＜岡崎市内の丘陵地のみに生息する蝶＞

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● シジミチョウ科

・ウラゴマダラシジミ　　　　Artopoetes pryeri pryeri　(Murray, 1873)

♂


♂

写真数：　６枚

記録地点

【特　 徴】　単独で生活し，かなり広い範囲を飛び回る性質がある。
【雌　 雄】　♀は，表面の青白斑が発達するので，雌雄を区別することができる。
【発生期】
　年１回発生し，５月下旬から６月下旬にかけて見られる。
【近似種】　なし
記録
１月
２月
３月
４月
５月
６月
７月
８月
９月
10月
11月
12月




































記録年
月日，場所，個体数，記録者
１９７９
３-Ⅵ，茅原沢町，３♂♂１♀，杉坂美典
１９８１
３１-Ⅴ，山綱町，４♂♂，杉坂美典
３-Ⅵ，池金町，４♂♂，杉坂美典
７-Ⅵ，茅原沢町，１♂，杉坂美典
２１-Ⅵ，大幡町，４♀♀，杉坂美典
２２-Ⅵ，大幡町，１♂1♀，杉坂美典
１９８２
２２-Ⅴ，須渕町，１♂，杉坂美典
１９８８
７-Ⅵ，上衣文町，１♂，松井直人
１７-Ⅵ，舞木町，１♀，松井直人
１９８９
１７-Ⅵ，本宿町，１♂，松井直人
２００３
２７-Ⅴ，高隆寺町，１♀，柵木宗孝
２０１７
２９-Ⅴ，小呂湿地，１♂，杉坂美典
３-Ⅵ，岩津町，１♂，杉坂美典

・ミズイロオナガシジミ　　　　Antigius attilia attilia　(Bremer, 1861)

♂


♀

写真数：　５４枚

記録地点

【特　 徴】　群れは作らず，食樹のクヌギやコナラからあまり離れずに生活している。
【雌　 雄】　♂の前脚はが癒合しているため短く，中脚と後脚の４本で体を支え，前足は折り曲げて体を支えることに使うことは少ないので，雌雄を区別することができる。
【発生期】
　年１回発生し，５月下旬から７月下旬にかけて見られる。
【近似種】　なし
記録
１月
２月
３月
４月
５月
６月
７月
８月
９月
10月
11月
12月




































記録年
月日，場所，個体数，記録者
１９６８
１８-Ⅵ，大幡町，１♀，杉坂美典
１９７６
６-Ⅵ，箱柳町，１♂，杉坂美典
１９７９
３-Ⅵ，茅原沢町，１♂，杉坂美典
１７-Ⅵ，池金町，１♀，杉坂美典
１９８０
８-Ⅵ，奥山田町，１♂，杉坂美典
１９８２
２９-Ⅴ，大幡町，２♂♂，杉坂美典
１９９１
２３-Ⅶ，本宿町，１♀，松井直人
２６-Ⅶ，本宿町，１♀，松井直人
１９９４
１２-Ⅶ，本宿町，１♂，松井直人
１９９８
１-Ⅵ，本宿町，１♂，松井直人
２００３
７-Ⅵ，桑谷町，１ｅｘ.，柵木宗孝
２０１０
１２-Ⅵ，池金町，１♂，杉浦仁美
２０１２
１１-Ⅵ，小呂湿地，１♂，名倉正志
２０１８
２６-Ⅴ，真福寺町，１♀，松野光恭
４-Ⅵ，八ッ木町，２♂♂，杉坂美典
２０１９
１-Ⅵ，八ッ木町，１♂２♀♀，杉坂美典
６-Ⅵ，池金町，３♀♀，杉坂美典
１７-Ⅵ，岩津町，１♂，松野光恭
２０２１
３１-Ⅴ，八ッ木町，２♂♂，杉坂美典
２０２２
２７-Ⅴ，八ッ木町，１♀，高村葉子
２８-Ⅴ，八ッ木町，２♀♀，高村葉子
２９-Ⅴ，八ッ木町，１♀，杉坂美典
３１-Ⅴ，八ッ木町，１♂，高村葉子
２-Ⅵ，茅原沢町，１♀，高村葉子
２０２３
２６-Ⅴ，小呂町，１♀，杉坂美典
２８-Ⅴ，八ッ木町，１♂２♀♀，高村葉子
２０２４
２９-Ⅴ，真福寺町，３♀♀，松野光恭
２０２５
３１-Ⅴ，八ッ木町，１♂１♀，高村葉子
３１-Ⅴ，岩津町，１♀，松野光恭
３１-Ⅴ，真福寺町，１♀，松野光恭
４-Ⅵ，真福寺町，１♂，松野光恭
１３-Ⅵ，岩津町，１♂，松野光恭

