【とくちょう】 |
八重山諸島(やえやましょとう)に すんでいるが,冬(ふゆ)に見られない年(とし)もあり,外国(がいこく)から飛(と)んできた可能性(かのうせい)が高(たか)い。
山(やま)や家(いえ)のまわりなど,明(あか)るい草原(そうげん)で見られることが多(おお)い。
日本では,次(つぎ)の5亜種(あしゅ)が記録(きろく)されている。
台湾亜種(たいわんあしゅ)
大陸亜種(たいりくあしゅ)
名義タイプ亜種, ジャワ亜種(めいぎたいぷあしゅ,じゃわあしゅ)
フィリピン亜種(あしゅ)
ミクロネシア亜種 (あしゅ)
● リュウキュウムラサキの5亜種(あしゅ)の分布図(ぶんぷず) ※ クリックすると拡大図(かくだいず)があります
(引用) 福田晴夫・二町一成 「リュウキュウムラサキの諸問題」 Spec.Bu1L Lep .Soc.Jap.,(6): 35.68,1988.「蝶類学の最近の進歩」 より |
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【オスとメスのちがい】 | メスは,はねの表(おもて)に青色(あおいろ)の斑紋(はんもん)が出(で)ないので,オスとメスを 区別(くべつ)することができる。 |
【ようちゅうがたべるエサ】 | サツマイモ・ヨウサイ,ツルノゲイトウ |
【見られるじき】 | 八重山諸島(やえやましょとう)では,1年数回,出てくる。 |
【すんでいるばしょ】 | 八重山諸島(やえやましょとう)では,夏(なつ)から秋(あき)に多(おお)く見(み)られる。日本本土(にほんほんど)で見つかっているが,迷蝶(めいちょう)である。 |
【がいこくでいるばしょ】 | 外国(がいこく)では,パキスタン,インド,ヒマラヤ,インドシナ半島(はんとう)(シンガポール,ラオス,タイ),フィリピン,ボルネオ,インドネシア,ミクロネシア,ニューギニア,オーストラリア北部(ほくぶ),中国(ちゅうごく),朝鮮半島(ちょうせんはんとう),台湾(たいわん)に すんでいる。 |
【にているチョウ】 | ヤエヤマムラサキ,メスアカムラサキに似(に)ているが,この種は,後(うし)ろのはねの裏(うら)にある白(しろ)い斑紋(はんもん)があまり大(おお)きくならないので,区別(くべつ)することができる。 |