日本の蝶 <タテハチョウ科- ドクチョウ亜科・カバタテハ亜科


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テングチョウ亜科・マダラチョウ亜科 は,ここをクリックすると見ることができます

・ホソバヒョウモン    Clossiana thore jezoensis (Matsumura, 1919)


写真数: 19枚


出現頻度
★★☆☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】 山間の草原に生息し,各種の花によく集まる。
【雌  雄】 雌雄同形で,雌雄を区別することは難しい。
【食  草】 ミヤマスミレ・アイヌタチツボスミレ・オオタチツボスミレ(スミレ科)
【生  態】 年1回,発生し,6月〜8月に見られる。幼虫で越冬する。
【生息地】  北海道の中部,東部の低地から高山地帯まで見られる。
 阿寒湖周辺にはたくさんの個体が見られた。
【分  布】  種としては,日本以外では,シベリア,中国,朝鮮半島北部,サハリンに分布している。
 中国では,黒竜江省,吉林省,遼寧省に分布している。
【近似種】 カラフトヒョウモンに似ているが,カラフトヒョウモンは,後翅裏面の銀白色や橙色の模様の境界が鮮明になるが,本種はぼやけるので,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
寒冷地



































記録
1997.7.1,北海道阿寒群オンネトー,2exs.1998.7.23,北海道阿寒湖,3exs.1998.7.24,北海道阿寒湖,2exs.
2013.7.16,北海道層雲峡,多数exs.2013.7.17,北海道層雲峡,多数exs.2013.7.19,北海道層雲峡,多数exs.
2013.7.22,北海道阿寒群オンネトー,3exs.
2019.7.25,北海道層雲峡,1ex,大橋豊嗣


・カラフトヒョウモン    Clossiana iphigenia (Graeser, 1888)


写真数: 7枚


出現頻度
☆☆☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】 小型のヒョウモンチョウで,草原に生息し,各種の花によく集まる。最近は少なくなっている。
【雌  雄】 雌雄同形で,雌雄を区別することは難しい。
【食  草】 ミヤマスミレ・エゾタチツボスミレ・オオタチツボスミレ(スミレ科)
【生  態】 年1回,発生し,5月下旬〜8月上旬に見られる。幼虫で越冬する。
【生息地】  北海道の石狩地方から東の低地から高山地帯まで見られる。
 北見市の周辺で見られたが少なかった。
 環境省のレッドデータでは,準絶滅危惧(NT)に指定されている。
【分  布】  種としては,日本以外では,アルタイ,アムール,ウスリー,中国,朝鮮半島北部,サハリンに分布している。
 中国では,黒竜江省,吉林省,遼寧省に分布している。
【近似種】 ホソバヒョウモンに似ているが,本種は,後翅裏面の銀白色や橙色の模様の境界が鮮明になるので,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
寒冷地



































記録
1998.7.26,北海道北見市,1ex.

・アサヒヒョウモン    Clossiana freija asahidakeana (Matsumura, 1926)


写真数: 8枚


出現頻度
☆☆☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】  小型のヒョウモンチョウで,ハイマツ地帯のお花畑に生息する。
 国指定の天然記念物である。
【雌  雄】 ♀は,若干,大型になり,翅形が丸くなるので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 ガンコウラン・コケモモ・キバナシャクナゲ・クロマメノキ(ツツジ科)
【生  態】 年1回,発生し,6月下旬〜8月上旬に見られる。幼虫で越冬する。
【生息地】  北海道の大雪山周辺の高山地帯に見られる。
 環境省のレッドデータでは,準絶滅危惧(NT)に指定されている。
【分  布】  種としては,日本以外では,北シベリア,中国に分布している。
 中国では,黒竜江省に分布している。
【近似種】 なし
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
寒冷地



































記録
2011.6.26,北海道大雪山,2♂♂,岡本雅昭
2012.7.7,北海道大雪山,1♂,安中弘行
2013.7.26,北海道大雪山,1♀,安中弘行

・ヒョウモンチョウ  北海道・本州北部亜種    Brenthis daphne iwatensis (M. Okano, 1951)


写真数: 15枚


出現頻度
★★☆☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】  中型のヒョウモンチョウで,草原に生息するが,なかなか止まらない習性がある。最近は各地で少なくなっている。
 日本には,次の2亜種がある。
   北海道・本州北部亜種 B.daphne iwatensis (M. Okano, 1951)  ※ 別名 キタヒョウモン
   本州中部亜種 B.daphne rabdia (Butler, 1877)           ※ 別名 コウゲンヒョウモン
 これらの亜種を種に昇格する論文が発表されているが,ここでは,亜種に留めておく。
 北海道・本州北部亜種は,小型で,翅表の地色は翅表,裏面とも黄色味が強く,翅表の黒斑も小さい。
【雌  雄】 ♀は♂に比べて大型で翅の表面はやや暗く,黒斑は♂より発達し,翅形は丸みを帯びるので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 ナガボノワレモコウ・オニシモツケ(バラ科)
【生  態】 年1回,発生し,6月中旬〜8月上旬に見られる。幼虫で越冬する。
【生息地】  この亜種は,北海道から東北北部で見ることができる。
 環境省のレッドデータでは,準絶滅危惧(NT)に指定されている。
【分  布】  種としては,日本以外では,ヨーロッパ,中央アジア,シベリア,中国,朝鮮半島に分布している。
 中国では,黒竜江省,吉林省,遼寧省,河北省,河南省,甘粛省,寧夏區,山西省,陳西省,福建省,雲南省,浙江省に分布している。
【近似種】 コヒョウモンによく似ているが,本種は,表面の黒斑がコヒョウモンに比べると小さくなり,前翅表面の後角部に近い2つの黒斑は分離する傾向にあり,前翅外縁の翅形は直線的になるので,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
寒冷地



































記録
1998.7.23,北海道阿寒湖,3♂♂
1999.7.23,北海道小樽市,1♀
2013.7.28,北海道層雲峡,1♀,安中弘行
2015.6.29,北海道丸瀬布町,1♀,安中弘行
2018.7.11,北海道帯広市,1♂,安中弘行
2018.7.12,北海道丸瀬布町,3♂♂1♀,安中弘行
2022.7.30,岩手県久慈市,1♀,三河和夫
2023.6.18,岩手県久慈市,1♂,三河和夫

・ヒョウモンチョウ  本州中部亜種    Brenthis daphne rabdia (Butler, 1877)


写真数: 34枚


出現頻度
★★☆☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】  中型のヒョウモンチョウで,草原に生息する。最近は各地で少なくなっている。
 本州中部亜種は,黒斑が良く発達する。
【雌  雄】 ♀は♂に比べて大型で翅の表面はやや暗く,黒斑は♂より発達し,翅形は丸みを帯びるので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 ワレモコウ・オニシモツケ(バラ科)
【生  態】 年1回,発生し,6月下旬〜8月下旬に見られる。幼虫で越冬する。
【生息地】  この亜種は,本州中部で見ることができる。
 環境省のレッドデータでは,絶滅危惧II類(VU)に指定されている。
【分  布】  種としては,日本以外では,ヨーロッパ,中央アジア,シベリア,中国,朝鮮半島に分布している。
 中国では,黒竜江省,吉林省,遼寧省,河北省,河南省,甘粛省,寧夏區,山西省,陳西省,福建省,雲南省,浙江省に分布している。
【近似種】  コヒョウモンによく似ているが,本種は,表面の黒斑がコヒョウモンに比べると小さくなり,前翅表面の後角部に近い2つの黒斑は分離する傾向にあり,前翅外縁の翅形は直線的になり,後翅裏面の後縁部の斑紋の形状が違うので,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
寒冷地



































記録
2012.7.25,長野県湯ノ丸高原,1♂,松井慶夫
2013.7.13,長野県諏訪市,1♂,岡本雅昭
2018.8.7,長野県松本市奈川,1♀
2020.8.18,長野県下諏訪町,1♀
2021.7.24,長野県諏訪市八島湿原,3♂♂
2022.7.1,長野県霧ヶ峰,1♀,松井慶夫
2022.7.25,長野県上高地,1♀2022.8.2,長野県松本市,1♀2022.8.8,長野県松本市,1♀
2023.7.18,長野県塩尻市,5♂♂2024.7.30,長野県塩尻市,2♂♂2♀♀
2024.8.20,長野県諏訪市,1♀,大橋豊嗣

・コヒョウモン  北海道亜種    Brenthis ino mashuensis (Kono, 1931)