・アカシジミ　　　　Japonica lutea lutea　(Hewitson, [1865])

♂


♀

写真数：　４５枚

記録地点

【特　 徴】　限られた場所にのみ生息し，夕方に活発に活動する。
【雌　 雄】　♀は翅表の黄赤色が薄くなり，翅形が丸くなるので，雌雄を区別することができる。
【発生期】
　年１回発生し，５月中旬から６月下旬にかけて見られる。
【近似種】　なし
記録
１月
２月
３月
４月
５月
６月
７月
８月
９月
10月
11月
12月




































記録年
月日，場所，個体数，記録者
１９７８１４-Ⅵ，池金町，３♂♂，杉坂美典
１９７９
１-Ⅵ，池金町，２♂♂１♀，杉坂美典
３-Ⅵ，茅原沢町，１♂１♀，杉坂美典
３-Ⅵ，保母町，２♂♂１♀，杉坂美典
２１-Ⅵ，池金町，１♀，杉坂美典
１９８１
３１-Ⅴ，池金町，１♂，杉坂美典
３-Ⅵ，池金町，１♂２♀♀，杉坂美典
１９８２
２５-Ⅴ，須渕町，１♂，杉坂美典
２９-Ⅴ，大幡町，１♀，杉坂美典
１９９４
２-Ⅵ，本宿町，１♀，松井直人
１５-Ⅵ，本宿町，１♂，松井直人
１９９８
２５-Ⅴ，本宿町，１♀，松井直人
１-Ⅵ，本宿町，１♂，松井直人
２００６
２９-Ⅴ，秦梨町，１♂，杉坂美典
２０１２
２４-Ⅵ，小呂町，１♀，杉坂美典
２０１７
２９-Ⅴ，小呂町，１♂，杉坂美典
１７-Ⅵ，八ッ木町，１ex.，杉坂美典
２０１８
１２-Ⅴ，真福寺町，２♀♀，松野光恭
４-Ⅵ，八ッ木町，２♂♂，杉坂美典
７-Ⅵ，八ッ木町，１ex.，杉坂美典
２０１９
１８-Ⅴ，東蔵前町，１♂，松野光恭
２０２１
３１-Ⅴ，八ッ木町，２♂♂，杉坂美典
２０２２
２２-Ⅴ，八ッ木町，１♀，高村葉子
２８-Ⅴ，八ッ木町，１♂１♀，高村葉子
２９-Ⅴ，池金町，２♂♂１♀，杉坂美典
２９-Ⅴ，池金町，１♂，杉坂美典
８-Ⅵ，八ッ木町，１♂，高村葉子
２０２３
２８-Ⅴ，八ッ木町，１♂２♀♀，高村葉子
３-Ⅵ，八ッ木町，１♂，高村葉子
４-Ⅵ，八ッ木町，１♂，高村葉子
７-Ⅵ，茅原沢町，１♀，高村葉子
２０２４
３０-Ⅴ，渡通津町，２♂♂，村井弘子
１-Ⅵ，真福寺町，１♀，松野光恭
７-Ⅵ，東蔵前町，１♂，松野光恭
２０２５
２１-Ⅴ，真福寺町，１♂，松野光恭
２２-Ⅴ，八ッ木町，１♂，杉坂美典
３０-Ⅴ，渡通津町，１♀，村井弘子
２-Ⅵ，仁木町，１♀，松野光恭
５-Ⅵ，真福寺町，２♂♂，松野光恭
１５-Ⅵ，茅原沢町，１♀，高村葉子
１９-Ⅵ，八ッ木町，１♀，高村葉子
◆詳細な解説があります◆

