ニューギニア,オーストラリア北部,中国の南西部・南部,台湾に分布している。
 中国では,雲南省,貴州省,広西區,湖南省,広東省,海南省,福建省に分布している。海南省に分布しているものは,別亜種C. pyranthe chryseis で,それ以外は,日本や台湾と同じ名義タイプ亜種である。
【近似種】 ウスキシロチョウに似ているが,本種は,翅に小さな波模様があるので,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
八重山



































記録
2015.9.21,沖縄県西表島,1♀,足立幸子
2017.7.4,沖縄県石垣市,1♀,安中弘行
2017.11.1,沖縄県石垣市,1♂,安中弘行
2022.10.8,沖縄県南城市,1♀,三河和夫
2022.10.12,沖縄県大宜味村,1♂,三河和夫

・ウスキシロチョウ     Catopsilia pomona pomona (Fabricius, 1775)    名義タイプ亜種


写真数: 14枚 


出現頻度
★★★★
分布域 と 記録地点
【特  徴】
 開長60〜67mm。大型のシロチョウで非常に速く飛ぶ。
【雌  雄】  ♀は,黒斑が発達するので,雌雄を区別することができる。
 ♂の裏面には,変異があり,無紋型,銀紋型があり,♀には,無紋型,銀紋型,銀紋紅斑型がある。♀の無紋型の裏面は♂と同じ白黄緑色で,銀紋型や銀紋紅斑型の裏面は黄色になる。
 無紋型は高温期に,銀紋型は低温期に多く見られるが,真夏でも銀紋型は見られる。
 ♀は,黒斑が発達するので,雌雄を区別することができる。
 ♂の裏面には,変異があり,無紋型,銀紋型があり,♀には,無紋型,銀紋型,赤斑型がある。♀の無紋型の裏面は♂と同じ白黄緑色で,銀紋型や赤斑型の裏面は黄色になる。
 無紋型は高温期に,銀紋型は低温期に多く見られるが,真夏でも銀紋型は見られる。

♂ 無紋型

♂ 銀紋型

♀ 無紋型

♀ 銀紋型

 ♀ 赤斑型
【食  草】 ハネセンナ・ナンバンサイカチ・タガヤサン(マメ科)
【生  態】 年5〜6回,周年,発生している。越冬態はない。
【生息地】 奄美大島〜八重山諸島に生息している。九州では,迷蝶としての記録が多い。
【分  布】  種としては,日本以外では,パキスタン,インド,ヒマラヤ,インドシナ半島(ラオスタイ),フィリピン,ボルネオ島,インドネシア,ニューギニア,オーストラリア北部,中国の南西部・南部,台湾に分布している。
 中国では,雲南省,貴州省,広西區,湖南省,広東省,海南省,福建省に,日本や台湾と同じ名義タイプ亜種が分布している。
【近似種】 (ウラナミシロチョウの欄を参照)
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
南西諸島



































記録
2014.10.26,沖縄県本部町,1♂1♀,安中弘行
2015.9.21,沖縄県石垣島,1♂1♀,足立幸子
2016.10.22,沖縄県石垣市,1♀,安中弘行
2017.7.4,沖縄県石垣市,1♂2♀♀,安中弘行
2022.4.7,鹿児島県奄美大島,1♂,高村葉子
2023.9.24,沖縄県大宜味村,1♂1♀,荻野秀一
2023.10.6,鹿児島県奄美大島宇検村,1♀,鈴木栄二



・キシタウスキシロチョウ     Catopsilia scylla cornelia (Fabricius, 1787)


写真数: 2枚
(参考:台湾産)


出現頻度
☆☆☆☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】
 迷蝶,偶産蝶である。開長55〜65mm。
【雌  雄】 ♀は,黒斑が発達するので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 (迷蝶のため,日本での繁殖例はない)
【生  態】 不明
【生息地】 石垣島,竹富島,与那国島で記録されている。
【分  布】  種としては,日本以外では,インドシナ半島(マレーシアシンガポールラオス),フィリピン,ボルネオ島,インドネシア,中国の南部,台湾に分布している。
 中国では,雲南省,広東省,海南省,福建省に,名義タイプ亜種 C.scylla scylla が分布している。
【近似種】 なし
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
八重山



































記録(参考)2014.5.29,台湾墾丁社頂自然公園,1♂
(参考2018.9.25, 台湾屏東縣恒春,1♀,林 本初


シロチョウ亜科 は,ここをクリックすると見ることができます

    

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