写真数: 7枚


出現頻度
★★☆☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】  中型のヒョウモンチョウで,渓流沿いの草原,湿地や田畑の周辺などに生息するが,なかなか止まらない習性がある。各種の花によく集まる。
 日本には,次の2亜種がある。
   北海道亜種 B.ino mashuensis (Kono, 1931)
   本州中部亜種  B.ino tigroides (Fruhstorfer, 1907)
 北海道亜種は,小型で,翅表の地色は翅表,裏面とも黄色味が強く,翅表の黒斑も小さい。
【雌  雄】 ♀は,♂に比べて大型で翅の表面の地色はやや薄くなり,黒斑は♂より発達し,翅頂前縁の黒斑の間隔が狭まるので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 オニシモツケ・エゾノシモツケソウ(バラ科)
【生  態】 この亜種は,年1回,発生し,6月下旬〜8月中旬に見られる。幼虫で越冬する。
【生息地】 この亜種は,北海道で見られる。
【分  布】  種としては,日本以外では,ヨーロッパ,シベリア,中国,アルタイ,アムール,朝鮮半島,サハリンに分布している。
 中国では,黒竜江省,吉林省,遼寧省,新疆ウィグル自治區,浙江省に分布している。
【近似種】 ヒョウモンチョウによく似ているが,本種は,表面の黒斑が大きくなり,前翅表面の後角部に近い2つの黒斑は連続する傾向にあり,前翅外縁の翅形は丸みを帯びるので,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
寒冷地



































記録
2011.7.7,北海道日高町,1♂,安中弘行
2011.7.12,北海道富良野市,1♂,安中弘行
2012.6.30,北海道札幌市,1♂,岡本雅昭
2013.7.20,北海道層雲峡,2♂♂
2015.6.29,北海道上川市,1♀,安中弘行

・コヒョウモン  本州中部亜種    Brenthis ino tigroides (Fruhstorfer, 1907)


写真数: 53枚


出現頻度
★★☆☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】  中型のヒョウモンチョウで,渓流沿いの草原,湿地や田畑の周辺などに生息するが,なかなか止まらない習性がある。各種の花によく集まる。
 関東北部に生息する個体は,大型で,翅表は明るく,黒斑はあまり発達しない傾向があり,中部山岳地帯に生息する個体は,小型で,黒斑は良く発達する傾向がある。
【雌  雄】 ♀は,♂に比べて大型で翅の表面の地色はやや薄くなり,黒斑は♂より発達し,翅頂前縁の黒斑の間隔が狭まるので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 オニシモツケ(バラ科)
【生  態】 この亜種は,年1回,発生し,6月下旬〜8月上旬に見られる。幼虫で越冬する。
【生息地】  この亜種は,本州の中部地方で見られる。東北地方にはいない。
 長野県では,各地に見られるが,産地は限られる。
【分  布】  種としては,日本以外では,ヨーロッパ,シベリア,中国,アルタイ,アムール,朝鮮半島,サハリンに分布している。
 中国では,黒竜江省,吉林省,遼寧省,新疆ウィグル自治區,浙江省に分布している。
【近似種】  ヒョウモンチョウによく似ているが,本種は,表面の黒斑が大きくなり,前翅表面の後角部に近い2つの黒斑は連続する傾向にあり,前翅外縁の翅形は丸みを帯び,後翅裏面の後縁部の斑紋の形状が違うので,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
寒冷地



































記録
2001.7.21,山梨県増富鉱泉,1♂
2013.7.20,長野県松本市,1♂,岡本雅昭
2018.7.22,長野県松本市上高地,3♂♂1♀
2019.7.23,長野県霧ヶ峰,1♂,関野祥子
2020.7.29,長野県東御市,多数♂♂
2022.6.28,長野県開田高原,5♂♂
2022.7.20,長野県上高地,1♂,松井慶夫
2022.7.25,長野県松本市,2♂♂,大橋豊嗣
2022.7.7,長野県木曽郡,1♀
2022.7.25,長野県上高地,3♂♂1♀
2024.8.9,長野県白馬村,1♂,杉浦 昌


・ウラギンスジヒョウモン    Argyronome laodice japonica (Menetries, 1857)


写真数: 36枚


出現頻度
★★☆☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】  山間の草原に生息するが,2000年代になってからは,数がとても少なくなっている。
 北海道や中部山岳地帯などの寒冷地に生息する個体は,小型になる傾向がある。
 本種以下,ツマグロヒョウモンまでの9種の大型ヒョウモンチョウ類の産卵行動は特異で,食草のスミレ類に直接産むのではなく,食草の近くにある乾燥しにくい崖の土,木の枝・幹,コケなどに1卵ずつ産む。孵化した1齢幼虫はそのまま越冬し,翌年の春に食草にたどり着いて成長し,初夏に羽化する。
【雌  雄】 ♀は,♂に比べて大型で翅の表面はやや暗く,黒斑は♂より発達し,前翅の翅頂付近に三角形の白斑があり,翅形は丸みを帯びるので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 タチスボスミレ・フモトスミレ(スミレ科)
【生  態】  年1回,発生し,暖地では,5月下旬〜7月中旬に見られ,盛夏は休眠し,秋に再び見られる。
 寒冷地では,7月上旬〜8月下旬に見られる。卵で越冬する。
【生息地】  北海道,本州,四国,九州に分布する。
 千葉県,東京都では,絶滅した。群馬県,神奈川県,和歌山県,鳥取県,島根県,徳島県,愛媛県,高知県,福岡県,長崎県宮崎県,鹿児島県では,絶滅危惧T類に指定されている。
 環境省のレッドデータでは,絶滅危惧II類(VU)に指定されている。
【分  布】  種としては,日本以外では,ヨーロッパ,シベリア,中国,アムール,朝鮮半島,サハリンに分布している。
 中国では,黒竜江省,吉林省,遼寧省,新疆ウィグル自治區,雲南省,浙江省,上海市まで,ほぼ全域に分布している。
【近似種】 オオウラギンスジヒョウモンに酷似するが,本種は,翅形が丸くなり,前翅外縁の曲がり具合が直線的になること,前翅裏面中央の黒斑列の間に白斑が出ることなどで,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
暖  地



































寒冷地



































記録
1976.7.4,愛知県岡崎市大幡町,1♂
1979.6.10,愛知県岡崎市池金町,1♂
1980.6.15,愛知県岡崎市竜泉寺町,1♂
1980.6.22,愛知県岡崎市本宿町,1♂,松井直人
2012.8.26,北海道札幌市,1♀,岡本雅昭
2014.6.19,愛知県新城市,1♂,松井慶夫
2015.9.18,熊本県高森町,1♀,児島章三
2016.6.4,兵庫県加東市,1♂,安中弘行
2017.6.19,兵庫県加東市,1♂,安中弘行
2017.7.13,熊本県西原村,1♀,児島章三
2017.7.18,長野県上田市,1♂,安中弘行
2019.6.12,兵庫県加東市,1♂,安中弘行
2019.7.27,北海道北広島市,1♂,大橋豊嗣
2021.8.3,長野県諏訪市,大橋豊嗣
2021.8.5,青森県三戸郡,1♀,三河和夫
2022.7.30,長野県塩尻市,1♂
2022.7.30,長野県岡谷市,4♂♂
2022.8.8,岩手県洋野町,1♀,三河和夫
2022.8.8,長野県諏訪市,2♂♂
2024.7.30,長野県塩尻市,1♂
2024.8.9,北海道札幌市,1♂,足立幸子
2024.8.20,長野県下諏訪,1♂,大橋豊嗣

・オオウラギンスジヒョウモン    Argyronome ruslana (Motschulsky, 1866)


写真数: 83枚


出現頻度
★★★☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】  山間の草原に生息する。2000年代に入ってから個体数が増えてきている。
 北海道や中部山岳地帯などの寒冷地に生息する個体は,小型になる傾向がある。
【雌  雄】 ♀は,♂に比べて大型で翅の表面はやや暗く,黒斑は♂より発達し,前翅の翅頂付近に三角形の白斑があり,翅形は丸みを帯びるので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 タチスボスミレ・ニョイスミレ(スミレ科)
【生  態】  年1回,発生し,暖地では,6月上旬〜7月上旬に見られ,盛夏は休眠し,秋に再び見られる。
 寒冷地では,7月上旬〜9月に見られる。卵で越冬する。
【生息地】  北海道,本州,四国,九州に分布する。
 千葉県,長崎県では,絶滅危惧T類に指定されている。
【分  布】  種としては,日本以外では,中国,アムール,朝鮮半島に分布している。
 中国では,黒竜江省,吉林省,遼寧省,陳西省,湖北省,山東省に分布している。
【近似種】  ウラギンスジヒョウモンに酷似するが,本種は,前翅外縁の曲がり具合が強い曲線になること,前翅裏面中央の黒斑列の間に白斑が出ないことなどで,区別することができる。
 本種の♀とミドリヒョウモンの♀の表面の斑紋は酷似しているが,本種は翅頂付近の黒斑が小さくなり,前縁の黒斑は細い「く」の字状になるが,ミドリヒョウモンの♀では,太い円弧状になることが多いので,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
暖  地



