・ウラナミアカシジミ　　　　Japonica saepestriata saepestriata　(Hewitson, [1865])

♂


♀

写真数：　１２枚

記録地点

【特　 徴】　アカシジミと同じ環境に生息するが，より少ない。
【雌　 雄】　♀は，前翅表面の翅頂部に黒色帯が発達し，翅表の黄赤色が薄くなり，翅形が丸くなるので，雌雄を区別することができる。
【発生期】
　年１回発生し，５月下旬から６月下旬にかけて見られる。
【近似種】　なし
記録
１月
２月
３月
４月
５月
６月
７月
８月
９月
10月
11月
12月




































記録年
月日，場所，個体数，記録者
１９６８
１８-Ⅵ，大幡町，１♀，杉坂美典
１９７８
１５-Ⅵ，池金，２♂，杉坂美典
１９８１
２１-Ⅵ，大幡町，１♂，杉坂美典
２２-Ⅵ，大幡町，２♂１♀，杉坂美典
１９８２
２６-Ⅴ，須渕町，１♀，杉坂美典
２９-Ⅴ，大幡町，１♂，杉坂美典
２００３
８-Ⅵ，須渕町，１♀，柵木宗孝
２０１７
２-Ⅵ，仁木町，１ex.，松野光恭
２０１８
４-Ⅵ，八ッ木町，１♀，杉坂美典
２０２２
２８-Ⅴ，八ッ木町，１♀，高村葉子
２９-Ⅴ，八ッ木町，１♀，高村葉子
２９-Ⅴ，八ッ木町，１♂，杉坂美典
２０２３
３-Ⅵ，八ッ木町，１♀，高村葉子

・ミドリシジミ　　　　Neozephyrus japonicus japonicus　(Murray, 1875)

♂


♀

写真数：　８６枚

記録地点

【特　 徴】 　湿地帯の周辺のハンノキに生息し，多数の群れを作ることが多く，朝や夕方に飛翔する。
　岡崎市の南部の丘陵地には，各所に生息していたが，生息環境の変化により，ほとんど姿を消した。西北部の生息地は，ハンノキを南部から移植した際に付着していた卵から遇産的に発生したものである。この発生地では，採集が禁止されており，現在では，安定して発生している。
【雌　 雄】　♀の表面は，茶褐色になるので，雌雄を区別することができる。
【発生期】
　年１回発生し，５月下旬から７月上旬にかけて見られる。
【近似種】　オオミドリシジミに似るが，本種は裏面の色が茶褐色になるので，区別することができる。
記録
１月
２月
３月
４月
５月
６月
７月
８月
９月
10月
11月
12月




































