日本のチョウ <タテハチョウ科> コムラサキ のなかま・フタオチョウ のなかま・クビワチョウ のなかま



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・コムラサキ

オス
★★★☆☆ (やや めずらしい)

メス
すんでいるばしょ と  さつえいしたばしょ点
【とくちょう】  林道(りんどう)や荒れ地(あれち)などに現(あらわ)れ,速(はや)く飛(と)ぶがすぐに止(と)まる習性(しゅうせい)がある。花(はな)には集(あつ)まらず,樹液(じゅえき)や腐(くさ)った木(き)の実(み),動物(どうぶつ)の糞(ふん)などに集(あつ)まる。
 褐色型(かっしょくがた)と黒色型(こくしょくがた)(クロコムラサキ)がある。

♂  褐色型(かっしょくがた)

♂   黒色型(こくいしょくがた)
法律(ほうりつ)で採集禁止(さいしゅうきんし)になっている場所(ばしょ)がある。
【オスとメスのちがい】 メスは,はねに紫色(むらさきいろ)の斑紋(はんもん)がないので,オスとメスを 区別(くべつ)することができる。
【ようちゅうがたべるエサ】 ネコヤナギ・オノエヤナギ・カワヤナギ・バッコヤナギ・シダレヤナギ・コゴメヤナギ・ドロノキ
【見られるじき】  あたたかいばしょでは,1年3〜4回,出てきて,5月なかば〜10月はじめに見られる。
 さむいばしょでは,1年1〜2回,出てきて,6月なかば〜8月なかばに見られる。幼虫(ようちゅう)で冬(ふゆ)をこす。
【すんでいるばしょ】 北海道(ほっかいどう)から九州(きゅうしゅう)まで すんでいる。
【がいこくでいるばしょ】 外国(がいこく)では,中央(ちゅうおう)アジア,ヒマラヤ,ビルマ,中国(ちゅうごく),ウスリー,アムール,朝鮮半島(ちょうせんはんとう)に すんでいる。
【にているチョウ】 なし
見られるじき
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
あたたかいばしょ



































さむいばしょ




































・アカボシゴマダラ  名義タイプ亜種, 大陸亜種(めいぎたいぷあしゅ,たいりくあしゅ)  外来種(がいらいしゅ)

オス
★★★☆☆ (やや めずらしい)

メス
すんでいるばしょ と  さつえいしたばしょ
【とくちょう】  林道(りんどう)や荒れ地(あれち)などに現(あらわ)れ,速(はや)く飛(と)ぶがすぐに止(と)まる習性(しゅうせい)がある。樹液(じゅえき)や腐(くさ)った木の実(きのみ),動物(どうぶつ)の糞(ふん)などに集(あつ)まる。
 日本には,次(つぎ)の2亜種(あしゅ)がある。
   名義タイプ亜種, 大陸亜種(めいぎたいぷあしゅ,たいりくあしゅ) 外来種(がいらいしゅ)
   奄美亜種(あまみあしゅ)
【オスとメスのちがい】 メスは,はねの形(かたち)が丸(まる)くなるので,オスとメスを 区別(くべつ)することができる。
【ようちゅうがたべるエサ】 エノキ
【見られるじき】  この亜種(あしゅ)は,1年3回,出てきて,4月おわり〜6月,7月〜8月,9月〜10月に見られる。幼虫(ようちゅう)で冬(ふゆ)をこす。
 春型(はるがた)と夏型(なつがた)がある。

♀ 春型(はるがた)

♀ 夏型(なつがた)
【すんでいるばしょ】  この亜種(あしゅ)は,関東地方(かんとうちほう),中部地方(ちゅうぶちほう)の一部(いちぶ)で見られ,中国(ちゅうごく)からの外来種(がいらいしゅ)である。

アカボシゴマダラの分布拡大(ぶんぷかくだい)の推移(すいい)
【がいこくでいるばしょ】 この種は,外国(がいこく)では,中国(ちゅうごく),朝鮮半島(ちょうせんはんとう),台湾(たいわん)に すんでいる。
【にているチョウ】 ゴマダラチョウに似(に)るが,この種は,後(うし)ろのはねに赤色(あかいろ)の斑紋(はんもん)があるので,区別(くべつ)することができる。
見られるじき
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
あたたかいばしょ




































・アカボシゴマダラ   奄美亜種(あまみあしゅ)
.
オス
★★☆☆☆ (かなり めずらしい)