寒冷地



































記録
1976.10.23,愛知県岡崎市小呂町,1♀,阿江茂 
1978.6.15,愛知県岡崎市池金町,1♂
1978.6,愛知県岡崎市美合町,1♂,竹本秀邦
1979.8.12,愛知県岡崎市本宿町,1♀,松井直人
1981.6.24,愛知県岡崎市本宿町,1♂,松井直人
1982.6.16,愛知県岡崎市本宿町,1♂,松井直人
1982.6.17,愛知県岡崎市本宿町,1♂,松井直人
2003.6.7,愛知県岡崎市高隆寺町,1♂,柵木宗孝
2003.9.30,愛知県岡崎市高隆寺町,2♀♀,柵木宗孝
2010.6.6,愛知県岡崎市高隆寺町,1♂
2011.10.9,愛知県岡崎市八ッ木町,1ex.,三浦重光
2013.9.24,愛知県岡崎市小呂町,1♂
2013.10.1,愛知県岡崎市小呂町,1♀
2015.6.21,新潟県長岡市,1♂,足立幸子
2015.9.28,愛知県岡崎市小呂町,1♀
2015.10.2,愛知県岡崎市小呂町,1♂1♀
2015.10.3,愛知県岡崎市,1♀,小呂湿地
2015.10.6,愛知県岡崎市小呂町,1♀
2015.10.8,愛知県岡崎市小呂町,1♀
2015.10.12,愛知県岡崎市小呂町,1♀
2016.10.2,愛知県岡崎市小呂町,1♀
2018.8.6,長野県開田高原西野,1♀
2018.8.31,長野県上伊那郡辰野町,1♂
2018.9.17,愛知県春日井市,関戸裕靖
2018.9.28,愛知県岡崎市自然体験の森,1♀
2019.7.15,岡山県真庭市,1♂,高月陽生
2019.7.29,長野県下伊那郡阿智村,4♂♂
2019.9.15,長野県蓼科高原,1♀
2020.6.15,愛知県新城市作手,3♂♂
2020.7.15,岡山県真庭市,2♂♂,高月陽生
2020.7.19,愛知県新城市作手,1♂
2020.7.22,長野県阿智村,2♂♂4♀♀
2020.7.29,長野県東御市,1♀
2020.8.1,愛知県設楽町,4♂♂2♀♀
2020.8.10,福島県北塩原村,2♂♂2♀♀,大橋豊嗣
2020.8.11,栃木県日光市,1♂2♀♀,大橋豊嗣
2020.8.18,長野県下諏訪町,1♂
2022.7.24,岩手県久慈市,1♂,三河和夫
2022.7.25,長野県上高地,1♂
2022.7.30,長野県塩尻市,1♂
2022.8.8,長野県東部,1♂
2022.9.12,青森県階上町,1♀,三河和夫
2022.9.25,愛知県新城市作手,1♀
2023.7.10,長野県阿智村,2♂♂,杉浦 昌
2023.7.11,青森県三戸郡,1♂,三河和夫
2023.7.25,岩手県宮古市,1♂,三河和夫
2023.7.25,長野県阿智村,3♂♂
2023.9.1,長野県阿智村,1♂1♀
2023.9.8,岩手県葛巻町,1♂1♀,三河和夫
2023.10.3,愛知県岡崎市小呂湿地,1♂
2024.7.5,長野県塩尻市,1♂,杉浦 昌
2024.9.23,愛知県岡崎市鳥川町,1♂

・ミドリヒョウモン    Argynnis paphia tsushimana Fruhstorfer, 1906


No.1  記録時期  2001.7.21 〜 2020.8.19
写真数: 103枚
出現頻度
★★★★


No.2  記録時期  2021.7.15 〜
写真数: 76枚
 
 
分布域 と 記録地点
【特  徴】  ヒョウモンチョウ類の中では,個体数が多い種の一つである。明るい草原や湿原,河原などで生息し,各種の花によく集まる。
 北海道や中部山岳地帯などの寒冷地に生息する個体は,小型になる傾向がある。
【雌  雄】 ♀は,黒色斑が発達し,前翅の翅頂付近に三角形の白斑があるので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 タチスボスミレ・オオタチスボスミレ(スミレ科)
【生  態】  年1回,発生し,暖地では,5月下旬〜10月下旬に見られる。盛夏は夏眠する。
 寒冷地では,6月下旬〜9月に見られる。幼虫で越冬する。
 産卵は,食草のスミレ類に産み付けられるだけでなく,崖や木の幹などに行われることが多い。
【生息地】  北海道から九州まで見られる。
 愛知県では,東北部の山地に良く見られる。
 長野県では,各地で普通に見られる。
 北海道でも各所で見られ,個体数も多かった。
【分  布】  種としては,日本以外では,ヨーロッパ,アフガニスタン,パキスタン,インド,ヒマラヤ,インドシナ半島,フィリピン,インドネシア,オーストラリア東部,中国の南西部・南部,台湾に分布している。
 台湾には,別亜種formosicola が生息しているが非常に少ない。
 中国では,北西部の新疆ウィグル自治区から東北部の黒竜江省,南西部の雲南省,東部の浙江省,上海市まで,各地に分布し,いくつかの亜種に分かれている。
【近似種】  本種の♂は,表面の模様がメスグロヒョウモンと似ているが,前翅前縁基部近くの2つの黒斑が,本種は平行になり,後翅裏面の中央の斑紋が本種は,白帯が発達するので,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
暖  地



































寒冷地



































記録
1976.7.4,愛知県岡崎市大幡町,1♂
1978.6.18,愛知県岡崎市池金町,1♂
1979.8.9,愛知県岡崎市奥山田町,1♂
1981.6.23,愛知県岡崎市本宿町,1♂,松井直人
1981.6.24,愛知県岡崎市本宿町,1♂,松井直人
1982.6.17,愛知県岡崎市本宿町,1♀,松井直人
1989.7.9,愛知県岡崎市本宿町,1♂,松井直人
1992.6.12,愛知県岡崎市本宿町,1♂,松井直人
1998.9.17,愛知県岡崎市井内町,1♂
2001.7.21,山梨県増富鉱泉,3♂♂
2001.9.20,愛知県岡崎市戸崎町,2♂♂
2001.9.25,愛知県岡崎市戸崎町,1♂
2001.10.11,愛知県岡崎市戸崎町,1♂
2002.8.26,長野県上高地,1♂
2003.9.16,愛知県岡崎市高隆寺町,1♀,柵木宗孝
2006.7.23,長野県五竜山野草園,1♂,中川紀世
2006.8.19,長野県池の平湿原,1♀,中川紀世
2007.10.10,愛知県岡崎市秦梨町,1♀
2010.9.26,愛知県岡崎市池金町,1♂1♀
2013.7.17,北海道層雲峡,2♂♂
2013.7.21,北海道足寄町,1♀
2013.9.24,愛知県岡崎市小呂町,5♂♂
2013.10.1,愛知県岡崎市小呂町,3♂♂2♀♀
2014.9.22,愛知県岡崎市小呂町,3♂♂4♀♀
2014.9.30,愛知県岡崎市本宮山,2♀♀
2015.9.18,愛知県岡崎市小呂町,1♂
2015.9.20,愛知県岡崎市小呂町,2♂♂1♀
2015.9.23,愛知県岡崎市日名南町,1♀
2015.9.23,愛知県岡崎市小呂町,2♂♂2♀♀
2015.9.26,愛知県岡崎市小呂町,3♂♂3♀♀
2015.9.28,愛知県岡崎市小呂町,6♂♂2♀♀
2015.10.2,愛知県岡崎市小呂町,3♂♂6♀♀
2015.10.3,愛知県岡崎市小呂町,2♂♂4♀♀
2015.10.6,愛知県岡崎市小呂町,2♂♂2♀♀
2015.10.8,愛知県岡崎市小呂町,1♂1♀
2015.10.12,愛知県岡崎市小呂町,1♀
2016.9.19,愛知県岡崎市小呂町,1♂
2016.9.26,愛知県岡崎市小呂町,5♂♂
2016.9.26,長野県根羽村小川,2♂♂1♀
2016.9.30,愛知県岡崎市小呂町,2♂♂1♀
2016.10.2,愛知県岡崎市小呂町,4♂♂1♀
2016.10.5,愛知県岡崎市小呂町,1♂1♀
2016.10.7,愛知県岡崎市小呂町,2♂♂1♀
2016.10.10,愛知県岡崎市小呂町,1♀
2017.9.19,愛知県岡崎市小呂町,6♂♂1♀
2017.9.24,愛知県岡崎市小呂町,7♂♂1♀
2017.9.27,愛知県岡崎市小呂町,6♂♂
2017.10.3,愛知県岡崎市自然体験の森,2♂♂
2017.10.4,愛知県岡崎市小呂町,5♂♂1♀
2017.10.8,愛知県岡崎市小呂町,8♂♂2♀♀
2017.10.11,愛知県岡崎市小呂町,2♂♂
2018.6.1,愛知県新城市長ノ山湿原,1♂
2018.6.22,愛知県新城市作手,1♂
2018.7.22,長野県松本市上高地,3♂♂1♀
2018.8.30,長野県茅野市北山,1♂3♀♀
2018.9.28,愛知県岡崎市桑谷展望地,5♂♂
2019.6.22,高知県香美市,1♂,高月陽生
2019.6.25,愛知県豊田市小田木町,1♀
2019.7.27,北海道北広島市,1♀,大橋豊嗣
2019.7.29,長野県下伊那郡阿智村,1♂
2019.8.25,長野県飯田市しらびそ高原,1♂
2019.8.26,長野県飯田市しらびそ高原,1♀
2019.10.5,高知県高知市,1♀,高月陽生
2019.10.13,高知県高知市,1♀,高月陽生
2019.9.15,長野県蓼科高原,8♂♂9♀♀
2019.9.15,長野県高ボッチ高原,1♀
2019.9.26,愛知県岡崎市小呂,1♂
2020.6.14,高知県香美市,1♂,高月陽生
2020.6.28,高知県香美市,1♂2♀♀,高月陽生
2020.7.19,長野県原村,1♀,関野祥子
2020.7.22,長野県阿智村,3♂♂2♀♀
2020.7.29,長野県東御市,3♂♂2♀♀
2020.8.10,福島県北塩原村,1♂,大橋豊嗣
2020.8.11,栃木県日光市,1♂,大橋豊嗣
2020.8.16,長野県飯田市,1♂
2020.10.3,高知県高知市,1♂,高月陽生
2020.8.19,長野県上高地,1♂
2021.7.15,青森県三戸郡,5♂♂,三河和夫
2021.7.21,長野県開田高原,1♂
2021.7.23,長野県松本市沢渡,1♂
2021.8.3,長野県諏訪市,1♂,大橋豊嗣
2021.8.5,青森県三戸郡,1♂,三河和夫
2021.8.20,青森県三戸郡,1♀,三河和夫
2021.9.7,長野県入笠山,1♂1♀,関野祥子
2021.9.12,岩手県九戸郡,1♀,三河和夫
2021.9.13,愛知県岡崎市八ツ木,1♀
2021.8.4,山梨県山梨市,1♂,大橋豊嗣
2021.9.23,高知県香美市,1♂,高月陽生
2021.10.8,愛知県岡崎市鳥川町,1♀
2022.5.30,愛知県春日井市,1♂,荒川尚彦
2022.5.30,愛知県岡崎市石原町,1♂
2022.6.23,長野県飯田市,1♂
2022.7.4,岩手県久慈市,1♂,三河和夫
2022.7.17,高知県香美市,1♂,高月陽生
2022.7.25,長野県上高地,3♂♂
2022.7.30,長野県岡谷市,1♀
2022.8.8,長野県東部,1♂
2022.9.6,長野県飯田市,1♂1♀
2022.9.7,青森県東北町,1♀,三河和夫
2022.9.23,東京都小平市,1♀,小林清二
2022.9.25,愛知県岡崎市鳥川,3♂♂1♀
2022.9.28,東京都西東京市,1♀,小林清二
2022.10.23,高知県香南市,1♀,高月陽生
2022.9.25,愛知県岡崎市本宮山,1♀
2022.9.30,愛知県岡崎市鳥川,2♂♂
2022.10.8,愛知県岡崎市鳥川,3♂♂
2023.5.28,愛知県岡崎市八ツ木町,1♂,高村葉子
2023.6.30,岩手県久慈市,1♂,三河和夫
2023.7.17,長野県伊那市,1♂,杉浦 昌
2023.7.25,岩手県宮古市,1♂,三河和夫
2023.7.25,長野県阿智村,3♂♂1♀
2023.9.7,宮城県仙台市,1♂,岡本英一
2023.9.24,高知県香美市,1♂,高月陽生
2023,10.3,愛知県岡崎市小呂町,2♂♂
2023.10.2,東京都東村山市,1♀,小林清二
2023.10.7,高知県香南市,1♀,高月陽生
2024.6.1,高知県香美市,1♀,高月陽生
2024.6.27,岩手県葛巻町,1♂,三河和夫
2024.7.5,岩手県葛巻町,1♂,三河和夫
2024.7.30,長野県立科町,2♂♂1♀
2024.8.9,愛知県豊田市和合,1♀,高村葉子
2024.9.23,愛知県岡崎市鳥川町,2♂♂
2024.9.24,茨城県坂東市,1♀,吉田信雄
2024.9.28,愛知県岡崎市鳥川町,2♂♂1♀,高村葉子
2024.10.2,茨城県坂東市,1♂,吉田信雄
2024.10.12,高知県香南市,1♀,高月陽生