記録年
月日，場所，個体数，記録者
１９６０
２２-Ⅵ，本宿町，１♀，大平仁夫
１９６８
１０-Ⅵ，大幡町，１♀，杉坂美典
１２-Ⅵ，大幡町，１♂，杉坂美典
１５-Ⅵ，大幡町，１♂，杉坂美典
１６-Ⅵ，大幡町，１♂１♀，杉坂美典
２０-Ⅵ，大幡町，１♂，杉坂美典
２３-Ⅵ，本宿町，１♂，杉坂美典
１９７０
２０-Ⅵ，池金町，２♂♂２♀♀，高橋昭
１９８１
２２-Ⅵ，大幡町，８♂♂３♀♀，杉坂美典
１９８２
１７-Ⅵ，上衣文町，２♂♂７♀♀，松井直人
１-Ⅶ，保母町，１♂，杉坂美典
１９８８
１７-Ⅵ，舞木町，２♂♂，松井直人
１９８９
１７-Ⅵ，本宿町，３♂♂，松井直人
２００３
２７-Ⅵ，竜泉寺町，２♂♂５♀♀，柵木宗孝
２９-Ⅵ，大幡町，１♀，柵木宗孝
６-Ⅶ，大幡町，２♀♀，柵木宗孝
２００８
６-Ⅵ，自然体験の森，１♂，三浦重光
２０１１
１９-Ⅵ，自然体験の森，１♂１♀，三浦重光
２０１２
２８-Ⅵ，自然体験の森，１♀，奥居達朗
２０１７
１７-Ⅵ，自然体験の森，５♂♂，杉坂美典
２０１８
４-Ⅵ，自然体験の森，１♂，杉坂美典
７-Ⅵ，自然体験の森，５♂♂，杉坂美典
２０１９
１-Ⅵ，自然体験の森，２♂♂，杉坂美典
６-Ⅵ，池金町，１♂，杉坂美典
１２-Ⅵ，池金町，２♂♂１♀，杉坂美典
２０２０
８-Ⅵ，自然体験の森，５♀♀，杉坂美典
２０２１
３１-Ⅴ，自然体験の森，５♂♂１♀，杉坂美典
３-Ⅵ，自然体験の森，１♀，杉坂美典
１５-Ⅵ，自然体験の森，３♂♂，杉坂美典
２０２2
２９-Ⅴ，自然体験の森，３♂♂，高村葉子
２９-Ⅴ，自然体験の森，３♂♂，杉坂美典
８-Ⅵ，自然体験の森，２♂♂３♀♀，高村葉子
１０-Ⅵ，自然体験の森，１♀，高村葉子
１１-Ⅵ，自然体験の森，２♂♂３♀♀，高村葉子
３０-Ⅵ，自然体験の森，２♂♂２♀♀，高村葉子
２０２３
３-Ⅵ，自然体験の森，１♂，高村葉子
２０２４
５-Ⅵ，自然体験の森，１♂，島田博次
２０２５
２-Ⅵ，自然体験の森，１♂１♀，高村葉子
４-Ⅵ，自然体験の森，３♂♂１♀，杉坂美典
９-Ⅵ，自然体験の森，２♂♂１♀，高村葉子
１２-Ⅵ，自然体験の森，２♂♂２♀♀，高村葉子
１３-Ⅵ，自然体験の森，１♂，高村葉子

・コツバメ　　　　Callophrys ferrea ferrea　(Butler, 1866)