メス
すんでいるばしょ と  さつえいしたばしょ
【とくちょう】 林道(りんどう)や荒れ地(あれち)などに現(あらわ)れ,速(はや)く飛(と)ぶがすぐに止(と)まる習性(しゅうせい)がある。樹液(じゅえき)や腐(くさ)った木の実(きのみ),動物(どうぶつ)の糞(ふん)などに集(あつ)まる。
【オスとメスのちがい】 メスは,はねの形(かたち)が丸(まる)くなるので,オスとメスを 区別(くべつ)することができる。
【ようちゅうがたべるエサ】 クワノハエノキ
【見られるじき】 この亜種(あしゅ)は,1年5〜6回,出てきて,3月なかば〜11月なかばに見られる。幼虫(ようちゅう)で冬(ふゆ)をこす。
【すんでいるばしょ】 この亜種(あしゅ)は,奄美大島周辺(あまみおおしましゅうへん)だけに すんでいる。
【がいこくでいるばしょ】 この種は,外国(がいこく)では,中国(ちゅうごく),朝鮮半島(ちょうせんはんとう),台湾(たいわん)に すんでいる。
【にているチョウ】 ゴマダラチョウに似(に)るが,この種は,後(うし)ろのはねに赤色(あかいろ)の斑紋(はんもん)があるので,区別(くべつ)することができる。
見られるじき
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
あたたかいばしょ




































・ゴマダラチョウ  日本本土亜種(にほんほんどあしゅ)
.
オス
★★★☆☆ (やや めずらしい)

メス
すんでいるばしょ と  さつえいしたばしょ
【とくちょう】  林道(りんどう)や荒れ地(あれち)などに現(あらわ)れ,速(はや)く飛(と)ぶがすぐに止(と)まる習性(しゅうせい)がある。樹液(じゅえき)や腐(くさ)った木の実(きのみ),動物(どうぶつ)の糞(ふん)などに集(あつ)まる。
 日本には,次(つぎ)の2亜種(あしゅ)がある。
   日本本土亜種(にほんほんどあしゅ)
   対馬亜種(つしまあしゅ)
【オスとメスのちがい】 オスとメスは,同(おな)じ形(かたち)なので,区別(くべつ)することは難(むつが)しい。
【ようちゅうがたべるエサ】 エノキ・エゾエノキ
【見られるじき】  この亜種(あしゅ)は,あたたかいばしょでは,1年3回,出てきて,5月はじめ〜11月なかばに見られる。
 さむいばしょでは,1年1回,出てきて,7月〜8月に見られる。幼虫(ようちゅう)で冬(ふゆ)をこす。
【すんでいるばしょ】 この亜種(あしゅ)は,北海道西部(ほっかいどうせいぶ)から九州(きゅうしゅう)まで すんでいる。
【がいこくでいるばしょ】 この種は,外国(がいこく)では,インド北部(ほくぶ),ヒマラヤ,中国(ちゅうごく),朝鮮半島(ちょうせんはんとう)に すんでいる。
【にているチョウ】 アカボシゴマダラに似(に)るが,この種は,後(うし)ろのはねに赤色(あかいろ)の斑紋(はんもん)がないので,区別(くべつ)することができる。
見られるじき
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
あたたかいばしょ



































さむいばしょ




































・ゴマダラチョウ  対馬亜種(つしまあしゅ)
.
オス
☆☆☆☆ (とても めずらしい)

オス
すんでいるばしょ と  さつえいしたばしょ
【とくちょう】 林道(りんどう)や荒れ地(あれち)などに現(あらわ)れ,速(はや)く飛(と)ぶがすぐに止(と)まる習性(しゅうせい)がある。樹液(じゅえき)や腐(くさ)った木の実(きのみ),動物(どうぶつ)の糞(ふん)などに集(あつ)まる。
【オスとメスのちがい】 オスとメスは,同(おな)じ形(かたち)なので,区別(くべつ)することは難(むつが)しい。
【ようちゅうがたべるエサ】 エノキ
【見られるじき】 この亜種(あしゅ)は,1年3回,出てきて,5月はじめ〜11月なかばに見られる。幼虫(ようちゅう)で冬(ふゆ)をこす。
【すんでいるばしょ】 この亜種(あしゅ)は,対馬(つしま)に すんでいる。
【がいこくでいるばしょ】 この種は,外国(がいこく)では,インド北部(ほくぶ),ヒマラヤ,中国(ちゅうごく),朝鮮半島(ちょうせんはんとう)に すんでいる。
【にているチョウ】 アカボシゴマダラに似(に)るが,この種は,後(うし)ろのはねに赤色(あかいろ)の斑紋(はんもん)がないので,区別(くべつ)することができる。
見られるじき
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
対 馬(つしま)




































・オオムラサキ

オス
★★☆☆☆ (かなり めずらしい)