・メスグロヒョウモン    Damora sagana liane (Fruhstorfer, 1907)


写真数: 93枚


出現頻度
★★★☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】  明るい草原や湿原,河原などで生息し,各種の花によく集まる。
 北海道や中部山岳地帯などの寒冷地に生息する個体は,小型になる傾向がある。
【雌  雄】 ♀は,イチモンジチョウ類のような白黒の斑紋をしているので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 タチスボスミレ・ニョイスミレ(スミレ科)
【生  態】  年1回,発生し,暖地では,5月中旬〜7月中旬に見られ,盛夏は夏眠し,9月〜10月に再び見られる。
 寒冷地では,6月中旬〜9月中旬に見られる。幼虫で越冬する。
【生息地】  北海道から九州まで見られる。
 愛知県では,東北部に産地が多い。
 北海道では,局部的に多産していた。
 鳥取県では,絶滅危惧T類に指定されている。 
【分  布】  種としては,日本以外では,ヨーロッパ,ヒマラヤ,シベリア,中国,アムール,朝鮮半島に分布している。
 中国では,黒竜江省,吉林省,遼寧省,陳西省,河南省,浙江省,福建省,広西區,上海市に分布している。
【近似種】  本種の♂は,表面の模様がミドリヒョウモンと似ているが,前翅前縁基部近くの2つの黒斑が,本種はV字になり,後翅裏面の中央の斑紋が本種は,白帯が発達しないので,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
暖  地



































寒冷地



































記録
1979.6.10,愛知県岡崎市池金町,1♂
1979.6.17,愛知県岡崎市池金町,1♂
1979.6.19,愛知県岡崎市板田町,1♂4♀♀,三浦重光
1979.8.12,愛知県岡崎市本宿町,1♀,松井直人
1980.5.18,愛知県岡崎市須渕町,1♂
1980.7.12,愛知県岡崎市本宿町,1♂,松井直人
1980.8.27,愛知県岡崎市茅原沢町,1♂
1981.5.31,愛知県岡崎市山綱町,1♀
1981.6.21,愛知県岡崎市大幡町,1♂
1981.6.22,愛知県岡崎市大幡町,1♂1♀
1981.6.24,愛知県岡崎市本宿町,2♂♂,松井直人
1981.6.28,愛知県岡崎市大幡町,3♂♂
1982.6.17,愛知県岡崎市本宿町,1♀,松井直人
1989.7.9,愛知県岡崎市本宿町,1♀,松井直人
1994.5.21,愛知県岡崎市須渕町,1♂
2011.10.26,愛知県岡崎市八ッ木町,1♀,三浦重光
2013.7.16,北海道層雲峡,5♂♂
2013.7.20,北海道層雲峡,3♂♂
2014.6.29,長野県北安曇郡,1♀,関戸裕靖
2014.9.22,愛知県岡崎市小呂町,1♀
2015.10.2,愛知県岡崎市小呂町,1♂1♀
2015.10.3,愛知県岡崎市小呂町,1♂
2015.10.12,愛知県岡崎市小呂町,1♂
2017.10.4,愛知県岡崎市小呂町,1♀
2018.8.30,長野県茅野市北山,1♂1♀
2019.5.25,高知県香美市香北町,1♂,高月陽生
2019.5.30,三重県志摩市,1♀
2019.9.15,長野県蓼科高原,3♀♀
2019.10.5,高知県香美市,1♀,高月陽生
2019.10.4,愛知県田原市蔵王山,1♂
2020.6.15,愛知県新城市作手,1♂
2020.7.12,山梨県北杜市,1♀,浅川久子
2020.7.29,長野県東御市,1♂2♀♀
2020.8.18,長野県下諏訪町,1♂
2020.10.18,高知県香南市,1♀,高月陽生
2021.6.25,長野県北安曇郡池田町,1♂
2021.7.18,宮城県仙台市,1♀,鉄男
2021.8.20,青森県三戸郡,1♀,三河和夫
2021.10.8,高知県香美市,1♀,高月陽生
2022.6.28,長野県大桑村,1♂
2022.7.24,岩手県久慈市,2♂♂,三河和夫
2022.9.3,岩手県盛岡市,1♂,山本和彦
2022.9.4,岩手県盛岡市,1♂,山本和彦
2022.10.23,高知県香南市,1♀,高月陽生
2022.7.30,長野県塩尻市,1♂
2022.9.24,愛知県岡崎市八ツ木町,1♂
2023.6.18,岩手県久慈市,1♂,三河和夫
2023.8.22,長野県原村,1♂
2023.8.27,長野県阿智村,1♂,杉浦 昌
2023.10.19,茨城県坂東市,1♀,吉田信雄
2024.6.6,茨城県坂東市,1♂1♀,吉田信雄
2024.6.16,岩手県洋野町,1♂,三河和夫
2024.6.17,岩手県東部,1♀,三河和夫
2024.6.27,岩手県葛巻町,1♂,三河和夫
2024.6.28,岩手県葛巻町,1♂,三河和夫
2024.7.30,長野県立科町,1♂1♀
2024.8.4,茨城県坂東市,1♀,吉田信雄
2024.9.2,茨城県坂東市,1♂,吉田信雄
2024.10.12,千葉県南房総市,1♀,山本和彦
2024.10.13,茨城県坂東市,1♀,吉田信雄