♂


♀

写真数：　３４枚

記録地点




【特　 徴】　丘陵地に広く分布するが少ない。




【雌　 雄】　♀は雄より青色斑が発達するので，雌雄を区別することができる。




【発生期】
　早春に年１回，３月下旬から５月上旬にかけて見られる。





【近似種】　なし






記録
１月
２月
３月
４月
５月
６月
７月
８月
９月
10月
11月
12月

















































記録年
月日，場所，個体数，記録者






１９７７
３-Ⅳ，池金町，２♂♂１♀，杉坂美典






１９７９
３１-Ⅲ，池金町，６♂♂，杉坂美典
１５-Ⅳ，本宿町，１♂，松井直人
１５-Ⅳ，池金町，７♂♂１♀，杉坂美典






２３-Ⅳ，滝町，１♀，杉坂美典
５-Ⅴ，池金町，１♀，杉坂美典






１９８０
６-Ⅳ，池金町，１♂，杉坂美典
２７-Ⅳ，池金町，３♂♂５♀♀，杉坂美典






１９８１
１１-Ⅳ，池金町，３♂♂，杉坂美典






１９８２
２０-Ⅳ，上衣文町，１♂１♀，松井直人






１９８３
５-Ⅳ，上衣文町，４♂♂，松井直人






１９９８
５-Ⅳ，山綱町，１♂，松井直人






２００４
２８-Ⅲ，日影町，２♂♂，柵木宗孝






２００６
１０-Ⅳ，秦梨町，１♂，杉坂美典






２００９
１２-Ⅳ，蔵次町，１♂，杉坂美典






２０１１
１-Ⅳ，池金町，１♂，杉坂美典






２０１２
９-Ⅳ，池金町，１♂ ，奥居達朗
５-Ⅴ，池金町，２♀♀，杉坂美典






２０１６
６-Ⅳ，池金町，１♂ ，奥居達朗






２０１７
１３-Ⅳ，池金町，２♂♂，杉坂美典






２０１８
２９-Ⅲ，池金町，３♂♂，杉坂美典






２０１９
６-Ⅳ，池金町，２♂♂１♀，杉坂美典
９-Ⅳ，池金町，４♂♂，杉坂美典
１６-Ⅳ，池金町，１♂１♀，杉坂美典






２０２０
１９-Ⅲ，小呂町，３♂♂，杉坂美典
２６-Ⅲ，池金町，１♂，杉坂美典
４-Ⅳ，池金町，３♂♂，杉坂美典






６-Ⅳ，池金町，３♂♂２♀♀，杉坂美典
６-Ⅳ，岩津町，１♂，松野光恭
２９-Ⅳ，石原町，１♀，杉坂美典






２０２２
１-Ⅳ，池金町，１♂，高村葉子






２０２３
１１-Ⅲ，岩津町，１♂，松野光恭
９-Ⅳ，池金町，１♂，杉坂美典






２０２４
１６-Ⅲ，樫山町，１♂，杉浦昌






２０２５
３-Ⅳ，池金町，１♂，高村葉子
５-Ⅳ，岩津町，１♂，松野光恭
３０-Ⅳ，茅原沢町，１♀，村井弘子

・スギタニルリシジミ　　　　名義タイプ亜種, 本州・四国亜種　　　　Celastrina sugitanii sugitanii (Matsumura, 1919)

♂


♀

写真数：　５０枚

記録地点




【特　 徴】　愛知県では，近年，分布を拡大し，東北部の発生地から徐々に南下している。




【雌　 雄】　♂は，青色斑が亜外縁まで広がり，♀は，翅形がやや丸くなり，亜外縁の黒灰色の斑紋が発達するので，雌雄を区別することができる。




【食　 草】
　岡崎市では，ミズキ（ミズキ科）の花穂に♀が産卵しているのを撮影することができた。






【発生期】
　早春に年１回，３月下旬から４月中旬にかけて見られる。





【近似種】　ルリシジミ，ヤクシマルリシジミ，サツマシジミに似ているが，本種は，裏面の色が暗灰色になるので，区別することができる。






記録
１月
２月
３月
４月
５月
６月
７月
８月
９月
10月
11月
12月

















































記録年
月日，場所，個体数，記録者






２０２１
８-Ⅳ，石原町，１♂１♀，浅野　隆






２０２２
２５-Ⅲ，石原町，１♂，浅野　隆
２７-Ⅲ，鍛埜町，４♂♂，鈴木淳一
２８-Ⅲ，鍛埜町，３♂♂，浅野　隆・鈴木淳一






５-Ⅳ，石原町，１６♂♂，鈴木淳一
１０-Ⅳ，石原町，１♀，村田文彦






２０２３
４-Ⅳ，石原町，５♂♂１♀，杉坂美典






２０２４
３０-Ⅲ，石原町，９♂♂，杉坂美典
４-Ⅳ，石原町，８♂♂，杉坂美典






２０２５
３-Ⅳ，石原町，５♂♂，杉坂美典
５-Ⅳ，石原町，２♂♂，杉浦　昌

　　　　

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