メス
すんでいるばしょ と  さつえいしたばしょ
【とくちょう】  日本の国蝶(こくちょう)である。林道(りんどう)や荒れ地(あれち)などに現(あらわ)れ,速(はや)く飛(と)ぶがすぐに止(と)まる習性(しゅうせい)がある。樹液(じゅえき)や腐(くさ)った木の実(きのみ),動物(どうぶつ)の糞(ふん)などに集(あつ)まる。
 法律(ほうりつ)で採集禁止(さいしゅうきんし)になっている場所(ばしょ)がある。
【オスとメスのちがい】 メスは,はねの表(おもて)に青色(あおいろ)の斑紋(はんもん)がないので,オスとメスを 区別(くべつ)することができる。
【ようちゅうがたべるエサ】 エノキ・エゾエノキ
【見られるじき】  1年1回,出てきて,あたたかいばしょでは,6月なかば〜8月に見られる。
 さむいばしょでは,6月おわり〜8月に見られる。幼虫(ようちゅう)で冬(ふゆ)をこす。
【すんでいるばしょ】 北海道(ほっかいどう)から九州(きゅうしゅう)まで すんでいる。
【がいこくでいるばしょ】 外国(がいこく)では,インドシナ半島東北部(はんとうほくぶ),中国(ちゅうごく),朝鮮半島(ちょうせんはんとう),台湾(たいわん)に すんでいる。
【にているチョウ】 なし
見られるじき
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
あたたかいばしょ



































さむいばしょ




































・フタオチョウ

オス
★★☆☆☆ (かなり めずらしい)

オス
すんでいるばしょ と  さつえいしたばしょ
【とくちょう】  林道(りんどう)や荒れ地(あれち)などに現(あらわ)れ,速(はや)く飛(と)ぶがすぐに止(と)まる習性(しゅうせい)がある。樹液(じゅえき)や腐(くさ)った木の実(きのみ),動物(どうぶつ)の糞(ふん)などに集(あつ)まる。
 法律(ほうりつ)で採集禁止(さいしゅうきんし)になっている場所(ばしょ)がある。
【オスとメスのちがい】 メスは,はねの形(かたち)が丸(まる)くなるので,オスとメスを 区別(くべつ)することができる。
【ようちゅうがたべるエサ】 ヤエヤマネコオチチ,クワノハエノキ
【見られるじき】 1年3回,出てきて,4月はじめ〜10月なかばに見られる。さなぎで冬(ふゆ)を越(こ)す。
【すんでいるばしょ】 沖縄本島(おきなわほんとう)に すんでいる。最近(さいきん)は,奄美大島(あまみおおしま)でも発生(はっせい)している。
【がいこくでいるばしょ】 外国(がいこく)では,インド北部(ほくぶ),ヒマラヤ,インドシナ半島(はんとう),中国(ちゅうごく),台湾(たいわん)に すんでいる。
【にているチョウ】 ヒメフタオチョウに似(に)ているが,この種は,はねの裏に黒(くろ)い斑紋(はんもん)がないので,区別(くべつ)することができる。
見られるじき
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
沖縄本島(おきなわほんとう)




































・ヒメフタオチョウ  外来種(がいらいしゅ)

オス
☆☆☆☆☆ (ほとんどいない)

すんでいるばしょ と  さつえいしたばしょ
【とくちょう】 外来種(がいらいしゅ)である。
【オスとメスのちがい】 メスは,しっぽが八(はち)の字(じ)のように広(ひろ)がるので,オスとメスを 区別(くべつ)することができる。
【ようちゅうがたべるエサ】 サカキ
【見られるじき】 1月,2月に輸入(ゆにゅう)されたサカキから蛹(さなぎ)が見つかった。
【すんでいるばしょ】 石垣島(いしがきじま),大阪(おおさか),山形(やまがた),北海道(ほっかいどう),石川(いしかわ),東京(とうきょう),兵庫(ひょうご),奈良(なら)で記録(きろく)がある。
【がいこくでいるばしょ】 外国(がいこく)では,インド北部(ほくぶ),インドシナ半島東北部(はんとうとうほくぶ),中国(ちゅうごく),台湾(たいわん)に すんでいる。
【にているチョウ】 フタオチョウに似(に)ているが,この種は,はねの裏に黒(くろ)い斑紋(はんもん)があるので,区別(くべつ)することができる。
見られるじき
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
日 本(にほん)




































・クビワチョウ  外来種(がいらいしゅ)

メス
☆☆☆☆☆ (ほとんどいない)

すんでいるばしょ と  さつえいしたばしょ
【とくちょう】 迷蝶(めいちょう)である。日本では,1頭(とう)が記録(きろ)されているだけである。
【オスとメスのちがい】 オスは,はねに濃(こ)い灰色(はいいろ)の斑紋(はんもん)が広(ひろ)がるので,オスとメスを 区別(くべつ)することができる。
【ようちゅうがたべるエサ】 迷蝶(めいちょう)のため,日本で 増(ふ)えたことがない。
【見られるじき】 4月に記録(きろく)された。
【すんでいるばしょ】 神奈川県(かながわけん)で記録(きろく)がある。
【がいこくでいるばしょ】 外国(がいこく)では,インド北部(ほくぶ),ヒマラヤ,インドシナ半島北部(はんとうほくぶ),中国(ちゅうごく),台湾(たいわん)に すんでいる。
【にているチョウ】 なし
見られるじき
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
日 本(にほん)





































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