・クモガタヒョウモン    Nephargynnis anadyomene ella (Bremer, [1865])


写真数: 43枚


出現頻度
★★☆☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】  日当たりのよい山間の草原に生息するが,最近は,数が少なくなっている。
 北海道や中部山岳地帯などの寒冷地に生息する個体は,小型になる傾向がある。
【雌  雄】 ♀は,♂に比べて大型で翅の表面はやや暗く,黒斑は♂より発達し,前翅の翅頂付近に三角形の白斑があり,翅形は丸みを帯びるので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 タチスボスミレ・オオタチスボスミレ・ミヤマスミレ(スミレ科)
【生  態】  年1回,発生し,暖地では,5月中旬〜6月下旬に見られ,盛夏は休眠し,秋に再び見られる。
 寒冷地では,5月下旬〜9月中旬に見られる。幼虫で越冬する。
【生息地】  北海道,本州,四国,九州に分布する。
 東京都では,絶滅した。千葉県,神奈川県,長崎県では,絶滅危惧T類に指定されている。
【分  布】  種としては,日本以外では,ヨーロッパ,西シベリア,中国,アムール,朝鮮半島に分布している。
 中国では,黒竜江省,吉林省,遼寧省,山東省,山西省,河南省,寧夏省,陳西省,甘粛省,湖北省,湖南省,江西省,福建省,浙江省に分布している。
【近似種】 メスグロヒョウモンに似るが,本種は,前翅の翅形の湾曲が独特で曲がりが強く,後翅表面の黒斑が丸くなり,後翅裏面には,あまり斑紋が発達しないので,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
暖  地



































寒冷地



































記録
1981.6.21,愛知県岡崎市大幡町,1♀
1982.8.31,愛知県岡崎市山綱町,1♀
1997.5.18,愛知県岡崎市高隆寺町,1♂,鈴木嵩史
2003.6.15,愛知県岡崎市高隆寺町,1♂
2011.10.18,愛知県岡崎市八ッ木町,1ex.,三浦重光
2014.6.29,長野県北安曇郡,1♂1♀,関戸裕靖
2017.6.24,長野県開田高原,1♂,足立幸子
2017.6.24,長野県北安曇郡,1♀,関戸裕靖
2018.5.20,長野県飯田市,1♂,岡本雅昭
2019.7.29,長野県下伊那郡阿智村,1♀
2019.9.15,長野県蓼科高原,1♀
2019.9.15,長野県高ボッチ高原,2♀♀
2022.6.10,青森県上北郡,1♂,三河和夫
2022.6.11,岩手県久慈市,2♂♂,三河和夫
2022.6.14,岩手県久慈市,1♂,三河和夫
2022.9.5,岩手県葛巻町,1♂,三河和夫
2023.5.24,青森県七戸町,1♂,三河和夫
2023.6.11,岩手県久慈市,1♂,三河和夫
2024.5.26,岩手県洋野町,1♂,三河和夫
2024.6.13,岩手県葛巻町,1♂,三河和夫
2024.6.18,岩手県東部,1♀,三河和夫
2024.6.28,岩手県葛巻町,1♂,三河和夫

・ウラギンヒョウモン    Fabriciana adippe pallescens (Butler, 1873)


写真数: 150枚


出現頻度
★★★☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】  明るい草原や湿原,河原などに生息し,各種の花によく集まる。
 本種は,DNA解析からサトウラギンヒョウモン,ヤマウラギンヒョウモン,ヒメウラギンヒョウモンに分かれるという論文があるが,ここでは同一種として扱う。
 北海道や中部山岳地帯などの寒冷地に生息する個体は,小型になる傾向がある。
【雌  雄】 ♂の前翅表面の第2・第3脈には性標があり,♀は,裏面の亜外縁の黒色斑が発達するので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 スミレ・タチスボスミレ(スミレ科)
【生  態】  年1回,発生し,暖地では,5月中旬〜10月中旬に見られる。盛夏は夏眠する。
 寒冷地では,6月中旬〜9月中旬に見られる。卵で越冬する。
【生息地】  北海道から九州まで見られる。
 愛知県では,丘陵地から山地にかけて分布するが,個体数はあまり多くない。
 長野県では,各地に普通に生息する。
 北海道でも,各地に数多く見られた。
 千葉県,東京都では,絶滅危惧T類に指定されている。
【分  布】  種としては,日本以外では,ヨーロッパ,カシミール,西シベリア,中国,アムール,朝鮮半島,サハリンに分布している。
 中国では,黒竜江省,吉林省,遼寧省,山東省,山西省,河南省,寧夏省,陳西省,甘粛省,西蔵區,雲南省,四川省,湖北省,湖南省,江西省,福建省,浙江省,上海市に分布している。
【近似種】 ギンボシヒョウモンに似るが,後翅裏面の銀白色の斑紋の数が,本種の方が多く,♂の翅表の中室と後縁近くにある性標が,本種は明確に出るので,区別することができる。オオウラギンヒョウモンにも似るが,オオウラギンヒョウモンは,後翅裏面の亜外縁にある銀白色の斑紋がハート形になるので,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
暖  地



































寒冷地



































記録
1979.6.10,愛知県岡崎市池金町,4♂♂
1980.6.15,愛知県岡崎市竜泉寺町,1♂
1998.7.23,北海道阿寒湖,1♂
2005.8.2,長野県八方尾根,1♂,中川紀世
2011.8.16,長野県長和町,1♀
2011.8.17,長野県車山高原,1♂
2013.7.19,北海道層雲峡,2♂♂
2013.7.20,北海道層雲峡,3♂♂
2013.7.21,北海道足寄町,3♂♂1♀
2015.10.2,愛知県岡崎市小呂町,1♀
2018.8.7,長野県松本市奈川,1♂
2018.8.30,長野県茅野市北山,1♂2♀♀
2019.7.1,岡山県真庭市,1♀,高月陽生
2019.7.6,高知県香美市,1♂,高月陽生
2019.6.25,長野県阿智村,1♂
2019.7.2,長野県阿智村,1♂
2019.7.29,長野県下伊那郡阿智村,1♂2♀♀
2019.9.28,愛知県岡崎市生平町,1♀,林 健一
2019.8.25,長野県飯田市しらびそ高原,1♂
2019.9.15,長野県蓼科高原,1♀
2019.9.15,長野県高ボッチ高原,5♀♀
2020.6.28,高知県香美市,1♀,高月陽生
2020.6.17,長野県阿智村,5♂♂3♀♀
2020.6.24,長野県阿智村,4♂♂
2020.6.29,長野県阿智村,5♂♂
2020.7.22,長野県阿智村,3♂♂1♀
2020.7.29,長野県東御市,3♂♂1♀
2020.7.30,長野県松本市,1♂
2020.8.10,福島県北塩原村,1♀,大橋豊嗣
2021.6.26,長野県松本市,1♂
2021.7.21,長野県開田高原,1♂
2021.7.22,長野県湯の丸山,3♂♂
2021.7.24,長野県諏訪市八島湿原,3♂♂
2021.8.3,長野県諏訪市,1♂,大橋豊嗣
2021.9.7,長野県入笠山,1♀,関野祥子
2022.5.14,高知県香美市,1♂,高月陽生
2022.6.13,山梨県北杜市,1♂
2022.6.14,岩手県久慈市,1♂,三河和夫
2022.6.19,愛知県新城市作手,1♂,高村葉子
2022.6.23,長野県飯田市,1♂
2022.6.28,福島県大沼郡,1♂,大橋豊嗣
2022.6.28,長野県開田高原,1♂1♀
2022.7.7,長野県木曽郡,1♀
2022.7.18,岩手県久慈市,1♂,三河和夫
2022.7.20,長野県塩尻市,2♂♂1♀,関野祥子
2022.9.10,青森県東北町,1♀,三河和夫
2022.7.25,長野県上高地,1♂
2022.7.25,長野県霧ヶ峰,3♂♂
2022.7.30,長野県塩尻市,1♂
2022.7.30,長野県岡谷市,2♂♂1♀
2022.8.8,長野県諏訪市,1♂
2022.9.6,長野県飯田市,1♀
2022.9.10,青森県東北町,1♀,三河和夫
2022.9.12,青森県階上町,1♀,三河和夫
2023.6.14,長野県阿智村,1♂,
2023.6.17,岩手県久慈市,1♂,三河和夫
2023.6.26,岩手県一戸町,1♀,三河和夫
2023.6.28,青森県東北町,1♀,三河和夫
2023.7.10,長野県阿智村,1♀,杉浦 昌
2023.7.18,長野県塩尻市,5♂♂2♀♀
2023.7.18,長野県岡谷市,5♂♂
2023.7.25,長野県阿智村,3♂♂
2023.8.27,長野県阿智村,1♀,杉浦 昌
2023.9.1,長野県阿智村,2♀♀
2023.9.8,岩手県葛巻町,1♀,三河和夫
2023.9.17,長野県阿智村,1♀,杉浦 昌
2024.6.17,岩手県東部,1♂,三河和夫
2024.6.27,岩手県葛巻町,1♂,三河和夫
2024.6.28,岩手県葛巻町,1♂,三河和夫
2024.7.8,岩手県久慈市,1♂,三河和夫
2024.7.30,長野県塩尻市,3♂♂2♀♀
2024.7.30,長野県立科町,2♂♂
2024.8.18,長野県東御市,1♂,大橋豊嗣
2024.8.20,長野県下諏訪,1♂1♀,大橋豊嗣
2024.9.4,長野県阿智村,1♂,杉浦 昌

・オオウラギンヒョウモン    Fabriciana nerippe (C. Felder et R. Felder, 1862)


写真数: 37枚


出現頻度
☆☆☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】  明るい草原や湿原,河原などで生息し,各種の花によく集まる。
 かつては本州以南の各所で見られたが,ほとんどの地域で絶滅した。
 次の地域では,法律で採集禁止種に指定されている。
大分県,熊本県全域(県野生生物保護条例),長崎県全域
【雌  雄】 ♀は,前翅の翅頂付近に三角形の白斑があり,黒色斑が発達するので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 スミレ・ニョイスミレ・フモトスミレ(スミレ科)
【生  態】 年1回,発生し,暖地では,6月上旬〜10月中旬に見られる。盛夏は夏眠する。幼虫で越冬する。
【生息地】  かつては,本州,四国,九州で見られた。
 秋田県,宮城県,関東全県,東海全県,滋賀県,和歌山県,大阪府,兵庫県,鳥取県,広島県,徳島県,愛媛県,高知県では,絶滅した。北海道,石川県,富山県には分布しておらず,日本国内で絶滅危惧T類に指定されていないのは,熊本県のみで,最も絶滅が危ぶまれている種の一つである。
 環境省のレッドデータでは,絶滅危惧IA類(CR)に指定されている。
【分  布】  種としては,日本以外では,チベット,中国,朝鮮半島に分布している。
 中国では,黒竜江省,河南省,寧夏省,陳西省,甘粛省,西蔵區,湖北省,浙江省に分布している。
【近似種】 ギンボシヒョウモンに似るが,後翅裏面の銀白色の斑紋の数が,本種の方が多いので,区別することができる。ウラギンヒョウモンにも似るが,本種は,後翅裏面の亜外縁にある銀白色の斑紋がハート形になるので,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
暖  地



































記録
2012.9.4,大分県瀬の本高原,1♀,児島章三
2013.6.30,熊本県西原村,2♂♂1♀,安中弘行
2013.7.7,熊本県西原村,1♀,荻野秀一
2014.7.20,鹿児島県,1♂1♀,足立幸子
2014.7.24,大分県瀬の本高原,3♂♂,児島章三
2023.7.13,山口県秋吉台,1♂1♀,足立幸子
2023.7.1,熊本県西原村,2♂♂,荻野秀一
2023.7.2,熊本県西原村,2♂♂1♀,荻野秀一

・ギンボシヒョウモン  北海道亜種     Speyeria aglaja basalis (Matsumura, 1908)


写真数: 12枚


出現頻度
★★★☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】  明るい草原や湿原,河原などで生息し,各種の花によく集まる習性がある。
 日本には,次の2亜種がある。
   北海道亜種 S.aglaja basalis (Matsumura, 1908)
   本州亜種 S.aglaja fortuna (Janson, 1877)
 北海道亜種は,小型で,翅表の地色は明るく,後翅裏面の暗緑色斑は色が薄くなる特徴がある。
【雌  雄】 ♀は,黒色斑が発達するので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 イブキトラノオ・クリンユキフデ(タデ科),ニョイスミレ・タチツボスミレ(スミレ科)
【生  態】 この亜種は,年1回,発生し,6月〜9月中旬に見られる。盛夏は夏眠する。幼虫で越冬する。
【生息地】  この亜種は,北海道で見られる。
 北海道では,平野部から低山地では,最も多いヒョウモンチョウの一つである。
【分  布】  種としては,日本以外では,ヨーロッパ,インド北部,チベット,中国,朝鮮半島,サハリンに分布している。
 中国では,黒竜江省,河南省,寧夏省,陳西省,甘粛省,青海省,西蔵區,四川省。雲南省,湖北省,浙江省に分布している。
【近似種】 ウラギンヒョウモンに似るが,後翅裏面の銀白色の斑紋の数が,本種の方が少ないので,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
寒冷地



































記録
1998.7.26,北海道知床,1♂1999.7.24,北海道小樽市,1♂2♀♀2013.7.17,北海道層雲峡,3♂♂
2013.7.19,北海道層雲峡,3♂♂2013.7.20,北海道層雲峡,4♂♂2013.7.21,北海道足寄町,1♂
2013.7.22,北海道オンネトー,2♂♂


・ギンボシヒョウモン  本州亜種     Speyeria aglaja fortuna (Janson, 1877)


写真数: 46枚


出現頻度
★★★☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】  明るい草原や湿原,河原などで生息し,各種の花によく集まる。
 本州亜種は,大型で,黒色斑は良く発達し,地色も暗くなり,裏面の暗緑色班は色が濃い。
【雌  雄】 ♂は,前翅表面の後縁近くに性標があり,2つ条が少し太くなるので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 イブキトラノオ・クリンユキフデ(タデ科),ニョイスミレ・タチツボスミレ(スミレ科)
【生  態】 この亜種は,年1回,発生し,6月〜9月中旬に見られる。盛夏は夏眠する。幼虫で越冬する。
【生息地】  この亜種は,東北地方から中部山岳地帯まで見られる。
 長野県では,各所の山地の草原に見られる。
【分  布】  種としては,日本以外では,ヨーロッパ,インド北部,チベット,中国,朝鮮半島,サハリンに分布している。
 中国では,黒竜江省,河南省,寧夏省,陳西省,甘粛省,青海省,西蔵區,四川省。雲南省,湖北省,浙江省に分布している。
【近似種】 ウラギンヒョウモンに似るが,後翅裏面の銀白色の斑紋の数が,本種の方が少なく,♂の翅表の中室と後縁近くにある性標が,本種は明確でないので,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
寒冷地



































記録
2011.8.17,長野県車山高原,1♀
2018.7.22,長野県松本市上高地,1♂
2018.8.7,長野県松本市奈川,1♂
2018.8.30,長野県茅野市北山,多数exs.
2019.7.23,長野県霧ヶ峰,1♀,関野祥子
2019.8.25,長野県飯田市しらびそ高原,3♀♀
2019.8.26,長野県飯田市しらびそ高原,1♀
2019.9.15,長野県蓼科高原,1♀
2021.7.22,長野県湯の丸山,3♂♂
2021.8.4,山梨県山梨市,1♂,大橋豊嗣
2021.7.24,長野県諏訪市八島ヶ原湿原,1♂1♀
2021.9.7,長野県入笠山,2♀♀,関野祥子
2022.7.30,長野県塩尻市,1♂
2023.7.2,山梨県南都留郡,1♀,大橋豊嗣
2023.8.21,長野県塩尻市,1♀,杉浦 昌
2024.7.5,長野県塩尻市,1♀,杉浦 昌
2024.7.30,長野県立科町,1♀
2024.8.20,長野県下諏訪,1♀,大橋豊嗣

・ツマグロヒョウモン  名義タイプ亜種   Argyreus hyperbius hyperbius (Linnaeus, 1763)


写真数: 135枚


出現頻度
★★★★★
分布域 と 記録地点
【特  徴】 温暖化の影響で,東北地方でも見られるようになった。明るい草原や湿原,河原などで生息し,各種の花によく集まる。
【雌  雄】 ♀は,前翅の翅頂付近に黒色斑が発達するので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 パンジー・ニオイスミレ・タチツボスミレ・スミレ(スミレ科)
【生  態】 年数回,発生し,九州以北では,3月〜12月に見られ,南西諸島では,周年,発生している。九州以北では,幼虫で越冬する。
【生息地】  東北地方から八重山諸島まで見られる。北海道でも記録が出るようになった。
(参照)研究論文 愛知県内に生息する蝶類の分布域についての地球温暖化現象による影響の解明
【分  布】  種としては,日本以外では,アフガニスタン,パキスタン,インド,ヒマラヤ,インドシナ半島,フィリピン,インドネシア,オーストラリア東部,中国の南西部・南部,台湾に分布している。
 中国では,西蔵區,陳西省,山西省,河南省,雲南省,四川省,貴州省,広西區,湖南省,広東省,海南省,福建省,上海市に,台湾や日本と同じ名義タイプ亜種が分布している。
【近似種】 なし
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
本 土




































南西諸島



































記録
1976.9.18,愛知県岡崎市茅原沢町,1♂,三浦重光
19946.10.2,愛知県岡崎市中町,1♂
1995.9.29,愛知県岡崎市本宿町,1♂,松井直人
1995.10.1,愛知県岡崎市本宿町,1♀,松井直人
1995.10.7,愛知県岡崎市池金町,1♂
1995.11.3,愛知県岡崎市中町,1♂
1996.10.10,愛知県岡崎市池金町,1♂
1997.6.8,愛知県岡崎市日名南町,1♂
1997.8.16,愛知県岡崎市中町,1♂
1997.9.15,愛知県岡崎市中町,1♂
1997.11.3,愛知県岡崎市日名南町,1♂
1997.11.23,愛知県岡崎市岡崎公園,1♂
1998.8.10,愛知県岡崎市矢作町,1♂,岩月学
1998.8.26,愛知県岡崎市矢作町,1♂,岩月学
1998.9.1,愛知県岡崎市矢作町,1♂,岩月学
1998.9.5,愛知県岡崎市岡崎公園,1♂
1998.9.20,愛知県岡崎市岡崎公園,1♂
1998.10.3,愛知県岡崎市岡崎公園,1♂
1998.10.18,愛知県岡崎市岡崎公園,1♀
1998.10.25,愛知県岡崎市岡崎公園,1♀
1998.10.25,愛知県岡崎市本宿町,2♂♂,松井直人
1998.10.28,愛知県岡崎市本宿町,1♂1♀,松井直人
1998.11.3,愛知県岡崎市日名南町,1♂
1998.11.15,愛知県岡崎市本宿町,2♀♀,松井直人
1999.5.14,愛知県岡崎市矢作町,1♂,岩月学
1999.5.28,愛知県岡崎市日名南町,1♂
1999.7.3,愛知県岡崎市中町,1♂
1999.7.19,愛知県岡崎市中町,1♂1♀
1999.8.3,愛知県岡崎市中町,2♂♂1♀
1999.8.25,愛知県岡崎市中町,1♂2♀♀
1999.9.26,愛知県岡崎市中町,1♂
1999.10.28,愛知県岡崎市竜泉寺町,1♂
1999.11.15,愛知県岡崎市中町,1♂
1999.12.4,愛知県岡崎市梅園町,1♂
2000.5.16,愛知県岡崎市中町,1♂,大矢佑基
2000.5.21,愛知県岡崎市中町,1♂1♀,大矢佑基
2000.5.24,愛知県岡崎市井田町,1♂1♀
2000.5.25,愛知県岡崎市広幡町,1♀
2000.5.28,愛知県岡崎市井田町,1♀
2000.6.30,愛知県岡崎市東本郷町,1♀
2000.7.19,愛知県岡崎市井田町,2♂♂
2000.8.16,愛知県岡崎市井田町,2♂♂
2000.9.15,愛知県岡崎市井田町,1♂
2000.10.5,愛知県岡崎市日名南町,1♀
2000.11.19,愛知県岡崎市中町,1♀,岩月学
2001.5.7,愛知県岡崎市戸崎町,1♂
2001.6.20,愛知県岡崎市戸崎町,1♂
2001.11.15,愛知県岡崎市戸崎町,1♀
2002.4.28,愛知県岡崎市大西町,1♂
2002.6.28,愛知県岡崎市日名南町,1♀
2002.11.8,愛知県岡崎市戸崎町,1♀
2003.5.6,愛知県岡崎市高隆寺町,1♂,柵木宗孝
2003.5.13,愛知県岡崎市高隆寺町,6exs.,柵木宗孝
2003.7.2,愛知県岡崎市戸崎町,1♀
2003.7.15,愛知県岡崎市戸崎町,1♂1♀
2003.8.25,愛知県岡崎市桑谷町,1♀,柵木宗孝
2003.8.29,愛知県岡崎市小美町,2♂♂1♀,柵木宗孝
2003.9.7,愛知県岡崎市戸崎町,1♂
2003.9.26,愛知県岡崎市戸崎町,4♂♂2♀♀
2004.4.26,愛知県岡崎市戸崎町,1♀
2004.9.21,愛知県岡崎市戸崎町,1♀
2005.9.28,神奈川県川崎市,1♂1♀,中川紀世
2006.5.31,神奈川県川崎市,1♀,中川紀世
2007.5.3,愛知県岡崎市日名南町,1♂
2010.8.2,愛知県岡崎市池金町,1♂
2010.10.25,愛知県岡崎市日名南町,1♂
2011.9.15,愛知県岡崎市池金町,1♂
2011.11.21,愛知県岡崎市六名3丁目,1♂
2012.6.16,愛知県岡崎市六名3丁目,1♂1♀
2013.4.15,沖縄県名護市名護岳,2♂♂1♀
2013.5.4,愛知県岡崎市日名南町,1♂
2014.6.24,愛知県岡崎市日名南町,2♂♂1♀
2015.5.6,愛知県岡崎市東河原町,1♂
2015.9.28,愛知県岡崎市小呂町,1♀
2015.10.2,愛知県岡崎市小呂町,1♀
2015.10.6,愛知県岡崎市小呂町,1♀
2015.10.27,名古屋市西区新川堤防,1♂
2015.11.10,愛知県岡崎市日名南町,1♀
2016.7.3,愛知県岡崎市日名南町,1♂
2016.9.26,愛知県岡崎市小呂町,1♂
2016.10.12,愛知県岡崎市小呂町,1♂
2016.10.15,愛知県岡崎市小呂町,1♂
2016.11.3,愛知県岡崎市高隆寺町,3♂♂
2017.9.19,愛知県岡崎市小呂町,1♀
2017.9.24,愛知県岡崎市小呂町,1♀
2017.9.27,愛知県岡崎市小呂町,1♀
2018.4.12,愛知県田原市蔵王山,5♂♂
2018.6.12,愛知県岡崎市桑谷展望地,3♂♂
2018.6.21,愛知県岡崎市桑谷展望地,3♂♂
2018.8.6,長野県上松町上松,1♀
2018.9.3,愛知県豊橋市豊川堤防,1♂
2018.10.17,愛知県田原市蔵王山,1♂
2018.10.29,愛知県新城市,3♂♂1♀
2018.11.1,愛知県春日井市落合公園,2♂♂1♀,荒川尚彦
2019.4.21,愛知県岡崎市上衣文町,1♂
2019.5.22,愛知県田原市蔵王山,1♂
2019.6.25,愛知県豊田市小田木町,1♀
2019.10.27,奈良県奈良市,1♂,高月陽生
2020.5.1,愛知県豊川市宮路山,1♂
2020.8.5,愛知県春日井市,1♂,荒川尚彦
2021.4.21,愛知県新城市,1♂
2021.5.14,愛知県岡崎市渡通津町,1♀
2021.9.17,東京都小金井市,2♂♂,小林清二
2021.9.20,高知県香美市,1♂,高月陽生
2021.9.21,愛知県岡崎市日名南町,1♂
2021.9.25,東京都小平市,1♀,小林清二
2021.8.26,愛知県田原市蔵王山,1♂
2021.9.25,高知県香美市,1♀,高月陽生
2021.10.2,愛知県春日井市,1♂,荒川尚彦
2021.10.4,東京都小金井市,1♂,小林清二
2021.10.11,東京都小平市,1♀,小林清二
2021.11.3,愛知県春日井市,2♂♂,荒川尚彦
2021.11.25,東京都小平市,1♀,小林清二
2021.12.11,愛知県豊田市矢並町,1♀
2022.4.9,鹿児島県奄美大島,1♂1♀,高村葉子
2022.4.13,高知県香美市,1♀,高月陽生
2022.4.17,高知県香美市,1♂,高月陽生
2022.4.22,千葉県南房総市,1♂,山本和彦
2022.4.25,愛知県春日井市,1♀,荒川尚彦
2022.5.10,東京都小金井市,1♀,小林清二
2022.5.14,東京都小金井市,1♂1♀,小林清二
2022.5.25,愛知県豊橋市葦毛湿原,1♀
2022.7.20,東京都小平市,1♀,小林清二
2022.7.31,高知県香美市,1♀,高月陽生
2022.8.11,東京都小平市,1♀,小林清二
2022.8.29,岩手県洋野町,1♂,三河和夫
2022.9.24,愛知県岡崎市小呂町,1♂
2022.9.27,東京都小平市,1♀,小林清二
2022.10.1,愛知県岡崎市日名南町,1♂
2022.10.8,東京都西東京市,1♂,小林清二
2022.10.14,愛知県岡崎市矢作町,1♂,高村葉子
2022.10.27,東京都小平市,1♂,小林清二
2022.11.8,東京都小平市,1♂,小林清二
2022.11.12,愛知県岡崎市日名南町,1♀
2022.11.15,愛知県岡崎市竜美東,1♂,高村葉子
2022.12.8,東京都小金井市,1♀,小林清二
2023.4.9,千葉県南房総市,1♀,山本和彦
2023.4.17,東京都西東京市,1♂,小林清二
2023.4.23,愛知県岡崎市日名南町,1♀
2023.5.6,東京都小平市,1♀,小林清二
2023.6.5,東京都西東京市,1♂,小林清二
2023.8.19,岩手県洋野町,1♂,三河和夫
2023.9.3,岐阜県高山市,2♂♂1♀
2023.9.15,青森県八戸市,1♀,三河和夫
2023.9.17,長野県阿智村,1♂,杉浦 昌
2023.9.18,愛知県岡崎市茅原沢町,1♀,高村葉子
2023.9.25,茨城県坂東市,1♂,吉田信雄
2023.10.2,東京都東村山市,1♀,小林清二
2023.10.7,高知県香南市,1♂,高月陽生
2023.10.8,茨城県坂東市,1♀,吉田信雄
2023.10.22,愛知県岡崎市岩津町,1♂,松野光恭
2023.11.22,愛知県岡崎市仁木町,1♂,松野光恭
2024.4.13,高知県香美市,1♂,高月陽生
2024.4.15,愛知県安城市大山町,1♂,村井弘子
2024.4.28,東京都小金井市,1♂,小林清二
2024.5.2,愛知県岡崎市淡渕町,1♂,村井弘子
2024.5.3,愛知県岡崎市茅原沢町,1♂,高村葉子
2024.5.3,愛知県新城市,1♂
2024.5.8,愛知県豊川市市田町,1♀
2024.5.11,愛知県岡崎市岩津町,1♀,松野光恭
2024.5.15,長野県松本市,1♀
2024.6.1,愛知県岡崎市岩津町,1♂,松野光恭
2024.6.11,愛知県岡崎市日名南町,1♀
2024.6.15,愛知県岡崎市岩津町,1♀,松野光恭
2024.6.27,茨城県坂東市,1♀,吉田信雄
2024.7.6,東京都小平市,1♀,小林清二
2024.7.15,愛知県岡崎市茅原沢町,1♂,村井弘子
2024.7.27,長野県平谷村,1♂,村井弘子
2024.8.13,千葉県南房総市,1♂1♀,山本和彦
2024.8.16,愛知県岡崎市茅原沢町,1♀,村井弘子
2024.8.26,東京都小金井市,1♂,小林清二
2024.9.4,茨城県坂東市,1♂,吉田信雄
2024.9.4,長野県阿智村,1♀,杉浦 昌
2024.9.6,愛知県豊田市梨野町,1♀,高村葉子
2024.9.23,愛知県岡崎市日名南町,1♂
2024.9.23,愛知県岡崎市鳥川町,1♀
2024.9.28,愛知県岡崎市鳥川町,1♂1♀,高村葉子
2024.10.13,愛知県岡崎市鳥川町,1♂,高村葉子
2024.10.24,愛知県岡崎市細川町,1♀

・オオヤマミドリヒョウモン     Childrena childreni childreni (Gray, 1831)


写真数: 1枚
(参考:ミャンマー産)


出現頻度
☆☆☆☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】 迷蝶で,日本では,過去2例の記録がある。
【雌  雄】 ♀は,翅表が茶褐色になり,黒斑が発達するので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 (迷蝶のため,日本での繁殖例はない)
【生  態】 8月,10月に記録が出ている。
【生息地】 鹿児島県山川町の鷲尾岳,福岡県糸島郡志摩町火山で記録がある。
【分  布】  種としては,インド,シッキム,ミャンマー,中国に分布している。
 中国では,陳西省,湖北省,西蔵區,雲南省,浙江省,江西省,福建省,広東省,(上海市)に分布している。
【近似種】 なし
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
暖  地



































記録


・ウラベニヒョウモン  名義タイプ亜種   Phalanta phalantha phalantha (Drury, [1773])


写真数: 1枚
(参考:台湾産)


出現頻度
☆☆☆☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】 迷蝶,偶産蝶である。2003年,2004年は,西表島,石垣島で大発生した。
【雌  雄】 ♀は,黒斑が発達し,後翅裏面の中央付近に褐色の帯が出現するので,雌雄を区別することができる。。
【食  草】 シダレヤナギ・トゲイヌツゲ・ウンリュウヤナギ(ヤナギ科)
【生  態】 各月に記録が出ている。
【生息地】 沖縄本島から八重山諸島にかけて,記録があリ,偶産したこともある。
【分  布】  種としては,日本以外では,インド,ヒマラヤ,インドシナ半島(シンガポールタイ),フィリピン,ボルネオ島,インドネシア,オーストラリア西部,中国の南西部・南部,台湾に分布している。
 中国では,雲南省,四川省,貴州省,広西區,湖南省,広東省,海南省,福建省に,台湾や日本と同じ名義タイプ亜種が分布している。
【近似種】 なし
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
南西諸島



































記録
(参考)2019.7.14,台湾台東縣池上郷,1♀

・ヒメウラベニヒョウモン     Phalanta alcippe (Stoll, 1782)


写真数: 1枚
(参考:マレーシア産)


出現頻度
☆☆☆☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】 迷蝶である。日本では,1例が報告されている。
【雌  雄】 ♀は,黒斑が発達するので,雌雄を区別することができる。。
【食  草】 (迷蝶のため,日本での繁殖例はない)
【生  態】 7月に記録されている。
【生息地】 与那国島での記録がある。
【分  布】 種としては,インド,ヒマラヤ,タイ,マレーシア,フィリピン,インドネシアに分布している。
【近似種】 ウラベニヒョウモンに似ているが,本種は,翅表の黒斑がよく発達するので,区別することができる。
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
八重山



































記録
(参考))2019.9.24,マレーシア・タパ19マイル,1♂,大橋豊嗣

・タイワンキマダラ  名義タイプ亜種   Cupha erymanthis erymanthis (Drury, [1773])


写真数: 10枚


出現頻度
★★★☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】 偶産蝶であるが,沖縄本島以南では,ほぼ定着してきている。山林の周辺に生息するが,人の気配に敏感で,撮影は難しかった。
【雌  雄】 ♀は,若干,黒斑が発達するが,生態写真では顕著な違いはなく,雌雄を区別することは難しい。
【食  草】 トゲイヌツゲ(ヤナギ科)
【生  態】 各月に記録が出ている。
【生息地】 沖縄本島から八重山諸島まで見られ,台湾から飛来して定着した。越冬態はない。
【分  布】  種としては,日本以外では,インド,ヒマラヤ,インドシナ半島(マレーシアシンガポールラオスタイ),ボルネオ島,インドネシア,中国の南西部・南部,台湾に分布している。
 台湾産は,同じ亜種である。
 中国では,西蔵區,雲南省,四川省,貴州省,広西區,湖南省,広東省,海南省,福建省に,台湾や日本と同じ名義タイプ亜種が分布している。
【近似種】 なし
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
南西諸島



































記録
2013.4.19,沖縄県西表島上原,1ex.
2013.11.9,沖縄県西表島,1ex.,安中弘行
2016.10.24,沖縄県西表島,2exs.,安中弘行
2016.11.24,沖縄県西表島,1ex.,安中弘行
2017.11.29,沖縄県西表島,1ex.,安中弘行
2023.7.24,沖縄県西表島,1ex.,高月陽生

・ウスイロネッタイヒョウモン    Cirrochroa tyche C. Felder et R. Felder, 1861


写真数: 1枚
(参考:マレーシア産)


出現頻度
☆☆☆☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】 迷蝶で,日本では,1例があるのみである。
【雌  雄】 ♀は,翅表の地色が薄くなり,黒色斑が発達するので,雌雄を区別することができる。
【食  草】 (迷蝶のため,日本での繁殖例はない)
【生  態】 8月に記録された。
【生息地】 鹿児島県宝島で記録された。
【分  布】  種としては,日本以外では,ベトナム,ラオス,マレーシアカンボジアタイ,インドネシアに分布している。
 中国では,雲南省,広西區,広東省,海南省に分布している。
【近似種】 なし
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
南西諸島



































記録
(参考)2018.12.31,マレーシア・ランカウイ島,1ex.,足立幸子

・カバタテハ    Ariadne ariadne pallidior (Fruhstorfer, 1899)


写真数: 1枚
(参考:台湾産)


出現頻度
☆☆☆☆☆
分布域 と 記録地点
【特  徴】 迷蝶,偶産蝶である。
【雌  雄】 ♂は,前翅裏面の後縁部に暗褐色の性標があるので,裏面が見えれば雌雄を区別することができるが,翅表は雌雄同形なので,翅表だけでは,雌雄を区別することは難しい。
【食  草】 ヒマ(トウダイグサ科)
【生  態】 春から秋にかけて記録が出て,偶産したこともある。
【生息地】 八重山諸島で記録がある。
【分  布】  種としては,インド,ヒマラヤ,インドシナ半島,ボルネオ島,インドネシア,中国の南西部・南部,台湾に分布している。
 中国では,西蔵區,雲南省,四川省,貴州省,広西區,湖南省,広東省,海南省,江蘇省,浙江省,福建省,上海市に分布している。広東省,海南省に分布しているものは,別亜種 A.ariadne altenus で,それ以外は,名義タイプ亜種 A.ariadne ariadne である。
【近似種】 なし
成虫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
八重山



































記録
(参考)2017.9.6,台湾南投縣南山溪,1♂


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